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あなたは官僚と政党どっちが強いと思いますか?
戦前は天皇中心の国家をつくるために官僚は官吏としてその力は政党に勝るものだったと認識しております。 戦後はともかく現在はどちらが強いと思いますか?政党にもやはり官僚OBがいたり官僚との依存があったり政治的任用職の数からみて官僚が強いとの見方もやはりあるのですがどうでしょう?根拠があれば是非聞かせてください。
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- plus80s
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<<霞が関で一番威張っているのは誰か>> 国会議員? 国会議員が支援団体や、出身地域の意を受けて、例えば経済産業省に行くとします。 同省の官僚は、議員を先生と言って形だけは丁重に取り扱うし、議員によっては俺は国民の代表だと威張って役人に対応するかも知れません。 (実は地域または特定団体の代表なのに。) しかし、議員のやる事は正確に言えば一般国民の官庁への陳情と同じです。 官僚は心の中では、いくら議員が威張っても、彼らは所詮、地域や支援団体の代表に過ぎないし、日本全体の経済産業省の所管事項を見て判断するのは俺達と思っているでしょう。 一方、国会議員は通産省の全体の予算などは無視し、とにかく余所からの陳情より、自分の陳情を通して貰おうとして、つい卑屈にお願いする気持ちになるのはありがちではないでしょうか。 経済産業省の官僚? しかし、その経済産業省の官僚も、財務省に対しては、議員と同じ立場で他の省庁より余計に自分達の予算を分捕ろうとします。 一方の財務省の官僚は、通産省の所管事項を含む日本全体のことを判断しているのは俺達だと思っていると思います。 だから財務省の官僚は、諸省の官僚より優位な立場になります。 それを如実に表しているのは、テレビで良く見る本来なら皆同じ立場の筈の、諸省庁の財務省詣でです。 財務省の官僚? これだけ書くと霞が関で一番威張っているのは財務省の官僚と言う事になりますが、その各省を統括する大臣の話が抜けています。 然し、財務省を例にとっても、統括するのは財務大臣ですが、最近ではこんど亡くなられた宮澤喜一さんを除いては皆官僚の意見を代弁しているようでどうも影が薄いようです。 霞が関全体を見てもごく最近では、柳沢さんに代表されるように、竹中平蔵さん以外はみな官僚の言いなりになっているような気がします。 これを見るとやはり財務省の官僚が一番かなとも思うが、塩川さんが言う、「一般会計はお粥、特別会計は御馳走」の発言の様に、特別会計は各省の意のままだから話がややこしくなります。 総理大臣? 結局、財務省も各省を実質的にコントロール出来るのは、端的に言えば、総理大臣です。 何故ならかれは財務省を含む全ての、省庁の所管事項を全て統括しているし、大臣の任命権を持っているからです。 この実質的な力関係を図式で書けば、 国会議員→諸官庁官僚→財務省官僚→総理大臣 となると思います。
- IXTYS
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明治新政府にとっての最大の案件は徳川幕府時代に諸外国と結んだ不平等条約の修正でした。 そのためには日本が立法、行政、司法の三権分立した近代国家であると見せる必要がありました。 そこで、二大政党の形を作り、『猿芝居』の演説会を頻繁にやっていました。 かれらは勲章に身を固め馬車に乗せて走ったりと体裁を整えるに躍起となっていました。 三権のうちで行政だけが突出していたのです。 それは新憲法下の戦後においても殆ど変わることはありません。 実質は官僚による独裁国家といえるのではないでしょうか。 行政の突出はアジアの後進国に共通しています。 日本も官僚国家の特徴を色濃く滲ませています。 インドでODAの仕事をした時、インド政府と再三に亘って交渉をしました。 病院関係の改善事業ですから交渉相手は保健省と財務省でした。 インドの病院の首脳が『今日はミニストリーに行く』『今日はガバメントに行く』と言葉を言い換えて使っていました。 ミニストリーとは保健省のことで、狭い粗末な執務室で会議。 保健省の役人は年寄りで頼りにならない。 ガバメントとは財務省で、高い天井の広い執務室に秘書が何人もいて、長い時間待たされる。 会議は要領よくプレゼンをやらないと、ひどく叱られる。 それも若い財務官僚に。 この財務省が突出しているのはインドネシアも然り。 日本もこの二国ほどひどくはないが似たり寄ったり。 要するに金を握っている財務省だけがひどく威張っている。 この体質を変えていかないと、本当の民主主義国家にはなりえない。
お礼
同じ省庁でも体質にこれだけ差があるとは。。。一概に政治家と官僚という枠組みで比較するのは 危険かもしれないですね。具体例もあり非常に参考になりました。ありがとうございます。
- mmky
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#9さんに賛成ですね。理由は簡単です。行政が法律によって運営されている以上、法律の細部まで理解していることが国を治めるということなんですね。国会議員が法律の細部を決めているのではありません、むしろそのような能力のない方が選挙には強いようですね。省令などを読むとよくわかりますね、非常にあいまいな表現が多々みられます。あいまいということは解釈法であって誰でも読めば判る法律ではないのですね。だから役人や官僚が大手を振ってのさばることになっていますね。国会議員が子供でもわかるように明確な法律(文章)を作れば、役人はほぼ要らなくなりますね。憲法からして解釈してますね。「でも、しかし、なお、それは・・・」などというあいまいさを残す日本人の気質が法律(言葉)をあいまいにし、官僚を作っているのかもしれませんね。
お礼
そうですね。今の政治家は馬鹿ばっかりです。政治主導なんて民主党は謳いましたが なんのその。やっぱり官僚は賢いですね。
- aozola
- ベストアンサー率12% (72/563)
昔から言われていますが、官僚でしょうね、なぜかというと最大の理由が政治家が政治制度を理解していないということ、昔から答弁は役人にやらせたりしていますが、それをみてもわかるとおり、実は日本の政治家の多くは国の制度を理解してなく、また立法をする能力も低いです、 ですから実際のところ全部の議員がそうというわけではないですが、議員の多くは役人に操られているようです、小泉氏も強気なことを日ごろは言っていましたが、あの人も操られていたようです、結局政治家が実力不足なので、いいように役人に利用されてしまっているのが実態のようです。
お礼
そうですね。馬鹿な政治家だと明らかに官僚が優位になるように見えます。 しかし賢い官僚が政治家になったら・・・
- pekopeko-goo
- ベストアンサー率73% (83/113)
私も#5に近いイメージで、むしろ潜在的には政治家の強いと思います。 たとえば官僚優位を示す具体例として(1)官庁が政策を立案する、(2)政治家に官僚出身者が多い、などが挙げられます。 しかし、(1)については、官庁が立案した改革法案が自民党政調会での与党審査で軌道修正されたり骨抜きにされたり、というのはよくある話です。そもそも与党が拒否するような政策を官庁が立案できないとすれば、いくら「官庁が政策立案を担っている」と言っても所詮は政治家の掌の上での話になってしまいます。 (2)についても、わざわざ官僚の出世コースを外れて政治家になるということは、「官僚<政治家」の顕れとも言えます。 紋切り型の議論では、よく70年代くらいから官高政低から政高官低へだんだんシフトしてきた、なんて言われます(ここでの「官」は官邸じゃなくて官僚)。経済成長の鈍化で、限られた予算を調整する必要が生じてきたことから、自民党内で政策通の議員(族議員)が、省庁間の調整や財務省との調整を仲介するようになった、という具合でしょうか。また、右肩上がりの高度成長が終わったこと自体が「各業界の多様な利害の受け皿」としての政党の地位を押し上げた、とも言えるかもしれません。
お礼
確かに官僚から政治家に転身する輩は多いですよね。リスクが有るにも関わらず・・ 政治家、権力者ですね・・
- gootttt
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天皇の官吏だった頃の癖が抜けていないのは確かだと思います。 第二次世界大戦後、GHQによって公職追放された大蔵官僚は10人にも満たなかったそうです。 つまり官僚たちにとっては敗戦というのは『外での出来事』だったわけです。 しかしそれでもお上(天皇)の官吏から国民の僕になってから60年たつわけですし、省庁再編や小泉内閣の政治主導などの影響で官僚の役割も多少変わってきていると思います。 例えば、予算の大枠を昔は大蔵相が決めていたわけですが、現在では骨太の方針で決めているわけです。 ですから、ある程度は政治主導になってきていると思いますが、まだ道半ばというのが個人的感想です。 最後に本をお勧めしたいです。 『官邸主導-小泉純一郎の革命-』 http://tinyurl.com/2vuoz7 そこら辺の政治家や役人の考え方や小泉政治における政権運営スタイルの移り変わりを記していてとても面白いです。
お礼
なるほど。小泉純ちゃんの革命。本当に面白そうです。民主党とはレベルが・・
- gohansuki
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要するにどちらかが強いというのは重要な局面において主導権を発揮できるほうに軍配をあげればいいというお話。法案一つとってもそれは官僚が準備していてしかも原案が修正されないまま通過してるため官僚優位に見える。しかしカラクリは官僚が政党の要望を事前に聞いてそれを吸収しているんですよ。裏があるからそれを見極める力が必要です。
お礼
やっぱり官僚は政治家のいいなりですね。とりあえずブレインとして働けよと そういうことですよね。
- gohansuki
- ベストアンサー率0% (0/0)
そんなの政治家に決まっているでしょうに。そりゃ官僚は政党がその利害などを明示的に表明する領域では政党に従属していますけど、特に人事権と予算過程という重要な側面なんかは明らかに政党にイニシアチブ握られていますよ。事務次官や局長の人事では、かなりの程度において政治色を帯びていますしね。あと公社公団等への天下り人事問題まで含めれば、政党が強いとはいかないまでも優位なのは明らかでしょう。 要するに官僚は政策形成段階では政治家に勝るがその自律性は政党に縛られているということです。官僚が強いなんて昔の話。まぁ強いという言い方は多少語弊を招きますが。
お礼
なるほどなるほど。私もそのように感じました。少しすっきりした気がします。 ありがとうございます!
- ppowerrade
- ベストアンサー率57% (4/7)
強いのは政、タチが悪いのが官。 国民に対し説明出来る、あるいは賛同を得られる政治の強み。 言い換えれば言い訳出来る。 逆に説明しないで推し進める体質の官僚はタチが悪い。 こっちは言い訳出来ないし、する気もない。 どっちが強いかというか、テリトリーが違うと言う 意識から、そもそも本気で対決してない。 どっちもお互いの利権を守る為に動いて居るに過ぎない。 しいて言うなら、テリトリーを破ろうとした政治家の言うことなんざ 官僚は聞きはしないし、大臣が替わるまで適当に過ごすだけ。 度を超えた真面目な大臣が出てきたら、悪しき風の噂でも流すかな? よって大抵の場合は最初から勝負なんてしてない出来レース。 どっちが強いとかは無い。
お礼
なるほど。比べること自体ベクトルが違うというわけですね。 そういう見方もできるんだということを参考にさせていただきます。
- weber7009
- ベストアンサー率29% (72/245)
小泉内閣誕生前までは圧倒的に官僚の方が強かったのでは・・・。 小泉前総理は自民党をぶっこあすと言いましたが、一方で官僚指導の国家運営を見直すとも言いました。 小泉氏の見直すという意味は「官邸主導」という意味で、政党に国家運営を任せていたら官僚の思うままになりかねないという懸念があったからです。 佐々淳行氏が新聞の対論の中で、去年北方領土で日本人の漁師がロシアの警備艇に銃撃殺害された事件で上坂冬子氏が日本政府の、特に外務省の対応を批判したのに応えて「戦後の経済至上主義ですね。防衛はアメリカに任せっぱなし、治安は警察が一人でやってきた。外交というのは外務省独占でしょう。この3つ、実は日本の政治家は握っていい無いんですよ。」(産経新聞2007.1.4朝刊) と言って、小泉氏がこれではいけないと言い出したそうです。 官邸強化を謳った小泉内閣は厚生労働省の反対を押し切って「ハンセン病訴訟問題」で控訴を断念しました。これは、小泉内閣の最初の「官邸主導」です。 これでもお分かりのように、あの奇人、変人の小泉さんだからこそ出来た決断ですが、現在安陪総理は小泉氏の理念を受け継いで「官邸主導」を目論んでいますが、官僚たちからすればお手並み拝見ということで、一時期官僚から指導権を取り戻したように見えますが、本日の新聞(産経新聞)の欄にも「財政再建」に関して、三者三様の答えをしています。 中川秀直自民党幹事長「基礎的財政収支の黒字化のための増税ならゼロも」 太田弘子経済財政担当大臣「歳出削減を可能な限り行い、増税幅を縮小」 尾身幸次財務省「歳出カットだけで財政再建は難しい。抜本的な増税論議が必要」 この論調を見ただけでも、尾身大臣が財務省の官僚が描いた増税路線を代弁している事が分かります。 以上、結論から言いますと、官僚に軍配を上げざる得ません。
お礼
なるほど。確かに官僚が強いかもしれません、しかし結局強いというのではなく 官僚の方が頭がよい?という感じで政治家が納得しているからそれを遂行している だけのように思えます。これは強いとは言えないのかもしれません・・
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お礼
おおおおおおおおお。 国会議員→諸官庁官僚→財務省官僚→総理大臣 この書式。最高です。グッドな回答有難うございます。すごくすっきりしました。