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国家神道という宗教
戦前は、国家神道、という国家の宗教があったようですが 「神道は宗教ではない」、から、憲法の信教の自由とは矛盾しない、とされました。 祭政一致にするため、天皇を現人神にしたそうです。戦後に、天皇は人間宣言により、 人となりましたが。一方、宗教では、マインドコントロールや洗脳が問題となります。 本当の自分の意志によらずに、いろいろな手段によって主義・思想を持たされてしまうようです。 天皇を現人神として、国家が宗教をやっていた訳ですから、マインドコントロールなどによって、 特攻や集団自決までもが行われたのでしょうか?
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日本人ってmind-controlをするのもされるのもあまり得意ではなさそうです。 まぁ何でも受け入れ、湿気の多い国民性心性で同化し、ご近所、お隣りの○○さんって付き合いますから。 お上が表立っていうことには調子を合わせる。社会や世間様のいっていることとは違う事はしない。 二枚の看板が上から下まであったと存じます。 そういったってなぁ、っていうのが。 叔父と母(叔父明治32の妹明治40)がよく口ずさんでいました。歌うのです、郷土の伝統狂言の舞台の科白。 『人が傘をさすなら おれも傘をさそうよ ちりちりやちりちり 雨の降る日は天気が悪い 兄貴わしより年が上、 犬が西むきゃ尾は東』 よく天皇や皇室、そして皇国を誇りに思い、大事にしてはいましたが、冷やかしたり皮肉ったりもしていました。無論、家の中や友達同士で。 父明治32は欧米航路の船員でしたが、『あぁこの戦争は敗けるさ、国の大きさも力も違う。世間を知らないのだ』といっていましたが、ご近所からは気違いだから相手にしない、という保護をされることになりました。 55年前大学に就職したとき、景仰し尊敬していた方も、階級は陸軍大尉(営門大尉ではなく、大分前に退役されていました)でしたが、『それほど日本人って狂ってはいなかったよ。価値観の統一なんてできてはいなかったよ。結構みんなしらけていた。戦争中だって、そんなに思想統一なんてできるものではないよ』なんて述懐していました。 以上ご参考までに。まぁインテリたちは醒めていたのかもしれません。
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- hekiyu
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本当の自分の意志って何でしょう。 そんなモノがあるのですか。 人は生まれて、親や兄弟、友人、世間から 色々なモノをもらって生きて行きます。 その過程で自分が造られていくのです。 その意味で、人間社会は総て洗脳です。 民主制が良い、なんてのも洗脳の結果でしょう。 殆どの人は、民主制の正確な定義すら知りません。 祖父などに聞いたことがあるのですが、当時でも 天皇の為に死、なんてことを考えている人は 少なくとも祖父の周りでは見たことがないそうです。 皆、日本の為、家族のために戦争に行ったと 言っていました。 日本のため、家族のため、というのが洗脳の結果でしょう。 米国は今でも、国家のためと称して戦争を繰り返していますね。 それから、天皇が神だなんて、真面目に信じた人は 圧倒的に少数だったということです。 貴方は、どこかの思想にマインドコントロールされて いませんか?
- ch1ken
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当時の日本の人口は数千万人いましたが、常識的に考えて、そんなに多くの人が同じマインドコントロールにかかっていると考えるのには無理があると思います。昔の人も今の人も同じ人間、日本人です。 特攻や集団自殺が行われた背景は別にあります。 当時の時代背景は、植民地時代でした。わかりやすく言えば、日本とタイ以外のすべてのアジアの国の人が列強(欧米)の国の奴隷だったということです。なので、日本がアメリカとの戦争に負けてしまえば、日本人が奴隷として売られるという結末も、当時の人としては予想していました。 特攻隊の若い隊員たちは、自分の家族がそんな状況になってしまわないよう、みんなのために自分の命を投げ出して突撃していったわけです。現に、特攻に行く寸前に隊員の方が書いた手紙は、家族や地元、日本の未来のことを思って書かれたものばかりです。マインドコントロールで狂わされていたような内容ではなく、どれも教養の高い文章で思いが綴られていますので、実際に読まれることをお勧めします。 集団自決にしても、捕虜になって拷問されて日本の不利になる情報を漏らしてしまわないよう、軍の足手まといにならないよう、住民が配慮して自分の命を投げ出したというわけです。ですので、特攻隊の方々と思いは同じだったと思います。 敗戦後、アメリカの占領を受けながらも結果的には日本人は奴隷にならずに済みました。日本人を奴隷にしようとすれば死ぬまで抵抗するということを、特攻隊の方々がアメリカ軍に知らしめたからです。その結果、日本が立ち直れないほど致命的に破壊されることを避けられ、経済大国になることができました。 したがって、特攻隊員の方々は、宗教的なマインドコントロール下で無駄死にをさせられたのではなく、家族や地域、日本のために命を投げ出し、そのことが私たちの現在の豊かな生活の土台となっていると考えるのが自然だと思います。