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枕詞:現人の

枕詞に「現人の」というのがあります。 辞書によると、身・命・世・人・妹に係るとあります。 生く(生きる)などには掛かりませんか? 枕詞の係り受けは、これだけって限定するものですか、 それらに近いイメージのものなら良し、とはなりませんか? どうなんでしょうか。

みんなの回答

回答No.4

いや、ですからね、 >「身・命・世」3語限定 とは私は言っていません。 私の最初の回答をご覧ください。 くどいようですが言葉を換えて、繰り返します。 「うつせみ」は定番になっているむなしいものにかかるんです。 典型が「身・命・世」なんです。 だから、その定番のむなしきものから外れたら、使ってももちろん構いませんが、陰で何を言われるか分かりませんよ、使うならその覚悟してお使いくださいと申し上げているのです。

gesui3
質問者

お礼

そうでしたか。 ありがとうございました。

回答No.3

「うつせみ」ですか。 その広辞苑は間違いですね。 語源は「うつしおみ」です。 漢字で書けば、「現し臣」です。 『日本国語大辞典』によれば、 -- 「万葉集」では、「この世」「(この世の)人」という意味に用いられ、虚しいものというニュアンスはないが、「空蝉」「虚蝉」「打蝉」などの表記が多く、そこから、はかないもののたとえになっていったとみられる。三代集の時代には、「から」「むなし」などとともに和歌に詠まれる型ができ上がったが、その後はあまり詠まれない。 -- とあるように、枕詞になったのは、「空蝉」と書かれるようになってから。 それから、「陰で笑われる」と申し上げたのは、 「うつせみ」は「身・命・世」にかかると決まっている。 それが和歌の約束。 それを知らぬとは情けない。 と、陰で言われることは覚悟してください、ということです。 最後に、動詞に係る枕詞も少なくありません。 朝露の (あさつゆの)→ 消ゆ 石の上 (いそのかみ)→ 降る・古る さなかづら → のちも逢ふ 投ぐる矢の (なぐるやの)→ 遠ざかる 月草の (つきくさの)→ 移る・移す・消ぬ・借る 真澄鏡 (まそかがみ)→ 清き・照る・かく・向かふ・磨ぐ・みがく

gesui3
質問者

お礼

・動詞に係る枕詞もたくさんある。 ・枕詞になったのは「空蝉」と書かれるようになってから。 ・語源は「うつしおみ(現し臣)」である。 この3点が勉強になりました。ありがとうございました。 >「うつせみ」は「身・命・世」にかかると決まっている。 wikiによれば、 「空蝉の(うつせみの)→命、世、人、身、むなし、わびし など」 と、むなし、わびし、も挙げ、おまけに「など」もやはり付けています。 「身・命・世」3語限定というのには疑問が残ります。

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回答No.2

少なくとも動詞にかかるのはおかしいのでは?

gesui3
質問者

お礼

なるほど、名詞にかからないからアウトなのですね。 ありがとうございました。

gesui3
質問者

補足

下記を訂正します。 名詞にしかかからないからアウト、でした。

回答No.1

浅学のため、「現人の」という枕詞を存じません。 なんと読むのでしょうか? 「うつしびと」ではありませんよね? そもそも枕詞でもないし。 「身・命・世・人」に係るのであれば、「うつせみの」というのがありますが、これは人の世のはかなさのイメージが強く、「生く」に書けるのは難しい。 「うつせみ」の語源とされる「うつしおみ」は枕詞とは言えないし。 ああ、そうそう、基本的には枕詞はかかる語が決まっています。 ただ、意味や音の類似によって、かかる語が増えていったという経緯もあるので、あながち、これ以外はダメ! とも言えない。 でも、詳しい人から、これは間違いと指摘されるのは覚悟しないと。 指摘されるならいいけど、黙って苦笑されるだけ、ものを知らないと裏で馬鹿にされるだけ、という覚悟も必要。

gesui3
質問者

お礼

> ものを知らないと裏で馬鹿にされる 『広辞苑』で、「現人の・空蝉の」として、枕詞として扱っています。 また、「空蝉」の説明で、空蝉の方が当て字であるともあります。現人が元々の「うつせみ」だったようです。ご確認ください。 さらに、他の枕詞集では、~、~、~などにかかる、と「など」が付いていますので、きっちり限定されるのではない様子から質問いたしました。

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