- 締切済み
NC立旋盤担当者が研磨禁止通達に疑問
- NC立旋盤を担当する仕事で、チップの研磨が禁止されました。会社は品質の安定を理由に研磨業務を業者に依頼する方針ですが、一律禁止の理由が理解できません。
- 研磨が必要な形状や部分があり、市販のチップでは対応できません。研磨の技術が必要な場合もあります。
- 一つの品物の仕上げに1~2週間もかかる大型単品加工の仕事で、寸法や形状、面粗度さえクリアであれば、研磨が禁止される意味がわかりません。
- みんなの回答 (6)
- 専門家の回答
みんなの回答
どちらかと言うと質問者さんの会社が言っている事に賛成ですね。 経営者の立場から考えると、将来に渡って同じ事が出来るというのは重要です。 例え非常に卓越した人が居たとしても、経営者はその人が居なくなった時の事も 考えておかねばなりません。 技術者なので日々己の腕を磨く事は当然と言えますが、もっと重要な事は そうして養った技術を、全くの素人でも使えるような物に仕上げる事です。 私の場合、自分が死んでも自分の持っている技術はこの会社に残るようにと 考えてやっていますが、幸いな事にうちの経営者はそういう所を見てくれているようです。 あと、自分でやればタダで済むというのは、何か有った時に文句が言えません。 金出して研いでもらった場合には、出来が悪ければ文句言えます。 そしてそんな事している時間があったら、本業で稼いで欲しいという考えもあります。 なんでそんな無駄な金を払うのかなという感覚はとても共感出来ますが、 良かれと思ってやってる事が実際には会社の利益にはならない という事もあるのだと最近は感じる様になりました。 客先の立場で見た場合、いつも同じ品質の物を作ってくれる所の方が 品質はとても良いんんだけどばらつきがある所よりも信頼出来ます。 回答(3)さんが言ってる事はとても大切です。 似たような製品を繰り返し依頼してくれるお客さんが居て、 こちらもやる度にだんだん腕が上がって良い物が作れるようになると どうよ、今回のは文句無いでしょ?などと思い上がりがちですが お客さんからはそんなに綺麗じゃなくて良いからその分安くしてとか言われます。 航空機業界が求める「工程凍結」という考えも、一度立ち上げた物は その後は誰がやっても同じ品質の物が出来るという事を求めています。 そんなのうちは単品物主体だから関係ないやと思ってはいけません。 工程凍結の背景にある合理的理由について、加工技術者は知っておくべきです。 最後に1つだけ、技術的な観点で気になる事があります。 > 要は寸法、形状、面粗度さえクリア出来てたら客先は何も言わないハズで、 > 一律研磨を禁止する意味が解りません。 単なる言葉の綾と言いますか、表現上の問題かも知れませんが、 サーフェスインテグリティという視点が欠けてはいないでしょうか? 大型部品を加工しておられるようですから、製品機能上の理由だけでなく 加工工数削減の為にも是非この理解を深められる事をお勧めします。 まぁでもせめて緊急時くらいは研ぐの許して欲しいですけどね。
視点の違いなのでどちらが正しいとは言えません。 「もったいない」VS「生兵法は怪我のもと」ですね。 質問者さんの言いたいことはよくわかります。 適切な知識・技能を習得させることができれば、コストは低減し、とれる手段は多くなります。 (周りの連中の実績至上主義にイライラしっぱなしです。) でも誰が、習得済みかというスキル管理が重要になるので意外と面倒です。 未熟なくせに専門家気取りの勘違い君が発生すると被害甚大です。 (バカは聞く耳を持たないのでオシャカ量産機+他人の工具クラッシャーになります。これにも困らされてます。) そういった意味では予防原則的に全部外注な会社側の対応も理解はできます。 あと、研磨もきちんと法規制対応とかすると意外とコストかかるかもです。 1.研磨による粉塵対策(保護具、健康診断実施など) 2.資格(自由研削砥石の特別教育とか)
弊社の似たような例です。 私が来たとき、新規にアルミメッキ鋼板のSPOT溶接が始まりました。 チップ用研磨機ドレッサーを買って、作業者自身で研磨することを経営者に勧めましたがドレッサー1台で新規にチップを何百個も買えるので買わないとの返事 溶接作業者は旋盤使えないので工機部門に頼むことにないました。 でも工機部門の作業者は古手、スポットの作業者は新米。 新米が古手に頼めるわけはなく、ヤスリで修正。 当然の如く客先クレーム発生。経営者はほっかぶり。 最近現場を見たらドレッサーを使ってじゃ有りませんか。 経営者が買ってくれたとの事です。 でも、頼むほうも経営者もアホなんだろうね。 テーパー用ではなく平面用 普通に買えばセットであるはずだが無いのです。 値段をケチったようです。 私のアドバイスを聞かず、現場の声は聞くようです。 貴君の会社も貴君以外の人が頼めば聞くかもよ。 結論は経営者はアホだということです。 もっとも私は給料泥棒です。
品質安定のため 会社規模がわかりませんが 天才より凡夫のほうが、品質は安定します 品質=良いものではない スーパードクターや味っ子は量産の世界では不良品なんですよ マックでハンバーガーを注文したら創意工夫された ハンバーガーが出てきたらそれは、不良品
>会社の言い分は正しいと言えるでしょうか? ・・・自身は優秀なのだが会社は意見を聞かずアホなことばかりやっているっと 聞こえます。それでは日本式の和を乱す人間のレッテルを貼られてしまいます。 自分の意見を会社にまづ伝えることです。そこから誤解もあれば解消されます。 互いに尊重し合あい、そして互いに支え合うことで和が生まれると言います。 確かに貴殿は優秀かも知れない。だが技術があるというだけでは人間の価値観を 語れない。会社が求めるのは和を持ってまとめられる真のリーダーなんだよ。 私の若いころに似ている気もするので、アドバイスになれば。。。 ちなみに仕事が幾ら出来てもあの性格ではっと影で言われるような・私のような 人にならないように。未だ設計だから今でも存在できているのかも知れませんw
補足
回答ありがとうございます。 工具の研磨も、習得には長い期間が必要ですし、研げない人や研ぎたくない人に、研げとも言えません。 工具の研磨ぐらいは皆が出来るようになってほしい、というのが本音です。 研ぐとか研がないとかで和を乱すのも馬鹿らしいので、黙ってますが。
会社の方針 『誰もが自分で研磨したチップを使ってたら個人差が出るし、品質が安定 しない。研磨は業者にお金を払って出すから、自分では研ぐな。』 は正しいと言えるか? とのご質問に対する答えはYesです。 質問者さん以外、マトモに研磨できないのですから、上層部のご判断は 背に腹は代えられぬ苦肉の判断でしょう。 いっぽうで、質問者さんのお考え 『本当に難しい形状の品物は、市販のバイトとスローアウェイチップでは 出来ませんし、ただ買ったチップを付けるだけでなく、チップに多少手を 加えないと出来ない部分もあります。お金では買えない『技術』が必要な 時もあります。』 も正しいと思います。 難加工において、職人さんの勘所はまさに腕の見せどころであり、質問者 さんの有する技能が羨ましいです。 至極愚直なアドバイスですが、上層部に職人技で研磨した工具と市販工具 との加工の差異を実際の加工ワークで説明し、技術の伝承を図りたいもの です。定時後に頭を下げて教えを乞うに来るような若者は居ませんか...
補足
回答ありがとうございます。 まあ会社の方針で『研ぐな』と言われれば研ぎませんし、逆らう気はありません。ただ、数十秒もあれば出来ることに、わざわざ業者にお金を払うのが勿体なく思います。 私以外は研磨自体が嫌いな人ばかりなので、ある程度は仕方ないと思ってます。
お礼
回答ありがとうございました。 幾らNCの時代とはいえ、ただNCを操作してチップを付け替えするだけの仕事じゃないと思うんです。 ただ、私以外まともに研磨が出来る人が居ないので、仕方ないとも思ってます。