• ベストアンサー

減損が始点で発生する場合の先入先出法

当月投入の原料費を当月投入の実在量で割るのではなく、当月投入の実在量-減損実在量で割るのは何故でしょうか?

  • 簿記
  • 回答数2
  • ありがとう数4

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
回答No.2

>Box図とにらめっこしてると、すぐに借方の当月投入原料費を、当月投入実在量で割って単価を出したくなるんです。Box図のパーティションに惑わされて・・・ お気持ちはわかります。 試験はわかっている人に解かせる問題ではなく、わかっていない人を落とすために作成されます。 だから、当期に該当する計算なのにもかかわらず、前期(越し高)にその原因があるといったようなわざとらしい計算が試験にでます。 これは、先入先出法だから、ややこしくなるだけです。 移動平均法であれば、そのまま割ってもかまいませんし、後入後出法であれば、始点に減損が発生していたら、永遠に考慮することなく、当期投入の実在量から-減損実在量を差し引く必要はありませんよね。 唯一、差し引く必要があるケースが生まれるとすれば、100%在庫(製品)が完売した時し尚且つ翌期へ繰り越す製品が「零」の時だけです。 つまり、この問題は敢えて始点とからませた、先入先出法だけに関係する単価計算になっていますね。 そう考えるとこのケースは日本語読解力の問題であるとも言えます。 期間損益に関する一定時点の貸借締め切りには必ず、ひっかけ問題として出題される傾向があります。 >ちなみに、平均法だと、"この間違い"を回避できますよね? 間違いを回避できるというより、物理的に困難ですよ。 平均法は、その都度計算になりますから、端数が多すぎて、製造原価計算には、適していない問題のような気がします。

dialectic
質問者

お礼

ありがとうございます

その他の回答 (1)

回答No.1

お答えします。 先入先出法とは、先に入れたものから、順番に原材料を出してゆく方法ですから。 文字通り。 先にストック保存していた原材料グループを ( A*B*C*D*E )とすれば、ここにいわゆる、減損が始点で発生するケースですから、劣化(減損)資産は、このグループに現存(存在)していたと判断されます。 さらに、当期投入の実在量グループを『 ア:イ:ウ:エ:オ 』と仮に仮定すれば、この当期グループには、劣化資産の混在(混入)は含まれて居なかったことになります。 *POINT それは あくまで減損が始点(始まりの時点)で発生していた場合と定義してあるからです。 故に、「 当期投入の実在量から、差し引いた減損実在量 」 つまり、当期には、劣化資産は含まれて居ない、劣化資産は、始点(前期から繰り越された原材料の中)に存在していたことになりますよね。 以前お答えしたように、減損に該当する資産は、始点(前期から持ち越された時点)で存在しているから、費用収益対応の原則により、原価計算する必要があるために、当期の実在量には、含まれていないこととなった減損実在量を差し引いた材料高(原材料)で割るという流れになります。 A*B*C*D*E(前期から繰り越された原材料グループ)ここに既に存在していた材料が劣化してしまうわけですから、当期仕入れたグループ(ア:イ:ウ:エ:オ)には減損の元となった材料は混入されていなかった訳になります。 だから、当期投入の実在量から差し引かないと、「始点」での取引仕分けになりませんよね。 お分かりいただけるとありがたいです。 これは、たな卸し評価方法の計算過程に出てくる問題ですから、貸借締め切りにあたっては、一定時点の原価に伴う計算過程を指し示すことから、そのような流れの計算式になっています。

dialectic
質問者

お礼

ありがとうございます。 私、Box図とにらめっこしてると、すぐに借方の当月投入原料費を、当月投入実在量で割って単価を出したくなるんです。Box図のパーティションに惑わされて・・・

dialectic
質問者

補足

ちなみに、平均法だと、"この間違い"を回避できますよね? 不思議。

関連するQ&A

  • 平均法の終点発生正常減損の扱い

    平均法で月末仕掛品の加工費を求めるときに、当月投入完成品換算量から正常減損完成品換算量を引かずに当月投入加工費を割るのは何故ですか?

  • 先入先出法での正常減損費

    先入先出法で正常減損費が発生し、それが両者負担だった場合に 月初仕掛品からは減損されないと思うのですが これはなぜなのでしょうか? やり方はわかるのですが、なぜ?がわかりません

  • 材料費の減損の右側に(  )がない場合の加工費の量は?

    総合原価計算です。 [当月の生産データ] 月初仕掛品  400kg (50%) 当月投入   5,000  投入合計  5,400kg 減損       200 月末仕掛品  200kg (50%) 完成品    5,000kg (注)減損は工程の終点で発生した。減損費は全て完成品に負担させる。 この問題は「減損   200」の右側に( %)がありません。 これは加工費は「減損  200(100%)」と読み取って 材料費も加工費も 減損 200kgということでしょうか?

  • 原価計算の「減損」

    当月投入の完成品換算量を貸借差額で出すとき、貸方の減損実在量も考慮しなければならないのは何故ですか?

  • 単純総合原価計算について☆

    月初仕掛品量400kg(40%) 当月投入量3900kg 当月完成品量3500kg 正常減損量300kg(20%) 正常仕損量100kg(70%) 月末仕掛品量400kg(80%) ※ 括弧内の数値は進捗度を表す。 原価配分は先入先出法によって行う。 A原料は始点、 B原料は工程の0.6の地点、 C原料は工程の終点で投入されている。 またD原料は工程の0.5の地点から工程の終了まで平均的に投入されている。 なお追加的に投入した原料によって製品は増量しない。 という問題文でD原料費の正常仕損の数量が40kg,月末仕掛品量が240kgと解答に書いてあるのですが,この40kgと240kgはどのように計算したらいいか教えて下さい(ノ△T)

  • 総合原価計算の「仕損」の扱い方

    仕損が終点発生の場合は減損と同様の手続後に「評価額」を控除すればよいだけなのに、仕損が始点発生の場合は当月投入から仕損実在量と評価額を予め控除しなければならないのは何故ですか?

  • 非度外視法の正常減損按分で加工費も実在量を使うのは

    非度外視法で、正常減損を按分する際に「実在量」で按分しますが、加工費も「実在量」で按分するのはどうしてでしょう? 調べると、定点発生だから、という理由が出てきますが、どうにも理解が追いつきません。 お手数ですが分かりやすく解説をお願いいたします。

  • 総合原価計算の原材料追加投入の問題です。

    月初仕掛品 270kg (0.5) 当月投入量 4577.5kg 減損 235kg 月末仕掛品 612.5kg(0.75) 完成品 4000kg ( )内の数字は加 工進捗度を示す。 A原料は製造の始点で10kg投入しており、始点で10%の減損が生じてる。またB原料は製造の75%地点で6kg投入しており、C原料は5kgを50%地点から終点まで平均的に投入。 月末仕掛品の算定方法として先入先出法を採用。 製品生産量及び加工費は追加原材料によって増加する。 なのですが、原材料については問題ないのですが、加工費についてが良く分かりません。 Cについての加工費なのですが、87.5×0.25を乗じたものを加工費ボックスの月末仕掛品にするのですが、50%から100%までの平均投入なので、現時点では75%であるため、50から100のうちの半分ということで、50%を乗じるのではないのかなと思ったのですが、25%なのです。 なぜ、25%なのでしょうか?

  • 減損 両者負担について

    減損が両者負担(完成品・月末仕掛品)の場合 当月投入数から減損数を減らすようですが 理由がわかりません。 「両者負担=当月投入数から減損数を減らす」 がつながりません。 割り切って覚えるしかないですか?

  • 標準原価計算 差異分析(材料)についての質問です

    <例題> (資料) ・投入産出関係  投入・・・18kg(a:12kg@300 b:6kg@500) 産出・・・15kg  減損・・・3kg 尚、減損の発生点は始点。 ・生産データ(実際) 月初・・・1,500(0.5)      完成品・・・21,000  当月投入・・・25,860(21,050)  減損・・・ 4,360(0)                   月末・・・ 2,000(0.4) ・生産データ(標準) 月初・・・1,500(0.5)      完成品・・・21,000  当月投入・・・25,800(21,050)  減損・・・ 4,300(0)                   月末・・・ 2,000(0.4) ・実際発生量 a:17,310  b:8,550 と標準のデータまではまとめたのですが、 等価生産量で差異を分析する際に、正確には投入産出関係では18kg、15kgのどちらを 使えばいいのでしょうか?また、その理由は何故なのでしょうか? ちなみ(標準)では、減損を(21,000-1,500+2,000)÷15kg×3kg=4,300kgで求めて、 当月投入分を貸借差額で求めていますが、そこから算出される25,800という 数字がどういう意味をもつのかがわかっていません。 これからの応用に対応する為、理解しておきたいなと思いました。 大変恐縮ではありますが、ご回答いただければ幸いです。 何卒宜しくお願い致します。

専門家に質問してみよう