• ベストアンサー
※ ChatGPTを利用し、要約された質問です(原文:乗数効果の計算式について)

輸入の増減による乗数効果の計算方法とは?

このQ&Aのポイント
  • 輸出の増減による乗数効果の計算方法を知っているが、輸入の増減による計算方法を知りたい。
  • 貿易乗数式で、輸出の増減がある場合の計算方法はわかるが、輸入の増減がある場合の計算方法が不明。
  • 限界消費性向0.6、限界輸入性向0.1と仮定した場合の計算式を紹介し、輸入が増減した場合の均衡GDPの変化を説明。

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
回答No.1

質問1 正しい。 質問2 これを考えるときに、消費10兆円増加(減少)したらどうなる、は考えなかったのでしょうか?同じことです。この乗数モデルには、内生的に決定される部分と外生的(あるいは自律的)に決定される部分があり、外生的な部分に増減があるときは、消費であれ、その変化がGDPに与える効果はこの(貿易)乗数の公式を使って計算することができます。 きちんとマクロモデルを書いてみるとよい。貿易部門のある開放経済、マクロモデルです。Y=GDPあるいは所得、C=消費、I=投資、G=政府支出、X=輸出、M=輸入とすると、財市場の均衡は Y = C + I + G + X - M 単純な外国貿易乗数モデルでは、I、G、およびXは外生(つまり、モデルの外で決定される)、CとMだけが内生(つまりモデルの中で決定される)と仮定されている。いま、(単純な)消費関数、輸入関数を C = Co + c(Y-T) M = Mo + mY としましょう。ここで、Coは消費の自立的部分(可処分所得の増減にはよらない部分)であり、Tは租税(所得税ではなく定額税で一定と仮定)、したがって、Y-Tは可処分所得、mは限界消費性向。輸入関数についても、Moは輸入の自律的部分(GDPの変化にはよらない部分)、mは限界輸入性向。いま、消費関数と輸入関数を上の財市場の均衡式へ代入し、整理すると Y (1 - c + m) = I + G + X + Co - cT - Mo となる(確かめてください)。内生的に決定される部分(Yと共に動く部分)を左辺に移項し、外生的に決定される部分を右辺に集めたのだ。両辺の変化をとると(数学的には全微分するという)、 (1 - c + m)ΔY = ΔI + ΔG + ΔX + ΔCo - cΔT - ΔMo よって、 ΔY =[1/(1 - c + m)]× [ΔI + ΔG + ΔX + ΔCo - cΔT - ΔMo] 右辺の1/(1 - c + m)の部分が外国貿易があるときの乗数(貿易乗数)を示し、次の括弧の中が外生変数の変化を表わしている。問題にあるように、c = 0.6、m = 0.1なら、乗数は1/(1-0.6+0.1) = 2となる。輸出が10兆円増加したときのGDP効果はΔX=10(兆円)、ΔI=ΔG=ΔCo=ΔT=ΔMo=0とおいて、ΔY=2×10=20(兆円)となる。財政支出Gが10兆円増えたときも同じように20兆円となる。 では輸入が10兆円増えたときはどうなるか?もし輸入の10兆円の増加というのが「自律的な増加」である場合―例えば政府による輸入促進等の政策・宣伝等によって―10兆円増えるなら、ΔMo=10(兆円)であり、上の式から直ちにΔY=2×(-10)= -20(兆円)の減少となる。ただし、このGDPの減少によって輸入の誘発的部分が減るので輸入全体としては ΔM=ΔMo+mΔY = 10 + 0.1×(-20) = 8(兆円) しか増えません。あなたの質問の「輸入が増えるあるいは減るとき」の効果というとき何を考えているかによるでしょう。輸入は自律的な部分と誘発的な部分からなるということをよく理解してください。同じことは消費についても言えます。消費を10兆円増やしたらどうなるかという問いをよく考えてみてください。 質問3.政府支出変化の効果と輸出変化の効果は開放経済(貿易部門のある経済)では等しいという意味でYesです。貿易乗数という言葉は開放経済での乗数を指します。

gold19
質問者

お礼

御回答ありがとうございます。消費についても念頭において勉強致します。

関連するQ&A

専門家に質問してみよう