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※ ChatGPTを利用し、要約された質問です(原文:乗数効果。元手はどこから?)

乗数効果の元手はどこから?

このQ&Aのポイント
  • 乗数効果について
  • 乗数効果の計算式における要因
  • 乗数効果の元手について

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
  • covanonki
  • ベストアンサー率48% (219/448)
回答No.5

お金は政府が発行するわけではありませんが、政府は国債を発行し、こ れを市場に売却することで資金を手に入れることができます。 この資金を元手に公共事業の発注を行い、乗数効果はここからスタート します。(一応、政府政策がモデルです。経済に関してはズブの素人 であり、計算式等の理屈は全く知りませんから、突っ込まないで下さ い) 国債とは、文字通り日本国政府の「債務」。 市場に充分な資金があれば問題ありませんが、足りなければ日本銀行 が紙幣を増刷して、これを買い取ります。(買いオペ) これを行った場合にのみ、本来の予定以上に日本国紙幣を印刷するこ とになりますから・・・。当然市場に流通するお金の総額は増えます よね。 一方で乗数効果が期待しているのは、そういった政府支出による金額 の増加ではなく、日本国民の手元にある「資産」。現金で795兆。総 資産で1400兆もの「家計資産」を市場に引きずり出すこと。 また、ご質問文中のケースの場合、 Aがまず最初に1万円を消費した場合。Bは1万円の所得が増えますの で1万円借り入れをして1万5千円の消費を起こします。Aもまた、 所得が増えたので、1万円借り入れをして、今度は2万円の消費を起 こします。 一応、私が読んだ本では、GDPを拡大させる為には、「お金を借り てもらうこと」が必要だと記されていました。 ちなみに、日本銀行は、政府の100%子会社です。日本銀行が政府の 国債を引受けて、「チャラにする」っていう方法も取れないことはな いと思いますよ。または、チャラにしないにしても、永遠に繰り延べ (ロールオーバー)させることも。

fusem23
質問者

お礼

>お金は政府が発行するわけではありませんが、政府は国債を発行し、これを市場に売却することで資金を手に入れることができます。 >この資金を元手に公共事業の発注を行い、乗数効果はここからスタートします。 元手は国債という意見ですね。 >一方で乗数効果が期待しているのは、そういった政府支出による金額の増加ではなく、日本国民の手元にある「資産」。現金で795兆。総資産で1400兆もの「家計資産」を市場に引きずり出すこと。 それが実現出来れば万々歳ですが、外国人でなく日本国民が国債を買わなければならないという現実も存在するため、他方では「資産」を国が吸い上げる必要があります。 残念ながら、逆の作用をしていると思われます。 >ちなみに、日本銀行は、政府の100%子会社です。日本銀行が政府の 国債を引受けて、「チャラにする」っていう方法も取れないことはな いと思いますよ。 日本銀行の特徴は、紙幣を発行して(論理的には)何でも買えるということですね。 ただし、国債を発行し過ぎると人気がなくなる(金利が上がる)ように、紙幣も発行し過ぎると人気がなくなります。 紙幣自体には金利が付きませんから、実はあまり人気がありません。 受け取ってくれるかどうか、そこが問題ですね。 色々反論を書いてしまいましたが、私の質問への答としては、「国債」ということでまとまりそうです。 回答ありがとうございました。

その他の回答 (9)

  • covanonki
  • ベストアンサー率48% (219/448)
回答No.10

一応、No.5でもお示ししたとおり、基本的に私は経済に関してはズブの素人ですから、数値的なものはあまりよく理解していません。 ただ、乗数効果の計算式(投資金額)/(1-消費性向)に照らし合わせて考えると、結局いかに国民が消費を起こす確立の高い分野に投資を行うか、と言うことが大切なのではないかと思います。 また、「消費性向」の意味を考えた場合、「可処分所得のうち、何割が消費に回されるのか」ということですから、この「可処分所得」をどの程度増やすのか、ということも大切なのでしょう。 No.9の話で言うと私自身の話で言えば、受け取った定額給付金は、家族全体で36000円でしたが購入したのは約10万円のエアコンです。元々貯蓄されていた現金を、消費に回したということです。 消費性向は変化していますよね。 「どこの」「何に対する」投資が起こす乗数効果なのか、ということがはっきりしなければ、その数値を特定することは難しいと思います。 例えば同じ国債でも、1990年の日米構造協議で10年間に渡り発行し、公共事業にまわされることが決定した430兆円の国債の場合は、あまりに額が大きすぎることもあり、また10年もの長期間に渡って発行され続けたことから、乗数効果は鈍化しました。(1994年には更に200兆円の追加国債を発行することが更に決定されました) そのせいで「国債発行には効果がない」と、国債にはレッテルが貼られたのです。当然ですね。1年目と10年目では効果には雲泥の差があったでしょう。(しかも同じ項目にばかり発行されたのでは更にその差は広がります) 例えば、予算委員会に於いて、「子ども手当て」の起こす乗数効果がいくらか、と聞かれた時、菅大臣は「1.5倍だ」と回答しました。 定額給付金の起こした乗数効果には1.13倍だ、との数字も出てきます。 ですが、子ども手当てが本当に1.5倍もの乗数効果があるのかどうかは本当に疑問がありますし、定額給付金の起こした乗数効果が1.13倍だったのかどうかにも疑問があります。定額給付金が起こした乗数効果は、実際に現れてくる数字だけではなかったと思うからです。(それが年率換算で10%という名目GDP成長率に現れています) >#でも、民間投資に回るはずのお金を横取りするので、影響はありそうです。 民間の投資に回るはずのお金を横取りするわけではないと思いますよ。民間がお金を借りに来ないから国債に変わるだけのはなしです。国債を発行せずとも、民間がお金を借りに来るようになれば、おのずと国債が発行される役割は終わります。 当然国債金利は上昇しますが、同時に税収も増えるようになりますから、国債の発行残高は減少します。国債は建設国債のみが発行されるようになり、年間の税収で充分償還できるようになっていくでしょう。 なぜならばその時とは、「景気が回復した時」なのですから。

fusem23
質問者

お礼

>民間の投資に回るはずのお金を横取りするわけではないと思いますよ。民間がお金を借りに来ないから国債に変わるだけのはなしです。 どうやったら民間がお金を借りるのか。そこが最も難問ですね。 #返さなくていいのなら、借りる人は多いでしょうが… >なぜならばその時とは、「景気が回復した時」なのですから。 当然、政治はその時を目指しているのでしょうね。 回答ありがとうございました。

  • covanonki
  • ベストアンサー率48% (219/448)
回答No.9

No.8です。大分fusem23さんの考えていらっしゃることが、私の考 えに近付いてきたのでうれしく思います。 >>>日本国内には、代わりになる有望な投資先がないということですね。 >>これはあながち間違った表現ではないと思います。というよりも、銀 >>行がもてあました預金残高を不動産や株式、もしくは外債に充ててい >>た場合のことを想像してみてください。成功した場合は良いですが、 >>失敗したら日本経済は終りです。 >納得するんですが、失敗ばかりを考えてる日本経済は既に失敗だと思 >います。 それはその通りだと思います。実際、金融機関が運用に回しているのは 国債だけではありませんしね。国債が最も安全だという例としてお示し しました。若干誤解を生む節があったこと、お詫びいたします。 >逆に言うと、投資先の無い、余っている預金が国債を支えているということですね? >じゃあ、日本は永遠に「投資先の無い国」でないと破綻してしまいますね。 これも前記した内容と被りますね。国債はリスクが少ないため、投資先 としての優先順位が高い、と訂正しておきます。 で、お金の流れの話。いくつか訂正を入れておきます。 銀行が保有している預金残高は企業ではなく、「家計」。つまり一人ひ とりの国民が預け入れている預金の総額となります。 企業は同時に借入も起こしますし、バランスシート的に言うと、実際に はマイナスです。 また、この手順には民間の銀行等金融機関と日銀とのやり取りが抜けて います。金融機関は資金(厳密には現金)不足に陥った場合、日銀から 借入を行います。 また、国債の売り抜けが厳しくなった場合、および金利の上昇が危惧さ れる場合に日銀が行う金融機関からの国債の買い取りは、紙幣発行とい う手段には頼らずに行われます。紙幣の発行を行うのは、政府から直接 赤字国債の買い受けを政策的に行う場合のみ。ちなみにこのときは国会 による議決を必要とします。 ちなみに、最近政府支出が乗数効果を生んだ例として、わかりやすい政 策が一つあります。 それは、麻生政権下で行われた、「定額給付金」。原資は国債。金額に して1.5兆だったと記憶しています(間違えていたらすみません)。 もちろん、必要だったのは定額給付金に充てた原資だけではありません でしたが、この定額給付金制度の実施と同時に「エコカー減税」「エコ カー補助金」「ETC購入の補助」「高速道路の土日祝1000円制度」、 「エコポイント制度」。 これらが2009年4月に同時に打ち出された結果、(定額給付金は少し前 倒しではありましたが)、4半期6月発表で前期比6%成長(名目GDP)、 9月期がややマイナスになるものの(-0.6%)、12月期で3.8%と、1年 と立たずして9%近くのGDP値回復を見せました。まあ、前年度の落 ち込みがあまりにもひどかった、という見方もあるでしょうが。 (年率換算ですから、正確ではありませんが、仮にこのままの成長を続 けた場合、年間で45兆円のGDP拡大を成し遂げる計算になります) 1.5兆円の初期投資が、です。まあ、定額給付金の効果だけではもちろ んありませんけどね。とはいえ、補正予算の総額は14兆ですから、初 期投資以上の効果(乗数効果)を生んだことは間違いないと思います。

fusem23
質問者

お礼

大体疑問点は無くなりました。 回答ありがとうございました。 最後にひとつだけ、質問です。 国が国債を発行した場合、その乗数効果とも言える影響はどれくらいでしょうか? #預金残高に変化はないので、消費性向の影響もない。だから0? #でも、民間投資に回るはずのお金を横取りするので、影響はありそうです。 #もし名前が付いてれば、その情報でも良いのですが…

  • covanonki
  • ベストアンサー率48% (219/448)
回答No.8

No.6です。中々厳しい突っ込みですね。(;^_^A >元の質問とは離れてきたような気がしますが・・・ 一応、乗数効果スタート時に於ける原資として国債を充てることが妥 当であるかどうか、という前提のお話だと私は思っていますので、あ ながち離れているわけでもないと思いますが・・・(もちろん本来で あれば民間企業が銀行から借金をして、これを原資として充てるのが 一番良いのでしょうが、規模が小さすぎますからね・・・) >外国の人にとって、既に魅力がないということですね。 問う言うよりも、日本の国債は国外向けには発行されていないはずで す。(日本国内以外の5%は、日本国内に住む外国人や外国資本の企 業に向けて発行された国債のことです) わざわざ国外からお金を借りずとも、充分にやっていけますよ、と言 うことです。 >日本には投資余力が無かったけれど、他の国にはあったということ >ですね。 投資は、「投資」と表現すると格好が良いですが、要は借金です。 (用語的にはレバレッジと言う言葉を使うようです) 構図的には、アメリカが作った「サブプライムローン」という金融商 品をイギリスやルクセンブルクに代表されるヨーロッパ諸国が、金利 の低い日本からお金を借りて購入していた、という形です。 ですから、「日本には投資余力がなかった」わけではなく、「投資の 為の資金をヨーロッパに貸す余力があった」と表現したほうが正しい と思います。(日本の銀行は早くからサブプライムローンが危ない、 と言うことを察知していたようです。日本にはバブル経済を崩壊させ た生々しい記憶がありますからね) >日本国内には、代わりになる有望な投資先がないということですね。 これはあながち間違った表現ではないと思います。というよりも、銀 行がもてあました預金残高を不動産や株式、もしくは外債に充ててい た場合のことを想像してみてください。成功した場合は良いですが、 失敗したら日本経済は終りです。(これらの商品のことを、「流動性 の低い商品と呼ぶそうです)その点、日本国債なら安心。なんてっ たって日本国紙幣についで破綻するリスクの少ない、「流動性の高 い」商品なのですから。 >多くの人は、預金をするか、物に変えてしまいます。 >よって、紙幣の流通量には限界が存在すると思います。 >#つまり、日銀の能力にも限界があるということです。 さて質問です。その、「預金をするか、物に変えてしま」われた現金 は今どこにあるでしょう。物に変わった現金は販売店のものとなって いますよね。では、「預金」をされた現金は・・・。 その通り。「銀行」「郵便局」「信用金庫」といった金融機関に預金 されています。 この、国民が預金した現金の総額が「795兆円」もあるのです。 では、銀行はこの預金金額を現金のままで保有しているでしょうか。 もちろんそんなことはありません。何しろ銀行はその莫大な資金を保 有しているだけで、利息を国民に対して支払っていかなければなりま せんから、損失を受けるわけです。 ではどうするのか。もうお解りですね。現金を「国債」に換えて保有 しておくのです。今回発行された国債が95兆ですから、これでもまだ 国債の発行量が足りないことはお解りですね。(というと語弊があり ますが) 要は、流通しないお金が国債に変わっているだけの話です。 >銀行が協力するということは、投資するお金がさらに減るというこ >とですね。 もし仮に、何らかの、それこそ日本国中が大地震に見舞われて急遽大 量の日本人が現金を必要とし、多額の預金を銀行等金融機関から一斉 に引き上げるようなことがあれば、という前提条件つきですが、投資 するお金が減ります。っていうか・・・銀行が保有する預金は本来国 民から借りたもので、「投資する」為のものではありませんから、 ちょっとこの回答のしかたは誤りかもしれませんね。 少なくとも、現時点では銀行が保有する預金は有り余っています。 (銀行も困っています) >買うお金の元手はどこから来るのでしょう? 考えてもみてください。日銀は、「造幣局」。つまり日本国紙幣を印 刷することができる、日本で唯一の機関です。 No.6の回答に乗せたような段階ではまだ、日銀が日銀内にストッ クしている未使用の現金で充分まかなえるでしょうが、さらに政府か ら直接国債を買い受けなければならないような事体が生じた時には、 日銀は日本銀行券を印刷します。これが原資になります。 こんな回答でいかがでしょう。

fusem23
質問者

お礼

>一応、乗数効果スタート時に於ける原資として国債を充てることが妥当であるかどうか、という前提のお話だと私は思っていますので・・・ その見方もできますが、乗数効果の元手に何が想定されているかと、元手として国債が妥当であるかは厳密には異なります。 >わざわざ国外からお金を借りずとも、充分にやっていけますよ、と言うことです。 >ですから、「日本には投資余力がなかった」わけではなく、「投資の為の資金をヨーロッパに貸す余力があった」と表現したほうが正しいと思います。 根拠のある反論してるワケじゃありません。すみません。 >>日本国内には、代わりになる有望な投資先がないということですね。 >これはあながち間違った表現ではないと思います。というよりも、銀 >行がもてあました預金残高を不動産や株式、もしくは外債に充ててい >た場合のことを想像してみてください。成功した場合は良いですが、 >失敗したら日本経済は終りです。 納得するんですが、失敗ばかりを考えてる日本経済は既に失敗だと思います。 >現金を「国債」に換えて保有 >しておくのです。今回発行された国債が95兆ですから、これでもまだ >国債の発行量が足りないことはお解りですね。 >少なくとも、現時点では銀行が保有する預金は有り余っています。 逆に言うと、投資先の無い、余っている預金が国債を支えているということですね? じゃあ、日本は永遠に「投資先の無い国」でないと破綻してしまいますね。 >>買うお金の元手はどこから来るのでしょう? >考えてもみてください。日銀は、「造幣局」。つまり日本国紙幣を印 >刷することができる、日本で唯一の機関です。 >日銀は日本銀行券を印刷します。これが原資になります。 (1) 国は、歳出の代金を企業に紙幣で支払う。 (2) 企業は、紙幣を金融機関に預金する。 (3) 金融機関は、紙幣を元手に国から国債を買う。 これが通常の国のお金の流れですが、(3)が滞ったと仮定します。 そのため日銀が介入し、次のことが起こります。 (4) 日銀は、印刷した紙幣を元手に金融機関から国債を買う。 (5) 金融機関は、紙幣を元手に国から国債を買う。 ところが、(5)は(3)と同じです。 #知識不足で思考中断。 >こんな回答でいかがでしょう。 考えるヒントを貰って、助かってます。 ありがとうございました。

  • at9_am
  • ベストアンサー率40% (1540/3760)
回答No.7

> 政府に例えると、歳出と徴税の両方を考えて初めてお金が動いたとなるのではないですか? 例え税金が零であっても、政府は手持ちの現金を支払うことで歳出を行うことができます。したがって、徴税を考えなくてもお金は動きます。 例えば、質問者氏が飲み物を買う時、買うという行為それだけでお金が動いています。決して、給料まで考えなければならない道理はありません。 > それに対して、乗数効果の場合は、最初の投資は借方のみで表されます。 乗数効果であろうが無かろうが、現金の支出が行われた場合、必ず (資産等)×× (現金)×× のようになります。つまり、政府の場合は資本がありませんから資本取引を無視すると、 1)資産の形が変わる(現金も資産です) 2)何らかの費用となる 3)負債を解消する のいずれかになります。 > 資産が増えることになりませんか? 支出が行われた場合、資産は増えません。 国債が発行された場合、資産とともに負債が増えることになります。 政府の資産が増える場合は、評価替および諸外国との取引を除けば、税収以外にありません。 > 政府の歳出には同額の税収が必要です。 > にも関わらず、そういう仮定を置かない乗数効果を計算する意味が分かりません。 景気には必ず波があります。 この波を、できるだけ平準化した方が経済的には望ましいことになります。例えば年収がある年は1000万円だがその翌年はゼロ、そのまた翌年は200万というよりも、毎年300万円ずつの方が、総額は少ないにしても望ましいと考える人は多いでしょう。 この波を平準化するということを考えた場合、将来の税収(又は歳出減)を考えずに乗数効果を考える意味があります。

fusem23
質問者

お礼

私の質問は、元手の影響を考慮した場合、乗数効果は結局1ではないかと言い換えることも出来そうです。 >例え税金が零であっても、政府は手持ちの現金を支払うことで歳出を行うことができます。したがって、徴税を考えなくてもお金は動きます。 現金を使えば、確かに収入を考えに入れなくて構わないですね。 でも、政策の元手が現金であるなど聞いたことがありません。 私の最初の質問は、「普通のマクロ経済学では、元手は何だと考えるのでしょうか?」ですから、その答が「現金だ」としてしまっていいのでしょうか? >例えば、質問者氏が飲み物を買う時、買うという行為それだけでお金が動いています。決して、給料まで考えなければならない道理はありません。 お財布に1万円があり、それを使ってしまったとしましょう。 普通はそれを補給するのではありませんか? それとも、次の日からカラの財布を持ち歩きますか? 乗数効果は未来への影響をすべて考慮したものですから、買い物した時の効果だけを考えてはいけません。 給料日になった時、手持ちのお金が減っていることも考慮すべきです。 #もしその時の効果に限定すれば、お金は店のレジに入っただけなので、その乗数効果は1ですね。 >景気には必ず波があります。 >この波を平準化するということを考えた場合、将来の税収(又は歳出減)を考えずに乗数効果を考える意味があります。 でも、将来の税収を考えた場合の乗数効果は1ですから、必ず同額の景気後退を招くということですね。 もしバブル崩壊以降の景気低迷がその実例だとしたら、平準化とは長期低迷とイコールではありませんか? 回答ありがとうございました。

  • covanonki
  • ベストアンサー率48% (219/448)
回答No.6

No.5です。 一応、反論できない内容は記していないつもりです。(*^-°)v 日本の国債は95%近くが日本国内向けに発行されています。(全世界的に 見ても、これは「異常」でもあります。もちろんポジティブな意味で。) 例えば、イギリスも通貨が自国通貨で、その発行は中央銀行(イングラ ンド銀行)が行っています。ですが、イギリスでは既に札割れを起こ しており、中央銀行が直接介入を行わなければならない、段階にまで 発展しています。 なぜか。これは国民が、資産を現金ではなく、有価証券化して保有し ていたからです。(サブプライムとリーマンの直撃を受けたんです) ですが、日本国民の保有する資産の大部分は「現金」。現金預金と言 うやつです。その額が795兆円。もちろん銀行や郵便局、信用金庫な どに預金されています。 銀行とすれば、これをただ単に保有しているだけでは利息を支払わな ければなりませんし、損失を生むだけですから、何とか運用しなけれ ばなりません。その運用先として、もっともリスクが少なく、低金利 とはいえ最も破綻するリスクの少ない「日本国債」が選ばれているん です。 紙幣に人気があるかないか、と言う話ですが、本当に紙幣に人気が無 ければ、現在の日本の状態は「行過ぎたインフレ」状態にあるはずで す。ですが、今の日本の状態は間逆。「過剰なデフレ」状態にありま す。デフレ経済とは、物価に対して貨幣の価値が高すぎる状態を意味 します。しかも今は明らかな『円高』状態。対外的に見ても、円の価 値が高い状態にありますよね。 国債を発行しすぎると人気がなくなる、とお考えのようですが、現在 国債を保有しているのは日本人。わざわざ自国経済を不安定にするた めに金利の上昇を願う(国債の返済を大量に申請する)ような愚かな ことをすることはないと思います。(保有しているのは銀行等金融機 関ですから、協力すると思いますよ) 問題となるのは、国債の金利が上がりすぎた時(国債をほしいと思う 人が減った時)です。ですが、これを防ぐ為に「日本銀行」が存在し ています。金利が上昇しそうになったら日銀が国債を買い取るんで す。 日本以外にこういった手法が使えるのは米国だけ。しかし、米国はイ ンフレに対するリスクを背負っています。経済的に、世界でもっとも 安全なのは、この日本なんですよ。

fusem23
質問者

お礼

元の質問とは離れてきたような気がしますが、興味があるので続けます。 >日本の国債は95%近くが日本国内向けに発行されています。 外国の人にとって、既に魅力がないということですね。 ネガティブに考えると。 >なぜか。これは国民が、資産を現金ではなく、有価証券化して保有していたからです。(サブプライムとリーマンの直撃を受けたんです) 日本には投資余力が無かったけれど、他の国にはあったということですね。 ネガティブに考えると。 >ですが、日本国民の保有する資産の大部分は「現金」。現金預金と言うやつです。その額が795兆円。もちろん銀行や郵便局、信用金庫などに預金されています。 >その運用先として、もっともリスクが少なく、低金利とはいえ最も破綻するリスクの少ない「日本国債」が選ばれているんです。 日本国内には、代わりになる有望な投資先がないということですね。 ネガティブに考えると。 >紙幣に人気があるかないか、と言う話ですが、本当に紙幣に人気が無ければ、現在の日本の状態は「行過ぎたインフレ」状態にあるはずです。 私は、紙幣をそのまま家に置いてる人は少ない、という意味で言いました。(円の人気、あるいは価値ではありません) 多くの人は、預金をするか、物に変えてしまいます。 よって、紙幣の流通量には限界が存在すると思います。 #つまり、日銀の能力にも限界があるということです。 >国債を発行しすぎると人気がなくなる、とお考えのようですが、現在 国債を保有しているのは日本人。わざわざ自国経済を不安定にするた めに金利の上昇を願う(国債の返済を大量に申請する)ような愚かな ことをすることはないと思います。(保有しているのは銀行等金融機 関ですから、協力すると思いますよ) 銀行が協力するということは、投資するお金がさらに減るということですね。 ネガティブに考えると。 >問題となるのは、国債の金利が上がりすぎた時(国債をほしいと思う人が減った時)です。ですが、これを防ぐ為に「日本銀行」が存在しています。金利が上昇しそうになったら日銀が国債を買い取るんです。 買うお金の元手はどこから来るのでしょう? 回答ありがとうございました。

  • gomagoma-
  • ベストアンサー率53% (7/13)
回答No.4

No.2の回答者です。 回答へのお礼の内容に対してお答えします。 まず、政府が紙幣を発行することはできません。 紙幣を発行できるのは中央銀行である、日本銀行のみです。 政府と日銀は完全に独立しており、行う政策も異なります。 政府は公共事業などの歳出を行って有効需要を作り出す 財政政策のみしか行えません。 一方、日銀は紙幣の発行や公開市場操作などで市場へ資金を供給することで 経済全体に出回るお金の量を調整したり金利を操作する金融政策 のみしか行えません。 つまり、紙幣を発行することが不可能である政府が経済全体に対する 資金供給を増加させることはできません。 乗数効果で行われているのは、政府の財政政策ですから経済全体に 流通しているお金の量自体は変化しません。 よって、乗数効果は経済全体のお金が増えたと仮定した計算ではありません。 あり得ない事ですが、わかりやすくいうなら日銀が紙幣を発行して かつ日銀自身が公共事業を行ったならば、質問者さんがおっしゃるとおり 経済全体のお金の量が増え、乗数効果が発生します。

fusem23
質問者

お礼

政府が歳出を行い、一方で同額の税収を得た場合の乗数効果は1とされています。 この場合、あなたの言われるようにお金の量に変化はありません。 でも、一般的に乗数効果と言われているものは、歳出の影響のみを考慮した値です。 政府が歳出のみを行うには、自ら紙幣を発行するしかない気がします。 #政府紙幣という提言が、何度か行われてましたね。 (今の日本では守られていませんが)政府の歳出には同額の税収が必要です。 にも関わらず、そういう仮定を置かない乗数効果を計算する意味が分かりません。 乗数効果のモデルは何なのか、そしてそのモデルでの歳出の元手は何なのか、私が知りたいのはその点です。 再度の回答ありがとうございました。

  • at9_am
  • ベストアンサー率40% (1540/3760)
回答No.3

> あくまで、Aはお金を使ったばかりにも関わらず、消費性向通りの使い方をするハズである、ということですね? 消費性向は、追加的な所得のうち追加的な消費に振り向けられる割合であり、事前的なものである必要は全くありません。また、全く消費されない場合、前回の回答にも書いたように、消費性向はゼロになります。 ここの部分に何らかの仮定を置かなければ話が先に進まないので、何らかの仮定を置きます。 > Aは5千円の所得を得ましたが、これ以上消費はしない というように、質問者氏も 0 ということを仮定しております。 > それに対し、乗数効果では、全体のお金が増えたと仮定した計算が行われます。 GDPはお金の量ではなく、お金が動いた量です。だれかが持っているお金の総和ではなくて、使ったお金の相和です。したがって、お金自体は増えません。 使う量ですから、別にそれまでの所得のうち貯蓄に振り向けていた部分を、何らかの理由で消費したと考えても構いません。ただ通常は、政府の追加的な支出に関して用いられます。その際、別に国債発行でもまったく構わないわけです。 ストックとフローを分けるということ、これは経済学の初歩の初歩であり、会計の初歩の初歩です。

fusem23
質問者

お礼

>これは経済学の初歩の初歩であり、会計の初歩の初歩です。 そう言われても仕方がない素人ですが、出来ればお付き合いください。 >GDPはお金の量ではなく、お金が動いた量です。だれかが持っているお金の総和ではなくて、使ったお金の相和です。したがって、お金自体は増えません。 お金を使った場合、複式簿記では借方と貸方の両方に変動が起こります。 政府に例えると、歳出と徴税の両方を考えて初めてお金が動いたとなるのではないですか? それに対して、乗数効果の場合は、最初の投資は借方のみで表されます。 資産が増えることになりませんか? 増税の効果も含めた場合の乗数を均衡予算乗数というらしいですが、それは常に1だそうです。 これでは計算する意味はないですしね。 >使う量ですから、別にそれまでの所得のうち貯蓄に振り向けていた部分を、何らかの理由で消費したと考えても構いません。 消費性向とは別の理由で消費を行ったということですね。 通常は政府ですから、その仮定は理解しています。 >ただ通常は、政府の追加的な支出に関して用いられます。その際、別に国債発行でもまったく構わないわけです。 国債とは、あとで税によって補うことが前提になります。 つまり、金利などを考慮しなければ、最終的には徴税したのと変わりません。 その場合の乗数効果は、やはり1となります。 回答ありがとうございました。

  • gomagoma-
  • ベストアンサー率53% (7/13)
回答No.2

恐らく、AとBの2人だけの経済という例がわかりにくいのだと思います。 ちなみに、乗数効果でよく例にあげられる元手は政府だと思います。 例えば、政府が公共事業を行いそれをA社が受注したとします。 するとA社は政府需要の増加により、利潤が上昇します。 このとき、A社の労働者は所得増加に反応して消費財への支出を 増加させます。A社の労働者が消費を増加させた分だけ別の会社の 利潤が増加しますから、別の会社の従業員は増加した所得の分のうち いくらかを使って消費財への支出を増やします。 (A社の労働者がB社しか買い物をしない、B社がC社からしか 買い物をしない場合なら 政府支出増加→A社の利潤増加→A社の労働者の支出増加→ B社の利潤増加→B社の労働者の支出増加→C社の利潤の増加 →C社の労働者の支出増加→・・・) ちなみに、質問者さんがおっしゃっている >Aは5千円の所得を得ましたが、1万円の消費をしたばかりなので新たに消費する気にならず、これ以上消費はしないと思います。 ・・・というのは、一般に「限界効用逓減の法則」と呼ばれるもので そもそも乗数効果とは全く別の問題だと思うのですが・・・。

fusem23
質問者

お礼

元手が政府だとしてもいいんですが、政府も紙幣を刷って、それをばら撒くなどということはしません。 基本的には税(現状は過半数が国債)で賄います。 つまり、政府が最初に投資を行うにしても、同額を国民から吸い上げます。 #私の示した例でのAのように、吸い上げたお金は使いません。 それに対し、乗数効果では、全体のお金が増えたと仮定した計算が行われます。 政府がやらないことをやると仮定して計算すると、無意味な計算になりませんか? 回答ありがとうございました。

  • at9_am
  • ベストアンサー率40% (1540/3760)
回答No.1

乗数効果をマクロ経済学のテキスト等で確認してください。 誰か(大抵は政府)の支出増加が経済全体に与える影響を考察する際に、元々の支出増加が全体でどの程度増えるのかが乗数効果になります。 > Aは5千円の所得を得ましたが、1万円の消費をしたばかりなので新たに消費する気にならず、これ以上消費はしないと思います。 この場合、消費性向はゼロです。 消費性向は、追加的な所得に対する追加的な消費の割合だからです。 話を簡単に、A,Bともに消費性向がゼロだとすれば、乗数効果は1となります。 > これは、Aの最初の消費が資産を減らしたから起こるのであり、へそくりを見つけたなどの場合であれば乗数効果がちゃんと現れます。 これは誤りです。A,Bの消費性向がゼロの場合、 Aがへそくりを見つけて使う→Bは消費を増やさないでもらった分だけ貯金する ということになり、乗数効果は1(Aの消費分のみ)となります。

fusem23
質問者

お礼

>消費性向は、追加的な所得に対する追加的な消費の割合だからです。 あくまで、Aはお金を使ったばかりにも関わらず、消費性向通りの使い方をするハズである、ということですね? それは、普通の人間の行動からは少し外れているような気がするのですが、「理論だからしょうがない」のでしょうか。 ところで、消費性向通りの行動を仮定した場合、そもそもA、Bともに最初のお金を使いません。 やはり最初の投資は、へそくりなんでしょうかね? #政府の場合は埋蔵金!? 回答ありがとうございました。

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