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中小企業の決算書を真に読むために
- 中小企業の決算書を読むようになった財務の勉強を続けていますが、比率分析の意味や実際の財務分析について疑問を感じます。
- 今後の仕事に役立つ財務力を身に付けるために、中小企業の決算書の読み方や要因を推定する力を身に付けたいです。
- 中小企業の決算書を数多く読むことが重要であり、そのためにもさらなる研鑽を積んでいきたいです。
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>中小企業では比率分析にどこまで意味があるのか お勤めの企業のみでの比率分析は無意味といますか業績の改善には繋がりません。 市販の書籍や教科書に記載されている数値と比較しても役立たないということです。 どうしても比較評価したいのであれば同業他社との比較ということになります。 中小企業の場合には非常に難しいでしょう。 財務の改善とされておられますが、何を目的としているのかという点を経営者と充分打ち合わせてください。 銀行融資を有利に受けられるようにしたいのか、業績を向上させたいのかで違ってきます。 中小企業の財務の改善というのは、従業員の日々の仕事のやり方を変えることに直結しています。 従業員をどう扱うかということは経営者の判断です。 この為にも経営者との話し合いが欠かせません。 中小企業経営の最大のポイントは運転資金の確保です。 いわゆる流動資産の多寡です。 比率だのなんだのではなく今動かせる金が幾らあるか、ということです。 固定資産の多寡はせいぜい銀行融資の際の担保程度の意味合いしかない、ということです。 減価償却などは帳簿上の金であって現金ではありませんので比率がどうのなど無関係ですので注意して下さい。 中小企業の経営者は、勘定合って金たらずという状態を最も恐れます。 仕入れに伴う支出と販売による収入との時間的なズレが命取りになることもあります。 財務諸表だけいじっていますとこのような事態がよく起こります。 銀行員の企業分析はあくまでも貸し付けた金が確実に回収できるか、という観点で行われています。 銀行がどのような点を見ているのか、ということを知る意味では重要ですが、自社の業績を向上させることには直結しませんので注意して下さい。 銀行の見方の一般論は下記をご参考下さい。 参考 中小企業の運転資金 ginkoutaisaku.seesaa.net/ 中小企業診断士という資格だけでは収入は得られませんので御注意下さい。 中小企業を相手にしている大企業の担当社員にとっては有益な資格だという程度です。 こんな資格だけに金を払って相談するような経営者はいないということです。 >今以上の仕事で使える財務力を身に着けていきたいのですが、 仕事で使える財務力というのは上記しましたように経営力です。 お勤めの会社の経営者はもとより、同業者組合などでできるだけ数多くの経営者と会って下さい。 経営の苦労話を聞いて下さい。 なによりの教科書です。 地区の商工会議所や経営支援団体などがよく講演会などを開いています。 聴講に行く目的は講演会の中身よりも出席者の中小企業の経営に参画している人と知り合いになることです。 中小企業といいますものは緩いネットワークで結ばれていますのでこのネットワークで認知してもらうことが欠かせません。 このようなことをやっていれば自ずと自社の財務のどこを改善したらよいか、ということが見えてきます。
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chink-mankです。お礼コメントありがとうございます! もうすでに中小企業診断士資格をお持ちでしたか。ならば財務分析や経営分析の基礎はバッチリ出来ているんですね。 となるとやはり銀行員さんみたいに財務諸表を読む経験をどんどん積んでいく以外に方法はないのではないかと思いますね。 何か裏技裏テクニックがあるのかもしれませんが、自分で確立発見するかそれこそ中小企業診断士ならば中小企業診断協会からの大先生や先輩中小企業診断士の方々に教えを請うとかしかないんじゃないかと。 いずれにしても分析経験をたくさん積まなければ説得力も付かないと思いますよ。
お礼
再びのご回答ありがとうございます。 決算書は過去の経営を表しているので、それを学ぶのであれば、やはり多くの決算書を読みこなしていくということですね。 手元にある複数の中小企業の決算書を改めて読み込んでいこうと思います。
国家資格【中小企業診断士】の勉強をしてみてはいかがでしょうか? 資格取得出来ればさらに仕事に有利です。
お礼
早速のご回答ありがとうございます。 実は既に持っています。 なので、”いわゆる財務分析”ではなく、真に決算書を読む力・要因分析力です。 元々仕事は財務・経理畑だったわけでないので自分が強くないというのもわかっていますし、銀行員の決算書を読む力は相当に高いレベルというのを知っています(銀行員も大手銀や地銀、信金などで、いろいろな方がいらっしゃるのも知っていますが。)
お礼
ご回答ありがとうございます。 >中小企業の財務の改善というのは、従業員の日々の仕事のやり方を変えることに直結しています。 >>私も少ない経験ながらも中小企業の仕事がどういうものかを何社か見てきていますが、人や設備が乏しいからこそ仕事のやり方が財務の改善に直結するというのは改めて思い起こしました。 >聴講に行く目的は講演会の中身よりも出席者の中小企業の経営に参画している人と知り合いになることです。 >>経営者とは今後も知り合って、いろいろな話を聞いていきたいと思います。ただ、経営者の言うことが問題の真因とは限らないことも知っていますし、当然、定性的な面だけでなく、決算書といった定量的な面からも診ていきたいと考えています。