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戦前の人も自分は「戦後」の人と思っていたのですか

第2次世界大戦前を「戦前」と呼びますが、「戦前」の人たちも自分は「戦後」の人間だと思っていたのでしょうか? (この場合の「戦後」とは、「日露戦争後」という意味ですが。)

みんなの回答

  • staratras
  • ベストアンサー率41% (1441/3514)
回答No.4

昭和20年8月の敗戦から今日まで、日本で「戦後」と言えばほとんどの場合「第二次世界大戦のあと」のことです。それ以前(明治維新後)には、日清戦争、日露戦争、第一次世界大戦など日本が関わった戦争が複数ありましたので、「戦後」という言葉が、具体的に「どの戦争のあと」なのかということは、当然この言葉が使われた時代によって異なります。 例えば日清戦争のあとと日露戦争のあとには、政財界やジャーナリズムなど社会全体で「戦後経営」という言葉が盛んに使われていて、この時代を理解する上での重要なキイワードになっていますが、もちろん日清戦争のあとと日露戦争のあととでは、同じ「戦後」でも、戦争が違います。 さらに第一次世界大戦中に空前の好景気(大戦景気)に沸いた日本経済は、戦争終了後は深刻な不況となり、1920(大正9)年の株式市場の暴落をきっかけに欧米に先んじて恐慌が発生し大きな打撃を受けました。戦争後には一般に恐慌が発生しがちで、日露戦争や日清戦争後にも起きていますが、その中でも打撃が大きかったので、以後日本では、ただ「戦後恐慌」というと第一次世界大戦後のこの恐慌のことをさすようになりました。 この前後の時期に日本銀行総裁や大蔵大臣を務めた井上準之助は、1925(大正14)年に「戦後に於ける我国の経済及び金融」という著書を出版していますが、この「戦後」も、第一次世界大戦後の意味です。 したがって大正の後半から昭和の初めにかけてただ「戦後」といえば、文脈にもよりますが、日露戦争後というより、第一次世界大戦(もちろん当時は第一次などという接頭語は付けず、「世界大戦」や「大戦」と言っていますが)後だという認識の方が一般的ではなかったかと思います。 ただ、「大戦景気」や「戦後恐慌」はあったにせよ、欧州とは違って日本においては第一次世界大戦は第二次世界大戦のように、政治・経済・社会に大きな変革をもたらしたわけではないので、「戦後派」や「戦後生まれ」という自覚はないのではないかと考えます。 この意味で、第一次世界大戦後のフランスの芸術運動に端を発した「アプレゲール」(フランス語で「戦後」の意味)という言葉が、日本では第一次ではなく第二次世界大戦後の文学や世相を表すようになったことは象徴的な事例ではないでしょうか。

  • kohichiro
  • ベストアンサー率21% (306/1447)
回答No.3

日露戦争が終わってしばらくは確かに「戦後」といったはずですが、その後はどうでしょうか。 いつ呼ぶ行為をするかで変わってきますね。今その時代(第2次世界大戦前)のことをおおむね「戦中」と呼びますが、私の亡父もその時代に青春を過ごした一人で、父は「いつも戦争をやっていた(時代だった)」と言っていました。なので、その時代を何かの戦争のあと、という認識ではなく、第二次大戦前は、日本では中国との戦争がぐずぐず続いていたし、戦争のさなかだったという認識だと思います。

  • MIKI-PAPA
  • ベストアンサー率17% (186/1049)
回答No.2

絶対に、そんな「バカ」は居ないと思います。(歳を考えて下さい。) 太平洋戦争の海軍航空隊で一番若かった私でも、既に80代半ばを過ぎています。 (入隊したのは旧制中学の3年生で満15歳になったばかりでした)

noname#210263
noname#210263
回答No.1

そうですね。 起こる前だと戦前とは分かりませんから。

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