• ベストアンサー

カメラのしくみと目のしくみ

noname#212313の回答

noname#212313
noname#212313
回答No.8

 まず、カメラについて。お読みになった説明は、デジタルカメラではなく昔のカメラのようです。昔のカメラはフィルムと呼ばれる、光が当たると化学変化を起こすシートを使っていました。化学変化は当たった光の色、光の強さをそのままに、まるで写し取るように起こります。  カメラにはレンズが付いています。レンズの前にはシャッターという遮蔽板が付いていて、光を遮っています。ボタンを押すと、シャッターという遮蔽板が開きます。すると光がレンズに入ります。レンズに入った光がレンズにより屈折していろいろな方向に行き、フィルムに当たります。  フィルムに当たる光なんですが、見えている風景や物体をそのままそっくりになるように当たります。まるで鏡を見ているような感じです。そして、フィルムが入った光通りに化学変化を起こし、フィルムには風景や物体の形や色を、そっくりそのまま写し取ります。  このことは虫眼鏡などの凸レンズで実験できます。凸レンズで太陽光を一点に集めて紙を焦がす理科の実験があったりします。焦がしやすいよう黒くした紙を使うことが多いのですが、真っ白な紙を使うと面白いことに気が付くことがあります。空の景色が紙の上に映るのです。太陽光が集まった一点の周りは青空の青い色となり、雲があれば、雲も見えます。  太陽光を一点に集めていないと、そうならないです。カメラでも実は同じことをしていて、そのことを「ピントを合わせる」という言い方をしています。凸レンズで紙の上に一点に太陽光を集めたときだけはっきり空の景色が映るのと同じく、フィルムのあるところに「ピントを合わせる」とはっきり景色や物がフィルムの上に映ります。  紙を焦がす実験は大きな凸レンズほどやりやすくなります。太陽光をたくさん集めることができるからです。白い紙で実験すると、太陽光が一点に集まった周りの青空や雲も明るく映ります。逆に言えば、小さいレンズを使えば暗くすることができるわけですね。  では、大きなレンズを使って暗くしていくことはできないでしょうか。できるんですね。レンズの一部を光を通さない黒い紙などで覆ってやればよいのです。レンズを覆う部分を増やせば増やすほど、紙に写る空の景色は暗くなります。それがカメラでは絞りと呼ばれています。  目も同じ仕組みなんです。目には凸レンズがあって、瞳孔という光を通さないものがレンズを広く覆ったり、狭く覆ったりして光の量を調節しています。そして、網膜という部分にちょうど「ピントが合う」ようにするんですが、目のレンズは前に出したり後ろに引っ込めたりできません。そこで、凸レンズを分厚くしたり薄くしたりして「ピントを合わせ」ます。そうやって網膜には景色や物が映り、それが神経を通して脳に伝わり、見えるわけです。  カメラのフィルムは1回光が入ると、それに応じて変化し、そのままになります。しかし、目の網膜は入った光に応じてどんどん変わります。だから、動画のように見ることができるわけです。それについては、デジカメのほうが似ているかもしれません。デジカメではフィルムではなくCCDという半導体を使い、1回限りではなくずっと景色や物を映し続けます。CCDは写ったものを電気信号に変えてカメラ内部のコンピューターに送り、コンピューターはそれを液晶画面に表示します。  そのお蔭で、液晶画面を見ながら撮りたいものを眺めて、適切なところで写すことができるわけです。目の網膜は、そういうCCDと似ています。網膜で光が電気信号に変えられ、神経から脳に伝わり、脳の中に「映る」わけです。

happine
質問者

お礼

大変分かりやすい回答をありがとうございました。 ご丁寧に長々と教えていただきうれしく思います。 おかげで理解できました。

関連するQ&A

  • カメラの絞りの色 虹彩の色

    人間の虹彩とカメラの絞りは同じ働きをすると聞きました。 そこで思ったのですが、人間の虹彩は青だとか緑だとか様々な色があるのに、カメラの絞りは黒色しか使われないのでしょうか? そのわけをご存知の方がいれば教えてください。

  • コンパクトフィルムカメラ入門

    コンパクトフィルムカメラ入門 先日コンパクトフィルムカメラを購入しました。写真をとることを趣味としたいです。 カメラのこと、写真のことはほとんど分かりません。 絞りや露光、写真構成など基礎を勉強したい。 そこで、入門書やそういったサイトを探しているんですが、どれもこれも一眼レフ、デジカメのものばかりで、コンパクトフィルムカメラに特化した書籍もサイトも見当たりません。 そこで書籍でもサイトでもかまわないので教えて頂きたいのです。

  • フィルムカメラの楽しみ方

    フィルムで撮っています。 所持機はNikon F3、Nikon new FM2、Nikon FG-20、Rollei 35sです。 フィルムを使っている時点で当然ですが、絞りとシャッタースピードの関係性は問題なく理解しており、ピントもしっかり合わせることが出来ます。よって、「普通のスナップ」はいくらでも撮れます。 が、ここ最近行き詰まりを感じているのです。いわゆる作品としてのフィルム写真を考えた時に、細かな機能のないフィルムカメラでこれ以上どこに行きつけるのか?と。デジタル化していじってしまえば、フィルムで撮ってる意味がないし、何をどういじって「作品」を作ることが出来るのでしょうか? アクセサリー類との組み合わせや、撮り方、構図、何でも構いません。アドバイスいただけると嬉しいです。よろしくお願いします。

  • 目の色が薄い人は暗いところでも物が見えるのですか

    こんにちは。 目の色が薄い人(白人)は暗いところでも物が見えやすい、という理屈をよく見ますが、これは本当なんでしょうか?虹彩は基本カメラの絞りのような役割を果たすところで、メラニンで光を遮断するところではないので、虹彩の色素の濃さはあまり関係がない気がします。 見た目の色素が薄いと眼球の内部の色素も薄くなる傾向にあるので、それが関係しているんだろいうという意見も見かけますが、脈絡膜の色素が薄い=光が乱反射しやすい=まぶしさを感じやすいという理屈になるのはわかりますが、暗いところでものが見えやすくなるという理屈にはならんと思います。生物の目はカメラと同じように内部が暗く保たれてないと取り込んだ光を網膜に映すことができず、ちゃんと作用することができないはずです。虹彩の色素が薄い=黒い目に比べて虹彩部分で光を吸収しにくい分一部の光が反射するという理屈も見かけますが、像がぼやけることはあっても見えやすくなることはないと思うんです。 眼球の大きさそのものが違うとか(ほとんどの人種で眼球の大きさそのものはほぼ同じだそうです)、桿体細胞の数や比率が違うとか、水晶体の大きさが違うとか、視神経や脳の動きが違うとかしないと、暗いところでのものの見えやすさってのは変わらないと思うんですよ。 目の色が明るいからといって、まぶしさを感じやすくなることはあっても、暗いところでよりものが見えやすくなるわけではなく、まぶしさを避けるために暗めな照明で日常を過ごす=暗めな環境に慣れている=暗いところでものが見えやすくなるという理屈や、日本人は目の悪い人が多いから、明るいところでもよく物が見えない人は暗いところでも見えない人が多いというならわかるのですが、目の色が青い=日本人の目と違って黒くない=光をよく通すはず=暗いところでもよく見えるという理屈は正直胡散臭く感じてしまいます。 正直、日本人農耕民族白人狩猟民族論と似たような、いかにも俗説っぽさを感じてしまうんです。 皆さんの意見をお聞かせください。

  • 焦点距離とカメラ

    中学生の理科の参考書を読んでいてわからないこと があったので教えてください。 「凸レンズを使い、カメラは映写機が利用されています。」 その仕組みは一応理解しました。間違っていたらご指摘ください。 レンズを通り物体がスクリーンに表示されます。 遠い物体でも拡大してフィルムに残せるのは、焦点距離が2倍以上離れているためです。 映写機の場合、物体を焦点距離の2倍より近くすることで倒立像を作り、スクリーンに映し出します。 ここが一番の疑問なのですが、物体が焦点距離と 同じときに像はできないとありました。 でも、カメラではどんな距離にやってもピンボケで ありながら物体は写ります。カメラの仕組みで 制御しているのでしょうか? わかりづらい質問ですが、よろしくお願いします。

  • LOMO風カメラに改造

    こんにちは。早速ですが質問です。 LOMO(ロモ)というロシア製カメラのチープな写りが気に入って、こういう写真を撮りたい!と思ったんですが、 チープなカメラに\30,000も使うのはあまりに勿体ない。 そこで手許にあるおもちゃカメラを使って「LOMO風」の写真を撮れるよう改造しようと考えました。 まず改造元となるカメラですが、スペックはほぼレンズ付きフィルム(使い捨てカメラ)に準ずると思います。 改造項目として ・ピンぼけを再現するため、絞りを拡げて被写界深度を狭める。 ・レンズ周りを黒く塗って周辺光量落ちを再現 ・レンズに鼻の脂をぬって印象をソフトに(笑 ここで疑問なんですが、「絞りを拡げること」と「レンズ周辺を黒く塗ること」は矛盾するのではないでしょうか? 周辺の光量を落としつつしっかり光を取り入れるにはどうすればいいのでしょう? 詳しい方、どうか宜しくお願いします。

  • フィルムカメラの開発

    フィルムカメラの開発は消滅しないのでしょうか? ※OKWAVEより補足:「カメラの撮影や技術的な課題や疑問を解決します!」コミュニティから投稿された質問です。

  • コンパクトフィルムカメラの需要ってあるんでしょうか

    10年くらい前に買ったコンパクトフィルムカメラ(APS)が壊れたのでデジカメに買い換えをしようか悩んでいるときにふと思ったんですが、未だにフィルムカメラを買う人ってどういう人なんでしょうか?一眼レフのフィルムカメラであれば、昔からのこだわりのプロとか、アマチュアの人がいるのでなんとなく理解できます。 しかしコンパクトカメラであればフィルムではなく、デジカメの方がその場で写真を確認できますし、プリントだってお店に持ち込めば従来のフィルムカメラとどうようプリントすることができます。なので使いかってなどはフィルムに比べてデジカメの方が優れているような気もします。ふとした疑問なんですが、どのような人がコンパクトフィルムカメラを買うのかなと思って質問させて頂きます。よろしくお願いします。

  • フィルムカメラの機種選定で悩んでます。

    フィルムカメラの機種選定で悩んでます。 現在AFのフィルム一眼(αSweet)を使用しております。 AFは使わずに、主にMFでピントも手動で合わせています。 主にスナップ用なのですが、何しろ大きくて(厚みがつらい!)持ち運びに困っています。 レンジファインダーの検討もしましたが、高価で手が出せず… 会社の50歳代の上司に聞いたのですが、昔のコンパクトフィルムカメラでレンジファインダーのようにピントを合わせる機種が普通にあったとのことです。 コンパクトフィルムカメラはAFのイメージしかありませんでしたので、非常に驚きました。 いくら昔のカメラといってもさすがに28-80のレンズを着けたαSweetよりかは薄くて、かばんに入りやすいのでは?と思っております。 そこで皆さんのお知恵をお貸しください。 1.ピントは自分で合わせたいです。 2.絞り優先AEかシャッター速度優先AEがあればうれしいです。 3.レンズはF2.0以下を希望してます。 4.重さは気になりません。 5.4万円以内であればうれしいです。 お勧めをおしえてください。

  • おすすめのコンパクトフィルムカメラ

    中学生の娘がカメラを欲しがっています。「お父さんの持っているのを、 小さくしたような、かわいいやつ」が欲しいそうです。 僕の持っているカメラはマニュアル一眼レフばかりで、OM-1やMXなど。 恐らく、トイカメラのようなものを所望しているのだと思いますが、 どうせなら絞りやピントなどいじりつつ、勉強しながら使って欲しいので、 中古コンパクトフィルムカメラを買い、整備してから与えようと考えています。 GRやらT2は壊してしまうと勿体無いので、NGで。 big miniやR1クラスでも、宝の持ち腐れな気がします。 今のところC35やTRIP35などが、外観としても娘の満足を得られるかなと。 他におすすめがあったら、教えていただけるとありがたいです。