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なぜ脳は良い音楽を聞くと心地よくなるのですか?

noname#210533の回答

noname#210533
noname#210533
回答No.2

ある程度、遺伝子に組み込まれた好ましい音の連鎖というものが あるんだろうなと思います。 不協和音、というものがありますよね。 もしたしたら、遠く何万年も、或いはそれより遥か昔の古代に 自分達を捕食する天敵に怯えて暮らしていた頃、その咆える声や 唸り声に対して恐怖を抱いた記憶がDNAに組み込まれたのかも 知れません。 人間の意識を構成する全ての感覚や知覚は、何に寄らず 動物として生き延びるために発生し、磨かれてきた 生物的な機能を土台にしていますから。 音もまた、水が流れる音、雨の音、獣の走る音、風の音など 様々な、自分達が置かれた状況を判断するためのものだったと 思います。 同時に、群れで暮らすようになった猿の頃から、愛情、敵対、 発情や危険通知など、他の個体とコミュニケーションするために 様々な「音」、主に声でしょうが、言語にならない感情や 状況伝達、意思伝達の手段としても様々に複雑化して進化を 続けてきた背景がまず、あると思います。 和音、心地良いメロディライン、様々な表現に感じられる 様々な楽器の音色・・・ 心地良い気持ちを呼び覚ます音階や音色などは、心地良い 記憶(個体の、ではなくて遠い祖先からの)に連なって いるのかも知れませんね。 ただ、山ほどワサビやコショウを乗せた料理が堪らなく まずく感じるのに、ちゃんと上手に使った時はとても 美味しく出来ることなど、他の感覚の快感・不快感と 併せて考えてみると、一つの音に、或いは和音が単独で 快感や不快感を想起させると考えるよりも、それらが 組み合わさったパターンや、その変化が心地良さとして 感じられるのではないかと思います。 映画の様に、物語として脳は認知しているのかも知れないと 思ったりもします。 言語を介さない、インストゥルメンタルな楽曲でも、 クラシックとかね、言葉ではなく、感情の流れを記述した 物語として、仮想体験していることが、音楽を「聴いている」と いうことなのかも。 それが音楽を聴いて感じる心地良さ(或いは、感情を 逆撫でされたり)の理由なのではないか、と。 ビジュアルではなく、リスニアル(そんな単語ないけど) なバーチャル体験なのだとしたら、自分の人生の一コマに ある音楽がしっくり来たり、そんな気持ちになりたい、と いう仮想体験を夢想することに繋がったりと、自分に深く 関わりのある「感情」として捉えていると考えても、あながち 大外れでもないのかな?とも。 基本的には滑らかで波形の整った音を、心地良く感じる 和音の連なりとして「読み取っていく」色んな楽器の様々な 音も、リズムも、人間は一斉に聞き取って全体を一つの 「音の絵姿」、「音のアニメーション」としてパターンを 認識している。 もし、そうだとしたら、心地良い和音の組み合わせが 誰にも共通の「快楽の感情単語」として生まれながら 脳にプログラミングされているとするならば、逆に言えば 人間の思考や感情の移ろい自体も、単純に喜怒哀楽が 単体で脳内を占有しているのではなくて、様々な楽器や 声の音がリズムと和音を構成するように、いくつもの 感情やシーンの記憶が、その都度ハーモニーを形成して いるのが、人間の心の実態像なのかも知れないと、 考えたりもします。 音楽は、私たちの心の姿を非常に似た形に再現した、 心そのものの写像なのかも知れません。 音楽は、人を言語を超えて判り合える状態に出来る、 一種のテレパシーそのものなのかも知れません。 ミュージック・イズ・エスパー、なーんて、ね。 お粗末でした。!!

mkfdh
質問者

お礼

回答ありがとうございました。確かに、音楽が一種のテレパシーというのもあながち奇抜な見解ではないと思います。

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