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何故スズメって飼っちゃいけないの?

usaghiの回答

  • usaghi
  • ベストアンサー率66% (34/51)
回答No.5

理由はたくさんあり、とても書ききれないのですが… 法律で禁止されているからいけない、という説明では理解できない人が多いと思います。 実際には、あらゆる観点から、野鳥を飼うことは良くないということが充分にわかっているにもかかわらず、飼おうとする人が後を絶たないので、法律で明記するに至った、という経緯だと理解しています。 人には、生きものを所有したい、命あるものを自分の自由にしたい、という欲望があり、なかなか断ち切れません。 何も定めがなかった時代には、人が人を所有することもまかり通っていました。「奴隷」です。 奴隷は人がお金で買うことが出来て、所有権を持ちさえすれば、奴隷の生き方を好きなようにできます。 行動範囲も食べるものも、所有者の決めた通りに。 所有者は奴隷を殺すのも自由。奴隷の生んだ子もまた、所有者のものとして好きなようにできます。 これが動物であれば「ペット」です。 お金で所有権を得て、行動範囲を制限し、閉じ込めたり、所有者の目の届く範囲につないで、所有者の与えたものだけを食べさせて生きる。殺すことも自由だし、生まれた子もまた所有者の自由になります。 飼い主が生き物を好きにする、と言っても、もちろん、殺そうとしている場合の話をしているわけではありません。 飼い主にサディスティックな気持ちがなくても、所有欲というものは、命あるものに対して発揮されるべきではないと思うのです。 人は自分が生んだ子供であっても、所有者ではないし、親の意のままに生きることを強いてはいけませんよね。 自分の子を虐待したり、殺してしまってもいけません。 人が人を所有することの是非については、ある程度共通の理解が得られていると思いますが、それでもなお、事件の起きやすい部分については法律で定めることになるわけです。 人が人を所有することを法律で禁じていても、幼児虐待や子殺しは後を絶たないし、新潟の少女監禁のような事件は起きてしまいます。 人でさえそうですから、動物への所有欲を止めるのは並大抵ではないでしょう。 そういう中から、一部の動物を「ペット」として区別し、所有権を認めることで、言ってみれば、所有欲のはけ口を作ったのではないでしょうか。 人を含めてすべての命ある鳥獣は、だれの所有物でもなく、だれかに所有されて意のままに生きることを強いられるべきではないけれど、すべて禁止してしまうと、人の欲求は収まらずにかえって悲惨な事件を起こしてしまう。だから、人以外の動物に一部奴隷制を残したと。 ペット動物というのは、もともと人に飼われていて不都合を感じにくい動物とか、改良の末、人との生活でストレスを感じないようになった動物が多いです。 犬などは典型的だと思うのですが、人との生活に適応し、服従することにむしろ喜びを感じるような習性のものであれば、人にもペットにとっても、とてもよいことです。 犬ととても良い関係を築いて共同生活を送っている人にとっては、所有欲の話は理解しにくいことでしょう。 鳥の場合もそうです。 セキセイインコや十姉妹など、ペットとしての歴史の長いものは、かごで飼われることにストレスを感じにくく、飼いやすい鳥です。 それでも、犬、猫、ハムスターといった哺乳類ペットに比べると、ちょっとした不注意で死なせてしまうことも多い繊細な生き物ですが。 セキセイインコを文鳥を比べると、文鳥の方が野性味があります。環境の変化に敏感で、人見知りが激しく、ささいなことにも怯えてバタバタ暴れたりします。 文鳥の方がインコよりペットとして適応しきっていない鳥種だということになります。 野鳥は文鳥どころではありません。 スズメやメジロ、シジュウカラの飛び方を見たことがありますか? 文鳥とは比べ物にならない俊敏な動きをします。 健康な野鳥であれば、鋭く飛び回り、俊敏に動き回る習性は消えません。 かごの中の生活はストレスとなり、命を落とすこともあります。 ヒナから育てても、おとなしく肩に乗っているような手乗り鳥にはならないのです。 メジロは野鳥の中では警戒心の薄い鳥です。警戒心が薄いので捕まえるのが簡単。昔から「鳴き合わせ会」などの目的で大量に捕獲されてきました。 警戒心の薄いメジロとはいえ、捕まえられてかごに入れられたとたん、ストレスで大量死します。わずかな生き残りが飼い鳥にされました。 野鳥の中でも捕獲・飼育に対する監視が最も厳しいのがメジロだと思うのですが、メジロが希少種だから、という理由ではなく、悲惨な事件が最も起こりやすいから、だと言えます。 スズメはこれほど身近にいるにもかかわらず、野鳥の中でも飛びぬけて警戒心の強い鳥です。 人が近寄るだけでもストレスになる生き物を、かごに入れて飼うのはとても残酷なことです。 健康な成鳥を捕まえて飼おうとすれば、ほとんどがストレスで死んでしまうでしょう。人に対する恐怖、飛び回ることが出来ないストレスで餓死するか、怯えて暴れ回り、かごにぶつかって死ぬかです。 スズメを飼うことの是非が話題になりやすいのは、成鳥ではなく、ヒナの場合です。 身近に巣を作るため、ヒナが巣から出てきた時に、人の手の届くところで目撃されることが多いからです。 ツバメを別として、大抵の野鳥は巣立ちの時はほとんど飛べません。これを巣立ち雛と言います。 巣立ちというのはヒナが巣から飛び立つようなイメージがありますが、それはツバメだけであって、スズメなどでは巣からヒナが落ちてきます。 親鳥はヒナが巣の外に出た後も、餌を運んで巣の中にいた時と同様、巣の外で子育てをしているのですが、巣立ち雛はあまりにも姿が幼くてかわいらしいため、見かけた人が、巣から落ちてしまったと勘違いして拾ってしまうことが後を絶ちません。 巣立ち雛は警戒心が薄く、ほとんど飛べないので、人の手で簡単に捕まってしまいます。 拾った人は助けてあげようとした、と思いこんでいて、悪気はないのですが、これはヒナにとっては悲惨な誘拐です。 ヒナの扱いを知らない人であれば、すぐに死なせてしまうでしょうし、ヒナが生きながらえて成鳥になったとしても、それは新潟少女監禁事件や北朝鮮の拉致と変わらないわけです。 スズメのヒナについてことさら問題になるのは、希少種だからというわけではありません。 巣が身近にあるために誘拐という悲惨な事件が起こりやすいからなのです。 その他に、人間の方を保護する意味もあります。 野生鳥獣はどんな病原体を持っているかわかりません。 人間に感染する病気を持っている場合もあります。 鳥インフルエンザが人に感染する確率は限りなく0に近いですが、もっと身近に怖い病原体というのはひそんでいます。 鳥類は身体にダニや原虫を持っている場合がほとんどですし、糞の中にも危険な病原体がたくさんあります。 肺炎クラミジアなどは人に感染して死に至ることもあります。 怪我や病気で弱った鳥を保護して、その鳥が死ぬ瞬間に立ち会うことになると、鳥の体温が失われるとともに、ダニや原虫などの病原体がいっせいに鳥の体から離れて人に移ってくることになります。 あまりに小さい雛が巣から落ちた時は、そのヒナが病気のため、親が間引きしたのかもしれません。そういったヒナに手を触れるということは、病原体も一緒に抱え込む可能性もあります。 さまざまなケースがあり、まだまだ書ききれませんが、どの観点から見ても、専門家が疾病鳥獣を保護するなどのごく特殊な場合を除いて、野鳥を家の中で飼うのは良くないことばかりです。 良くないことなのに、起こりやすい、ということに対して法律は定められていると思います。

sac123
質問者

お礼

回答ありがとうございます。 >かごの中の生活はストレスとなり 私も、かごの中でせわしなくピョンピョンと動き回っている小鳥を見る度、 違和感を覚えます。

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