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集団的自衛権

WW-Aの回答

  • WW-A
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回答No.5

実は相当危なくなります。 米国有事に日本が攻撃されても、米国の敵にとってはそれは正当な権利であり、日本は敵の正当な攻撃権利に対して文句を言う事もできなくなります。 日本の周囲は敵だらけですので、米国に対する集団的自衛権の行使は実は大変に危険なことなのです。 日本の攻撃のされ方は陸上戦というよりは、ミサイルの被弾(核ミサイルも含む)、空爆、輸送船の撃沈、シーレーンの破壊、経済制裁、敵国在住の日本人の迫害、等が先に起こります。自衛隊の航空機・艦船などは公海上で何もせずとも先制攻撃を受けますね。その後に敵が上陸して地上戦が開始されることも有り得ます。 集団的自衛権とは、友好的な関係のある他国が攻撃された時に、自国が攻撃されたに等しいと解釈して、攻撃を仕掛けた敵に反撃する権利を言います。(この際、実際に攻撃された国が反撃を開始してなくとも自国単独で反撃可能です) 日本は米国と日米安全保障条約という軍事同盟を結んでいますが、これまでは米国が日本に対して一方的に集団的自衛権を行使して日本を守るという取り決めでした。日本が米国を守る義務は有りませんでした。 これを日本の側からも米国に対して集団的自衛権を行使するように変える、ということですね。また、対象国は米国だけとは限らず、他の友好国にも拡大適用される可能性もあります。 具体的には、米軍と中国軍の間に戦闘が起こった場合、日本が集団的自衛権を行使するなら日本は中国を攻撃することになりますが、これは即座に中国から日本全土への反撃の可能性が発生します。 また、日本が米国に対する集団的自衛権を発動する意志を表明することは、それだけで、戦争が発生する前から日本は中国の攻撃目標になります。中国は米軍に攻撃を仕掛ける際には、日本にも同時に先制攻撃をしてきます。 日本の周囲は敵だらけで、即ち中国・北朝鮮・ロシア・韓国が敵です。フィリピンは味方、台湾は敵か味方が不明です。 日本が集団的自衛権を行使すれば、自分に関係のない戦争によってそれらの敵から日本は攻撃を受けることになります。 近隣に敵だらけの日本にとっては非常に危険な事です。一方、米国が日本防衛のために集団的自衛権を行使しても、米国本土は遥か遠くにありますから、本土への攻撃は避けられます。 その辺が日本人にはよく理解されていない部分ですが、ひょっとしたら安倍晋三や自民党もよく分かってないのかもしれません。 これまでは 「集団的自衛権は持っているが、憲法で禁止されているので行使はできない」 としていましたが、それはそれで賢い戦略だったと思うのですがね。

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