なぜ幽霊や妖怪の女性は強く描かれていたのですか?
「戦後強くなったのは女と靴下」という言葉があります。この言葉を言ったのが大宅壮一さんであるかそうでないかは分かりませんが、戦前の日本では女性は男性よりもずっと弱かったと思います。(かかあ天下の家もあったとか例外もあるでしょうが)
江戸時代より前の日本では本当に女性は男性より弱かったと思います。もちろん女性の地位がけっこう高かった時代もあったとは思いますが、総じて女性の地位は低い時代が続いていたと思います。
ところが、ずっと昔から、「幽霊」の話になると、女性の幽霊は男性を呪い殺すくらい強い存在に描かれているんですよね。そして男性の幽霊と女性の幽霊にあまり優劣を感じないです。
また幽霊でなく妖怪に関しても、雪女とか化け猫とか女性の妖怪には現実の女性に見られる「弱さ」を感じないように描かれています。
昔の日本では人々の意識は男尊女卑だったはずなのに、幽霊や妖怪の話になると不思議と男女平等なのに気が付くんです。
どうして現実世界で男尊女卑の意識だった人々が幽霊や妖怪の話を作ったときに不思議と女性を強く描いたのでしょうか?
断っておきますが、本質的でない回答はしないで下さい。妖怪の起源は江戸時代よりもっと前だとか、雪女や化け猫は妖怪の例として不適切かどうかとか、本質的でないことにこだわらないで下さい。「江戸時代」がもし不適切なら別の時代に置き換えても良いです。
質問したいのは、男尊女卑だったろう人々が、幽霊や妖怪の話を作るときにどうして男女平等的な描き方をしたのかです。
「フィクションだから」というのは回答ではありません。「どうしてそういうフィクションを作ったのか」を知りたいです。
「お化けは強いものだ」というのも回答ではありません。なぜ女性を弱く描かなかったのかを知りたいです。
お礼
回答ありがとうございます。