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毒ピザ事件の社長二人は、なぜ引責辞任するの
ヤフーニュースサイトから引用です。 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140126-00000000-mai-soci <農薬混入>マルハニチロ社長「痛恨の極み」…引責辞任へ 毎日新聞 1月26日(日)0時23分配信 <農薬混入>マルハニチロ社長「痛恨の極み」…引責辞任へ 水産大手マルハニチロホールディングス(HD)の子会社「アクリフーズ」の群馬工場(群馬県大泉町)で製造された冷凍食品から農薬「マラチオン」が検出された事件で、群馬県警は25日、食品に農薬を混入させたとして、同工場の契約社員、阿部利樹容疑者(49)=同町古氷(ふるこおり)=を偽計業務妨害容疑で逮捕した。「覚えていない」と容疑を否認しているという。マルハHDの久代(くしろ)敏男社長とアクリフーズの田辺裕(ゆたか)社長は同日夜に記者会見し、3月31日付で引責辞任すると発表した。 引用終了 --- なぜこの二人が引責辞任するのでしょうか? 「そんなもん、毒入り食品を流通させたんだから当然だろ!」 「食って腹壊した人だっているんだぞ! 辞任でも物足りないぐらいだ! 切腹して詫びろ!!」 というご意見があるのは分かっています。 しかし、世間にはもっともっと重大事件を起こしながら、 「秘書がやったことです」 「妻がやったことです」 「社員が勝手にやったことなので責任は持てない」 「派遣社員がやったことだから、派遣元の人材派遣会社が悪いんだ」 「社内のバッドニュースが、トップの私まで上がってこなかったことが原因」 などなど、部下や他人や家族に責任を押し付け 「今後は組織の体制を見直すことこそ私の責任である」 「責任を取って辞めるのは簡単。辞めずに今後も責務を続けることこそ意義がある」 などなどの言い訳を並べ立てて、地位に居座ろうとする輩が多い世の中です。 なぜこの二人は引責辞任をするのでしょうか? 今の 「手柄は上へ、責任は下へ」 の世の中に照らし合わせると、清々しいというか、むしろ逆に 「とっとと辞任することによって、かえって都合のいい事でもあるのではないか?」 と勘繰りたくもなってしまいます。 質問です。 何故この二人は、組織の末端の、ピラミッドの底辺の、しかも契約社員、という非常に地位も責任もない男がしでかした事件の責任を取って、潔く辞任をするのでしょうか? なにかおかしいんじゃないですか? それともこんな勘繰りをする私の方がおかしいのでしょうか? 「我こそは常識人」という方、正しい常識による分析を教えてください。
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- jumpup
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ホンダ創業者・故本田宗一郎氏は、生前 「部下の不始末は、社長の責任なんだよ。 『部下がやった事なんだから、社長の私は関係ない』 の言い訳は通用しないんだよ。」 と語っていた。 これだけ社会に与えた影響も大きく、子会社も含めて統括しているマルハニチロHDのトップが責任を取るのは当然だ。
- hallo-2007
- ベストアンサー率41% (888/2115)
>質問です。 >何故この二人は、組織の末端の、ピラミッドの底辺の、しかも契約社員、という非常に地位も責任もない男がし>でかした事件の責任を取って、潔く辞任をするのでしょうか? マルハニチロは所詮、親会社マルハの一製造工場です。 これだけニュースで全国に流れた話題ですので 責任の取り方は親会社を含めて全体で検討されたと思います。 事件発覚時に、親会社主導のもと事故対応の組織が作られ 犯人がマルハニチロの社員と思われた時より逮捕の時期で社長辞任を 決めていたと思います。 親会社を含めた会社全体でみれば、工場長或いは事業部長が責任をとったと程度ですので 妥当ではないでしょうか。 もし犯人が、親会社から派遣された社員だったら対応は違っていたと思いますが。
お礼
ご回答ありがとうございます。 なるほど、本当の組織のトップではなく、見かけ上のトップの交代であって、本当のヒエラルキー全体から見たら、中間管理職のクビが飛んだだけなんですね。
- cse_ri2
- ベストアンサー率25% (830/3286)
追加の回答。 >「秘書がやったことです」 >「妻がやったことです」 これは、政治家のいいわけです。 >「社員が勝手にやったことなので責任は持てない」 >「社内のバッドニュースが、トップの私まで上がってこなかったことが原因」 うろ覚えですけど、こういう対応をやって会社を潰して吸収合併されたのが、雪印乳業(現:雪印メグミルク)です。 日本人はたいていのことに我慢しますが、こと食い物の問題に関してだけは、相手を許しません。 >「派遣社員がやったことだから、派遣元の人材派遣会社が悪いんだ」 この言い訳は、大手企業では聞いたことはないですね。 派遣社員がやったことでも、監督責任は正社員とその上司にある、というのが今の大企業の考えです。(中小企業の事情は、よく知りません) どこかの中小企業の話ですか? >「今後は組織の体制を見直すことこそ私の責任である」 >「責任を取って辞めるのは簡単。辞めずに今後も責務を続けることこそ意義がある」 一昔前は、何でもかんでも辞めるほうが主流だったのですが、問題解決に責任をもつという責任の取り方も最近増えているので、一概にこれが悪いとも言い切れないですね。
お礼
いいわけするのに政治家も企業の社長も関係ないと思いますが。 ま、社長は私(ワタクシ)の団体の長(オサ)、政治家は選挙で選ばれた公人、という違いはありますが。
- cse_ri2
- ベストアンサー率25% (830/3286)
え? 会社が不祥事を起こした際に、トップが引責辞任するのは、日本の企業ではごく普通のことかと思いますが。 最近だと、みずほ銀行が思い浮かびますね。 『みずほ銀の頭取が電撃辞任、迷走のリスクも 佐藤頭取が辞任を発表』 http://toyokeizai.net/articles/-/29057 ただ近年では、むやみやたらに辞めるだけでなく、不祥事の対策に責任をもつという社長も増えているので、一概に辞めるとは限らないのが、現状だと思います。 なんで企業のトップが辞めるのか。結局は、組織を守るためですね。 創業者を除けば、たいていの企業の社長はサラリーマン社長。しょせんは、組織の中の歯車の一つ。 会社存続のために腹を切れ、というわけです。
お礼
ご回答ありがとうございます。 みずほ銀行は散々言い訳してませんでしたっけ? なかなか頭取があらわれず、部長級がおわび会見して、それでも記者が納得せず、次に副頭取が引っ張り出されて、それでも世論が納得せず、ついにしぶしぶ頭取のククビを差し出さざるを得なかった、という感じでしょう。
- abewainpo
- ベストアンサー率8% (53/611)
単に、会社の社員がやらかした事、と言うことだけでなく、会社の商品としてお客様に購入させてしまっており、かつ、あまりにも世間を騒がせてしまったからでしょう。これには、さらに食品業界の特異性もあるかもしれません。食中毒や異物混入などで大規模に被害を一度でも出してしまうと、社長の首が飛ぶどころか、メーカーのイメージ悪化により企業自体の存続も危ぶまれ兼ねない可能性も出てきてしまうのです。過去には、雪印集団食中毒事件などもありました。 既に、マルハの売り上げがそれ相当に落ち込んでいることも想像に難く無く、食品を与る企業としての危機管理的対応なのでしょう。
お礼
ご回答ありがとうございます。 危機管理的対応なんですね。 食品会社は毒いり商品を出すと会社存続が危ういんですね。
- dragon-man
- ベストアンサー率19% (2712/13696)
そうしなければ世間が収まらないからです。あなただってそうでしょう。この会社の冷凍食品は買い控えをしたでしょう。中国の毒入り餃子事件を起こした会社は再起できず、あっという間に潰れました。この会社もそのおそれが充分あります。犯人の目的が給与格差の不満にあったことは共通しています。そう言う会社であることを世間は知ってしまいました。もの凄いダメージです。中国の会社と同じようにならないようにに気を遣っているのです。辞任すれば問題が解消する保証はありませんが、少しは世の中の視線をかわせるかも知れません。会社経営は大変なことなのです。社長の責任は重いのです。
お礼
ご回答ありがとうございます。 そうしないと世間が納まらないんですね。
- Lead90
- ベストアンサー率17% (44/248)
私も奇異に感じます。 まだ 逮捕された男も否認状態すし、混入の方法が分かっていない時点です。 方法がわからなければ、管理上の問題があるのかどうかもわからない。 つまり会社の責任が不明です。 もちろん契約社員と言えども、このような事件を起こしたのなら、TOPもある程度の責任を取るのは必要ですが、引責辞任はない、と思いますね。せめてアクリの社長が6ヶ月減俸、ニチロ社長+役員が3ヶ月減俸程度でしょう。(管理責任が明確にあるとわかれば別ですが) そこで勝手に考えたのですが、たぶん イメージ払拭を狙って、6月の株主総会には 新生ニチロを打ち出したいがために今、辞任したのでは? 社長も4年やっているのでこの辺でバトンタッチしたかった、、、 いずれにしても事件の内容がまったく不明な今の(逮捕した時点)でスグ辞めるのは 不可解で、理由は別にあると思っています。 なので、質問者さんが疑問に思うのは、当然でほとんどの人がそう思っていると思います。
お礼
ご回答ありがとうございます。 ほとんどの人がそうおもっているのですね。
お礼
ご回答ありがとうございます。 おっしゃる通り、本田宗一郎翁は偉大な人物ですね。 その通りにできない、保身に走る小物の社長が多い中、この二人の社長は立派ですね。