- 締切済み
不良セクタと認識された領域からデータを取り出したい
重要なデータの入ったフォルダの周辺が不良セクタと認識され、アクセス不可となってしまいました。 最近外付けHDDの動きが鈍いなと思っていたところ、USBで繋げた際に 【ファイル システム エラーを自動的に修復する・不良なセクタをスキャンし、回復する】 という項目が表示されたため、両方にチェックを入れてディスクのチェックを行いました。 チェックを終えると、外付けHDD内の音楽データや文書、画像等が400GBほど入っているはずのフォルダが空っぽになっていました。そのフォルダ内の一部が”不良セクタ”と判断、回復され、周辺のファイルにもアクセスできなくなってしまったようです。調べているうちに見つけたページ曰く ”(不良セクタとは)ディスクの物理的な損傷により、データを記録できなくなってしまったセクタのこと。損傷が発見されたセクタはOSによって場所を記録され、検出以降はアクセスされなくなる。不良セクタに元々存在していたデータは失われる。” http://e-words.jp/w/E4B88DE889AFE382BBE382AFE382BF.html とのことで、途方に暮れています……。つい先日まで遅いながらも動いており、他のドライブとファイルのやり取りもしていたので、前日の状態にさえ戻れば致命的な部分以外のファイルは他のハードへ移せると思います。 不良セクタとして検出され、アクセス不可になってしまった領域のデータを取り出すことは可能でしょうか。自力であれこれ調べても厳しそうなのですが、数年分の写真や音楽が入ったフォルダなので何とかしてデータを取り出したいです。よろしくお願いします……。
- みんなの回答 (2)
- 専門家の回答
みんなの回答
- iapetus
- ベストアンサー率60% (248/413)
No.1 です。舌の根も乾かぬうちの訂正です。 フリーのクローンツールのリンク先を間違えておりました。 記載したURLは、CD,DVD,Blu-Rayのライティングソフトでした。 フリーのクローンツール等 http://freesoft-100.com/pasokon/hdd-backup.html すみません。
- iapetus
- ベストアンサー率60% (248/413)
作業手順を完全に間違えましたねぇ。 失われたデータ復元の場合、ファイル名、ファイルサイズ、ファイル本体の先頭位置などが書かれたディレクトリ部分と、データ本体が実際に書かれている領域の関係性について理解しておく必要がありました。 恐らく、それをご存じなかったから、ディスクチェックプログラムを走らせてしまわれた。 フォルダはファイルと同じような構造をしています。 違うのは、それがフォルダだと宣言している属性があることと、フォルダの中身の内容(ファイルやサブフォルダ)が書かれた先頭領域の情報があることです。 今回の場合、フォルダそのものの領域に障害があり、ディスク修復プログラムでも修復できず、不完全に修復が行われることで、フォルダの中身の情報へのリンクが失われたのだと思います。 まぁ、それは今言っても仕方のないことなのですが。 HDD障害の場合、とにかく、電源を入れている限り、状態がどんどん悪くなっていくことが有り得ます。 ですから、ディスクの修復をするのではなく、まず、現状を以って、データ復元を試みるのが、先決なのです。 次の機会ために申し上げますが、データ復元方法のバリエーションとしては、次の通りです。 これは順番ではなく、HDDの状態を鑑みて、どれから始めるかを判断して行います。 方法1~4に掛けて、HDDの状態がより深刻な場合の対応方法です。 方法1 ・まず、現状の状態で、データ復元ソフトウェアで全体、又は必要な個所のデータ復元を試みる。 ・これで失敗する場合は、ファイル名が失われるが、ファイルの先頭クラスタ(意味は別途調べて下さい)だけでもデータとして取り出せれば、1ファイルとして復元できる場合があるので、その機能で復元を試みる。 この場合、2クラスタ以上に跨るデータは後ろが切れて復元できないかもしれない。 方法2 ・ディスククローンツール(ハードディスク(HDD)のベタコピーソフト。同じ容量か、障害ディスクとある程度近い容量の空き領域があるディスクが必要)で丸ごとバックアップを試みる。 特に、ベタコピが出来た場合、コピー先のディスクにディスク修復プログラムを走らせて、フォルダの内容が復活する場合があったり、これに対しファイル復元ソフトを走らせて、ファイルが取り出せる可能性もある。 方法3 ・・・・ちょいムズいです ・HDDを取り出してLinux(Ubuntuなど)などのマシンに接続してデータを復元する http://pc.netwarp.biz/Home/trouble/salvage 方法4 ・・・・かなりムズいです。最終手段。 ・FreeBSD(UNIX:PE Builderというプログラムで作成する)を使い、ディスクイメージを強制抽出し、それを別HDDに書き戻してデータ単位で復元する。 http://fromto.cc/hosokawa/diary/2004/20040122-mita2/ 以上の何れかが終わった後、最後に、ディスク修復プログラム(chkdsk.exeや、ドライブのプロパティのディスクチェック)を走らせる。 治る時はこれで直るし、直らないときは最悪HDDが死亡することも有り得る。 今回のケースでは、最初にこれを行って失敗したということですが、まだデータ本体はHDD上にいると思われますので、さらに方法1~3でデータが一部でも取り出せる可能性はあります。 何れにしても、障害のあるHDDの対処は、数日~数週間も掛る場合があり、やり直すことになると非常に辛い作業です。 それ故、HDDの余命も類推しつつ、適切な方法を選択してトライ数を少なくしましょう。 特に、BIOSから認識しなくなってしまった場合は、一般の環境においては、方法4しかないでしょう。 あとは、データ復元を請け負う会社がありますが、目ん玉が飛び出るくらい高額です。 最近は、安く請け負う会社もボチボチ出てきてはいますが。 以下、参考URLを列挙します。 【データ復元ソフトウェア】 だいたい1万5千円くらい。 OnTrack Easy Recovery 6 : 復元対象がツリー表示され使い易い。自分はこれ。 http://www.ontrack-japan.com/software/easyrecovery/easyrecovery6/ FinalData : 定番? http://finaldata.jp/ 完全復元13シリーズ : クローンツール(完全復元ドライブ)もラインナップ http://www.junglejapan.com/kanzen/fukugen/ 上記それぞれについて、ファイル復元能力が微妙に異なります。 フリー版復元ソフトのリンク ※ ※但し、リンク先でバージョンアップされ既に有料になっていたり、機能制限があったり、障害HDDは対象外だったり、インストール時にアドウェア等の不正ソフトがインストーラに抱き合わせになっていたりと、安全にインストできるとは限りませんし、機能もリンクサイトの通りとは限りません。 使用時は、ソフトウェアの仕様を十分確認し、余計なソフトウェアをインストしないよう、自己責任で行ってください。 http://www.gigafree.net/utility/recovery/ 【ディスククローンツール】 だいたい1万円前後 Acronis True Image : ダウンロード版は \6,090 http://www.gigafree.net/utility/recovery/ 他にも多くの会社から同様のツールが出ていますが、Acronis True Image がイチバンだと思います。 ベタコピ(クローン)だけでなく、パーティションをイメージファイルで出力したり、ファイル単位バックアップもできます。 そのため、同一の容量のHDDを用意しなくとも、ディスク全体のバックアップが出来る場合があります。 フリー版 : これもフリーの復元ソフト同様、マルウェアの抱き合わせインストや有料化、機能制限化に注意してください。 http://freesoft-100.com/pasokon/dvd_wrighting.html 【あと必要と思われる機械】 HDDケース(内蔵HDDを外付けHDD化できる機械) 一例として価格.comより(ケースだけでなく、作業がし易い差し込み式など、いろいろあります) http://kakaku.com/pc/hdd-case/ 以上、明け方に頑張って書きましたので、是非、頑張ってください。 作業の成功をお祈りしております。
お礼
同じ日付のうちにこれほど詳しい回答を頂けて大変驚いております……。ありがとうございます。早速(1)から試してみますね。