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雇用の機会が減っているのは機器の発達が原因ですか
現在若者の就職口が少なくなっているのはコンピュータをはじめとする種々の機器が非常に発達して きて、それまで人がやっていたことを人件費がかからない機器が代行するようになったからでしょうか。産業革命の時代にラダイト運動という運動があったそうですが、機器に負けない若者を育てる以外に対策はないのでしょうか。
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過去にリストラ計画を行った者として意見を述べます。 確かにBiz.に関してPCが普及した事で無くなった仕事はあります。 例えば昔はどういった会社でもタイピストが居て、特に相手側に提出する書類は依頼して作成して貰いました。 英文タイプを自分で打つことぐらいはできましたが、和文タイプになると全く専門的能力が必要で、急ぐ場合には課長職がタイピストにお願いする事もあったのを記憶しています。 また外部に向けた会議などで使用する映像は、下書きをしたものを原稿としてスライド等の作成依頼をしていました。 ところがPCが普及して皆がWord/Excel/PowerPointを使う様になると、その様な仕事の必要はなくなりました。 過去の組織では女子事務職が多人数いましたが、男女雇用均等法の問題もあり以上の変化でその雇用は激減しました。 ただそういった機器発達の直接的な影響だけでなく、過去のBiz.の遣り方全体、特に日本的「仕事」の根本的な見直しが多くの企業で行われ、仕事の内容が変わって行った事の方が雇用の減少に対する影響は大きいでしょう。 例えば極めて日本的な「接待」と言う仕事があり、過去のBiz.Manにとっては大きな時間が費やされていましたし、それによって銀座等の盛り場に雇用が生まれていました。 考えて見ればその大半は会社間のBiz.を肴に従業員同士が馴れ合い飲食をしているだけで、接待によって話が動けばそれ自体が外人から見れば汚職になる事でした。 リストラの手法は米国から導入された訳ですが、米国では雇用が流動する事は当然で、有能な人間は多数の転職や起業をするのが一般的です。 そう言った考え方で1990年代の後半から2000年代初めに掛けて、従来の仕事のやり方を見直す事が行われましたが、東電の様な半官半民の巨大企業や官公庁は従来の組織のままで従来のやり方を守ろうとしている事で、新たな雇用機会創出が行われないのが今の日本の実情です。 韓国では過去に日本的Biz.手法を取り入れましたが、早々に経済破綻に陥り米国式手法に転換し、政府の後押しもあって一応上手くV字回復を実現しました。 ただごく一部の企業のみしか生き残れない形なので、限られた雇用は増加せず劣悪な状況にあるままです。 従来の仕事量が増える事は日本では考えられず、雇用を増やすのは新Biz.を増やす事しかないのですが、新Biz.は既存勢力の圧迫を含め苦労が絶えませんし、そこにいる従業員もひた向きに努力する必要がありますが、多くの若い人は増える事の無い従来の仕事をしたがっている様に見えます。 そのミスマッチを改善しない限り、今より雇用が改善される見込みは薄いですね。
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- hideka0404
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>>若者の就職口が減っていることと外国人労働者は直接関係があるのでしょうか。ご教 示感謝いたします。 減っていませんよ? 若者が行かないだけです。 仕方が無いので、その枠に外国人労働者がつくわけです。
お礼
そういう分野では技能が身に付かないとかそういう理由で若者が嫌がるからなのでしょうか。ご教示感謝いたします。
- hideka0404
- ベストアンサー率16% (819/5105)
>>単純労働は機械が得意としていると思うのですが、その一例でしょうか。ご教示感謝いたします。 現在、機械産業のみではなく製造業、新聞や引越業などの単純労働(身体が資本)のものは、外国人がなりたがり、日本人のなり手は不足しています。 求人出しても来ないのです。 外国人は話せなくても仕事はこなせるのでラクチンこのこの上ないですね。 企業は低賃金で雇用できるので安心です。 外人なので、終身雇用しなくてもOK。 まさにウインウインの関係です。
お礼
若者の就職口が減っていることと外国人労働者は直接関係があるのでしょうか。ご教示感謝いたします。
- key00001
- ベストアンサー率34% (2878/8340)
確かにITの発達によって、生産性が2倍(以上)になったと言われ、IT導入以前にくらべると、人員が半減した企業なども多いです。 しかし、そのIT産業やそれに付随する産業が、新たな雇用を創出していますので、ITによる雇用の減少は、それほど考慮する必要は無く、むしろ現状は、雇用の下支えになっていると言えます。 主な要因は、製造業の衰退と非正規(派遣)労働の規制緩和と、何よりは「空洞化」でしょうね。 実体的な付加価値を創出するのは、主に製造業であり、製造業が産業界の機関車で、サービス業など第三次産業は、やや客車的な位置付けです。 おまけに製造業は、長期に安定的な雇用が見込める業種です。 しかし現在、製造業がGDPに占める割合は、2割程度に過ぎません。 また、その2割にも「派遣社員を使って良いヨ!」と言うことになれば、企業は必要な際に、必要な人数を雇えば良いので、正規雇用は必要最小限になります。 更には、製造業を中心に海外進出が進み、従来は日本で作っていたモノが、海外で外国人によって作られる様になりました。 この影響が最大です。 機器とは、勝負する様なモノでは無く、上手く棲み分けて、利用するものですから、そう言う発想は、解決策にはならないと思いますよ。 解決策は、既に書いてる様なモノですけど、実際に企業が世界に出てるんだから・・・簡単な話しでしょ? 求職者も、世界に目を向ければ良いだけです。 特に21世紀は「アジアの時代」と言われており、最近の中国は息切れ感があるものの、東南アジア辺りは成長が著しいです。 欧米とか、アジアの中でも割と豊かな中国(一部地域),韓国,台湾,シンガポールなどは、既に「世界」を見据えてますし、日本でも産業界とか目ざとい学生さんは、もう「世界」を見てるんですよ。 問題は、日本の政治が遅れてるだけです。 最近はようやく政治も、空洞化懸念を捨て、海外進出支援などにも力を入れはじめていますけど、発展するアジアの中で、現状維持が精一杯と言う状況は、情けない限りです。 海外企業を誘致するために、税制の整備とか、インフラの最新化,大規模化とか、グローバル人材の育成などに、もっともっと力を入れなきゃなりません。 人間が戦う相手は、機械などでは無く人間に決まってるでしょ? 後は、日本人と言う人間が、戦う相手は誰ですか?ってコトですよ。 当然、国内でトップ争いみたいな、椅子取りゲームをやっても構わないですけど、椅子は減少傾向です。 国内の椅子を増やす努力と共に、国内に限らず、世界と戦って椅子を勝取る力も必要で、そう言う力を持った人が、日本でも椅子を手に入れる時代では?と思いますよ。
お礼
いわゆるグロバリゼーションですね。国も一つになったほうがよいのでしょうか。ご教示感謝いたします。究極的には一つの価値観で順位が付けられ個人の価値観などは問題とされない時代が来るのでしょうか。機械を敵とするのではなく機械ができないことを大切にしたほうがよいということはないでしょうか。機械とお金は連動していると思います。
- cherry77_
- ベストアンサー率23% (291/1261)
原因はそれだけではありません。 海外からの人材がどんどん増えてきていることも原因の一つでしょう。外国人はハングリー精神に溢れていて、平和ボケして、自分に合った仕事を探すなどと危機感もなくほざいている日本の若者より真面目に働きます。 危機に負けないだけではなく、精神的にも外国人に負けない若者を育てないと日本人の就職口はどんどんなくなっていきます。
お礼
そういう面もあるのですね。ドイツなどでも出稼ぎ外国人に対する不平が問題となっているようですね。ご教示感謝いたします。
- hideka0404
- ベストアンサー率16% (819/5105)
単に単純労働者として働きたい人は減ったにすぎません。
お礼
単純労働は機械が得意としていると思うのですが、その一例でしょうか。ご教示感謝いたします。
一番大きいのは、大資本が力にものを言わせて集中的に仕事をまとめ、商売を独占してしまったからでしょう。鉱工業、製造業、小売業、金融業、配送、運輸、みな仕事がまとまれば人間を少なく出来ますし、コンピュータの発達もその高度で複雑なまとめを可能にして競争力を高め、昔の個人的家族的な店をのきなみ倒してしまいました。 昔はオートバイのメーカーも数百あったらしいです。スーパー小売り業はいまでも寡占を強化して街の商店街を廃墟にしてしまいました。そのあとコンビにやファミレスも同じように大資本化しています。 >機器に負けない若者を育てる以外に対策はないのでしょうか。 IT機器は敵でも味方でもありません。うまく利用すれば大企業に勝てる可能性はあります。
- dai-ym
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様々な要因のひとつに機械による合理化のために人がする仕事が減った。というのはあります。 経理の作業などはパソコンが間違いない計算をしてくれるから人が少なくてもできるようになったので、雇用機会が減った。というのはあると思います。また、車などは故障が減ったので町の修理工場が減り雇用の機会が減ったというのもあると思います。 しかしそれ以上に定年の引き上げによって退職予定者が減っている期間なので、この間は雇用の機会が減る。工場などが海外にいってしまって働く場が少なくなったから雇用の機会が減った。女性の社会進出に伴い男性の雇用の機会が減った。など、様々な要因があります。 機会なよる合理化はIT企業を産み出し新たな雇用の機会をつくる。などマイナスだけでなくプラスも作っていますので、ここを対策しても雇用の機会が増える効果は低いでしょう。
お礼
大資本は人を必要としていないということでしょうか。ご教示ありがとうございます。
>それまで人がやっていたことを人件費がかからない機器が代行するようになったからでしょうか。 違います。 円高になってしまったために、人件費の安い海外へ工場が出て行ってしまった事が大きな原因です。 大手のメーカーでは、かなりの工場が海外に移っています。 今まで働く機会があった工場が海外に行ってしまったわけですから、働く場所自体が減ってしまったのです。
お礼
産業の空洞化と関係があっるのかと思いました。ご教示感謝いたします。
- tar5500
- ベストアンサー率22% (852/3865)
雇用機会は減ってないはずです。バイト情報や派遣は人を欲しています 減っているのは正社員でしょうね。企業は利益を追求しますから 当然人件費も抑えたいわけです。そのためバイトや非正規を増やします なら正社員増やせばいいじゃないか!と思うでしょうが 長いデフレで物価も下がっています。我々消費者の少しでも安くが 企業の活動も利益も削り正社員を雇うだけの余裕が無くなっているのです そして経済は血液みたいなもので金が回ることで経済も回るはずが 企業は儲けた金を人件費に使わず内部保留として貯め込み 銀行も損したくないので融資を減らし損したくないので博打を打たなくなり 審査する能力すらない 金持ちは金を使わず貯め込むいっぽうで貧富の差は激しくなるばかりです 産業機械でまかなえる部分はありますがそれは一部です 今でも手作業でないとできないことはたくさんあります マクドナルドへ行き自販機のように金入れてバーガーで出てくる無機質な店へ 行きたいと思いますか?工場は自動化が進んでも最終工程は 人手が必要です。なので機械を悪者にするのは的外れでしょうね (機械と機会をかけてるのかな?)
お礼
やはり金融の法則が人を支配してしまったということでしょうか。解決策は簡単には見いだせないのでしょうね。ご教示ありがとうございました。
お礼
ご経験に基づくお話は納得がいきました。具体的には新しい業種や業態においても発達した機器に負けない人材のみが必要とされるのではないかと思いました。特に指示待ち人間という人種は機器によって一掃されるのではないかと思います。