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IS曲線とLM曲線

statecollegeの回答

回答No.3

>しかし,「GNP=Y=C+I+G=C+S+T」からすると, Tが増えれば「C+S+T」全体が増え, ということはイコールで結ばれた「C+I+G」も「Y」も「GNP」も同じだけ増えるのではないですか? そうすると,「消費税率が上昇すると国民総生産は増加する」のではないでしょうか? 外生変数であるTが変化すると、内生変数であるC、I、Sに影響を与えるので、Yが増えるということにはならない、ということです。影響しきった最終的な状態(均衡)をみると、Y = C + I + G = C + S +Tが成立していることになる。ただし、Y, C, I , S は新しい値でTが変化する前のY, C, I, Sとは異なる値となります。あなたは、Tだけ変化しても、C, I, Sは変わらないと考えているからあなたのような推論になるのです。たとえば、つぎのような簡単なマクロモデル(ケインズモデル)を考えてみましょう。 (1) C = C(Y-T)    (2) I = I(r) (3) M = L(Y, r) (4) Y = C + I + G この方程式群で描写されたマクロ経済システムの意味は(説明ははぶきますが)お分かりですよね。4つの内生変数Y, C, I,およびrからなる方程式システムをYとrからなる2つの方程式のシステムに要約したのが、ヒックスのIS-LM曲線のシステムです。(1)と(2)を(3)に代入して整理すると (5)   Y-C(Y-T) = I(r) + G を得ますが、これをrについて解き、rをYの関数として表わしたものをIS曲線とよびます。残りの方程式(3)についてもrについて解き、rをYの関数として表わしたものをLM曲線と呼びますが、マクロシステム(1)-(4)は(5)と(3)の2つの式、つまりIS曲線とLM曲線の2つの方程式のシステムに要約されたことになります。rを縦軸に、Yを横軸に描くと、一定の条件のもとで、IS曲線は右下がりの曲線、LM曲線は右上がりの曲線として表わせます。Tの増加の、経済全体への影響、つまりY, C, I, rへの効果は(1)-(4)のシステム全体、言い換えるとこれを要約したIS-LM 曲線がどうなるかを調べないと、何も言えません。一定の条件のもとでどうなるか、結論を言っておきますと、IS曲線は下方に(左に)シフトし、LM曲線は変わらないので、均衡におけるrとYはどちらも下落することになります。したがって、この単純化したモデルのもとでは、このときCは減少するが、Iは増えることになります。     

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