• 締切済み

発明の提案について

当社には「発明提案制度」と言うものがあります。 発明者が、発明した内容を提案用紙に必要事項を記載して提案。 提案された内容について、出願するか否かを会議にて決定する。 といった流れになっています。 しかしながらこの会議、議論される内容が、実施するかどうかといった内容や、実施する場合にどのような点に注意しなければならないのか等の内容に偏ってしまい、企画提案の場か?という状況になってしまいます。 知財担当者としては他にも、「他社が実施するかもしれない内容を阻止したい」という観点から、「この会社の製品にはこういった傾向がある」といった情報を引き出したり、「もっとこうしたら権利範囲を広く取ることができるのでは」といったことを議論したいところです。 しかしながらその思いとは裏腹に、「これは実現性がないな」とか「実製品に反映しないから意味がない」といった形で、「製品に反映しないなら出願しない」という結論で終わってしまいます。 それが出願に関しての方針だと言われれば従えばよいのですが、いつもその結論かと言われるとそう言うわけでもなく「どうなの?」といった内容でも通ってしまうことがあります。 同じような経験された方がみえましたら、アドバイスいただけないでしょうか。 一応私としては検討項目のようなものを作っておき、会議で一つずつ検討していく方式か、めげずに検討しなければならない内容を毎回訴えていこうかなどと考えています。 上司は、基本的に上司の上司に反論するようなことをせず、会議の場でもほとんど発言してくれないので、今の状況を変えてくれそうにないです。

みんなの回答

  • CDCTAK
  • ベストアンサー率52% (60/114)
回答No.2

現在の我が国産業界が抱えている問題点の縮図のようなお話ですね? 会議の出席者の関心は現有設備で作れるか否かと、売れるか否かでしょう。 ご存知と思いますが、知財は未来において効力を発揮するか否かであり、御社の会議ではその点が欠落しているようです。 まず、以下の点を強調されるのが、その問題解決の第一歩と存じます。 1) 現商品が消滅する、若しくは販売が減少する可能性を阻止するのに有効な発明であること 2) 現在の商品の売上げを向上するのに有効な発明であること 3) 同業他社が行っている新製品攻勢の対抗措置になりうる発明であること 4) 会社の長期戦略に寄与する発明であること 以上のような点の何れかを持ち出し、発明が会社経営に影響する事柄であることを常に強調することが肝心です。 おそらく我が国の企業の悪弊である二番煎じ主義が抜けないのでしょうが、我が国はそのようなことを言っている場合ではない危機的状況ですので、先手を打つことの大切さを事につけ訴えるしかないように存じます。 知財担当はとかく開発や製造部門との交流に終始しがちですが、営業や経営企画との交流がむしろ大切です。 営業や経営企画が苦しんでいることの一つでも解決するヒントとなる発明が出れば、大きく評価されるはずです。 一知財戦略研究家より

  • t_ohta
  • ベストアンサー率38% (5253/13738)
回答No.1

御社の特許取得の目的は自社製品の技術保護だけなのでしょうか。 以前勤めていた会社では、他社に支払う特許使用料を安くするためにクロスライセンス契約に含められる特許数を増やす目的で出願しているモノもありました。 もちろん自社で製品化できて売上に結びつく技術であることも大切ですが、他社にライセンス提供して自社の利益になればいいという考え方も有ります。 そう考えると、アイディアの有用性や特許として認められるモノなのかといった議論もできるのではないでしょうか。

beleaguered_pp
質問者

お礼

ご回答ありがとうございます。 現状は、技術保護のみに偏った出願傾向になってしまっています。 私としては、t_ohta さんがおっしゃられるように、自社で実施しなくとも、交渉の材料にできるような内容も出願すべきと思っています。 以前から提言しているのですがなかなか理解してもらえません。 ちなみに、当社の知財の位置づけとしては、開発の中の一部門になっているので、知財担当は私と上司、他は技術の人といった構成で会議は開かれています。

関連するQ&A

専門家に質問してみよう