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外部被ばくと内部被ばくの違いについて

原発事故が大きな問題となっていますが、外部被ばくと内部被ばくの違いについて、何が違うのか気になったので教えてください。

質問者が選んだベストアンサー

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noname#204360
noname#204360
回答No.3

例えば、α線を出すポロニウム α線は放射線の中では一番弱く、1枚の紙すら透過せず、空間も十数センチしか飛びません 従いまして、α線は皮膚の角質すら透過出来ませんので、外部被爆の可能性はほぼゼロです しかし、内部被爆となれば話は別です 内部被爆すれば、延々と放射線を受け続けます しかも、β線やγ線は体を透過するのに対し α線は遠くまで飛ばないので、放出した線量全てを体で受けてしまいます 従いまして、外部被爆より内部被爆の方が危険度は高いと言う訳です 参考までに、私達人類は、食物を摂取する事により 自然界に存在するカリウム40やポロニウム210と言った放射性同位体を体に取り込んでおり 常に、内部被爆を受けています その量は、カリウム40の場合、成人男性で4000ベクレル 年間被爆量は0.17ミリシーベルトになります

hot39hot55
質問者

お礼

回答ありがとうございました。 もっと勉強してみようと思います。

その他の回答 (4)

  • Tann3
  • ベストアンサー率51% (708/1381)
回答No.5

 既に、他の皆さんで十分回答されていると思いますが、少し追加。  放射線には、アルファ線、ベータ線、ガンマ線があることはご承知と思います。 ・アルファ線:ヘリウム原子核(陽子2個と中性子2個から成る)。プラスの電荷を持っていて、紙一枚程度で止まる。 ・ベータ線 :電子そのもの。マイナスの電荷を持っていて、アルファ線よりは透過しやすいが、金属板やプラスチック板程度で止まる。 ・ガンマ線:電磁波で、電荷を持たないので透過しやすい。(X線もガンマ線と同じ)  放射線の影響とは、生体を構成する細胞の中で電離を起こすことで、これによって細胞が異常になる(癌化する)、DNAや遺伝子を傷つける、ということで悪影響を与えるわけです。アルファ線やベータ線が止まりやすいのは、上に書いたように「電離で運動エネルギーを失う」からで、それだけ人体への影響が大きいというわけです。  アルファ線、ベータ線は、外部被ばくの場合、衣類や皮膚でほとんど止まりますので、「皮膚のやけど」のような影響で済みます。(大量に被ばくすれば生命の危機ですが、少量では影響が少ない)  従って、外部被ばくの場合は、体の内部まで透過してくる主にガンマ線が問題になります。  これに対し、体内に取り込まれた放射性物質は、体内で直接放射線を出しますので、アルファ線、ベータ線も生体への影響が大きくなるわけです。当然、体内被曝でもガンマ線の影響もあります。  なお、単に体内に摂取されても、そのまま排泄されてしまえば影響は少ないですが、例えば「ヨウ素」は甲状腺に蓄積されますし、ストロンチウムは骨の中に蓄積されるなど、長期間にわたって体内に留まる元素は、体内被曝を継続することで、特に影響が大きいわけです。原発事故直後に「ヨウ素剤」を服用するのは、ヨウ素を過剰に摂取することで、甲状腺にたまるヨウ素の新陳代謝を促し、排出を早めるためです。

hot39hot55
質問者

お礼

回答ありがとうございました。 詳しい説明で理解できました。

  • WW-K
  • ベストアンサー率25% (16/64)
回答No.4

外部被曝 : 体外に放射線源(放射性物質)がある。 内部被曝 : 体内に放射線源(放射性物質)がある。 なので外部被曝の場合は放射線源から遠ざかったり、放射性物質を体表面から洗い流せば被曝が停止する。 しかし内部被曝は、放射性物質を口から摂取するか、呼吸器により吸入するか、その他にも傷口から染みこむかして体内に入った状態であり、放射線源から遠ざかれないし、洗い流すことも中々難しい(体内洗浄の方法も一部あることはある)。内部被曝はその後継続的に体内で被曝が発生する。 内部被曝は放射線源が体内にあるために、外部被曝では無視できる少量の放射性物質によっても高い被曝被害がでる。 加えてα線のような透過力の低い放射線種はその放射線全量が体内に吸収されてしまうために著しく健康被害が大きい。その場合、体内の同じ部位が繰り返し被曝してしまうケースが多く、発ガン等の健康被害率が高まる。 原発事故によってばら撒かれた人工放射性物質はその存在密度において偏在性が著しく高い為、注意を怠れば大きな健康被害を被る危険がある。 簡単に言えば、バナナの中に含まれている自然放射性物質の放射性カリウムは、台湾バナナでもフィリピンバナナでもほぼ同じ密度で存在しているのでどちらを食べても被曝量に変わりはないが、福島産の米と四国産の米とでは福島産の米に集中して人工放射性物質の放射性セシウムが含まれて入る「可能性」があるため、注意を怠って汚染米を食べてしまって重度の内部被曝を起こす「危険」がある。 原発事故による内部被爆に気を付けようというのは、人工放射性物質のこのような偏在性をよく知って、その危険から少しでも遠ざかるためのものです。 自然放射性物質の放射性カリウムは全然平気だから、人工放射性物質の放射性カリウムも全然平気だ!と主張するのは素人さんや原発利権に絡んでる業者やその系統の人。

hot39hot55
質問者

お礼

回答ありがとうございました。 分かりやすかったです。

  • Willyt
  • ベストアンサー率25% (2858/11131)
回答No.2

外部被曝は身体の外にある放射性物質からの放射線に曝される場合を指します。従ってその物質から遠ざかれば被爆量が減少します。 内部被曝は食物摂取などを通じて体内に取り込んだ放射性物質による被爆で、これからのがれることができず、新陳代謝で身体からその物質が排出されるまで被爆が続きます。ですからたとえ弱い放射能でも危険度が高いのです。

hot39hot55
質問者

お礼

回答ありがとうございました。 違いがよくわかりました。

  • tar5500
  • ベストアンサー率22% (852/3865)
回答No.1

外部被ばく 一応皮膚などのバリアーがあるので比較的被害は少ない 内部被ばく バリアーのない内臓に直接放射能にさらされるので危険度高い

hot39hot55
質問者

お礼

回答ありがとうございました。 ためになりました。

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