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被爆と被曝と被ばくの違い
福島市の広報に医学博士の意見として 「放射線」について正しく理解しましょう “被ばくには「外部被ばく」と「内部被ばく」の2種類があります。外から皮膚などに放射線を浴びる外部被ばくは熱線によるもの。20~30km先では絶対にありません。” という記載がありました。福島市にいて環境放射線が1.46μSv/hから1.6μSv/hの中にいますが、外部被ばくは絶対にないというこの医学博士の話を信じてよいのでしょうか。
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被ばくの言葉に関しては、他の回答者が解説していただいていますので、ご理解いただけるかと思います。 稲先生の意見も、武田先生の意見も極論ですよね。放射線が発見され使われだしてからまだ百年ちょっとしかたっていません。本当のことは、まだまだ分かっていないというところが本当ではないでしょうか。戦争で被ばくをさせられた唯一の国なのに放射線に関して基礎的な知識がないのは、国の責任もありますが日本国民全体にも問題がありそうです。今のような状況になってパニックを起こしているのはおかしな話です。言い方は悪いのですが、今回の事故で放射線に関する多くのことが分かるようになるのだと思います。非常に悲しい話ですが。 さて、被ばくには確かに「内部被ばく」と「外部被ばく」があります。稲先生の講演を聞いてはいませんが、外部被ばくは熱線とは関係ありません。それは原爆の話と混同されているようです。被ばくは、周囲に放射線を出すものが存在し、そこから出てくる放射線によって生じるものです。放射線を出す元が宇宙の彼方であれば「宇宙線」ですが、たいていは放射線を出す物質が存在しています。土地や水等に含まれる放射性物質から出てくる放射線を外から浴びる場合が外部被ばくになります。つまり、20~30km先でも放射性物質が原発から飛んできているのですから、そこからの外部被ばくはあります。 内部被ばくは、放射線を出す元が体内に入った場合にそこから受ける放射線の被ばくをさします。もともと体内に存在している放射性物質もありますし(炭素14やカリウム40等)、自然に存在するラドンなどを吸い込んだ場合も内部被ばくになります。原発から飛んできたヨウ素131を吸入した場合、ヨウ素131やセシウム137で汚染された水や食物を摂取した場合も内部被ばくにつながります。 環境放射線が1.46μSv/h程度では、今すぐ障害が出る程度ではありませんが、ほとんどが外部被ばくだと思います。 昔、携帯電話の電磁波が子どもの白血病を誘発・・・・なんてことが話題になりましたが、今では幼稚園児でも携帯を使っている時代です。電磁波も放射線の一種のガンマ線・X線も同じ電磁波なんですけど、放射線だけ特別怖がられていますよね。私は、仕事がら1日で20μSv程度被ばくします。これが決して安全な量だとは思っていませんが、心配する量でもないと思います。しかし、職業で被ばくする人は、6か月に1度専門の健康診断を行っています。それによって被ばくの影響がないことを確認しています。 福島で放射線の被ばくを受けられている方々は、同様に専門の健康診断が必要になってくるのではないかと思います。
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- Mumin-mama
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すでに、質問に対する回答は出ていますが、 外部被曝は無くとも、放射能を体内に取り込めば体内被曝します。 5:45からの武田先生の意見をご参照ください。 http://www.youtube.com/watch?v=HEMNbhLvZD0 諸葛先生の1960年代のセシウムの話ですが、私は当時のセシウムの影響は大いにあったと信じています。当時は「雨に濡れるとはげちゃうよ!」というのが、子供達の合言葉で、家では毎食わかめや昆布を子供達は無理やりでも食べさせられました。 体内被曝について http://smc-japan.org/?p=1310 >福島市の広報に医学博士の意見として >「放射線」について正しく理解しましょう その医学博士とは、この方ですか? http://www.youtube.com/watch?v=PQcgw9CDYO8&feature=related 上の医学博士の反対意見です。 http://blogs.yahoo.co.jp/zodiacfumiya/19520148.html http://takedanet.com/2011/04/post_1d9d.html 4月に入ってから、TVなどには原発について正しい情報を出さない様にしているようです。 ネットも規制されているようで、昨日は見られたものが今日は見られない様になっています。 正しい情報が得られないことで、これから若い人の癌が増えるのではないかと心配しています。
お礼
福島県の県放射線健康リスク管理アドバイザーと称する方々です。 原発について正しい情報が発信されていないのは同意見です。 プルトニウムの検出は報道されても燃料棒のうちMOX燃料が今どのような状態かは一切報道されません。 リンク参考にさせていただきます。 ありがとうございます。
- tpg0
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ANo3です。 失礼しました。年間約14mSvは胸部エックス線CTの6.9mSvの2回分程度の被曝量です。 因みに、放射線技士などの年間被曝量は50mSv程度とされてます。 このような、データーから医学博士は弱い放射線を「被ばく」と表現したかったのだと思います。
お礼
福島市では20μSv/hを超える日が何日も続いてようやく最近2μSv/h位になってきている状態です。 学校の校庭とかも場所によっては5μSv/hを超えるところもあります。 不安な状況なのでわかりやすい表現と適切な説明が必要な状況なのです。 ありがとうございます。
- tpg0
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信じて良いです。 そもそも、日本では自然界に存在してる放射線で年間に2.4mSvを浴びてます。 (※国によって自然放射線量が異なる) 放射線量は線源からの距離の二乗に反比例しますから、福島市の放射線量が1.6μSv/hとして1日24時間の放射線量は38.4μSvです。 この放射線を1年365日浴びたとしても14,016μSvになります。 μ(マイクロ)の単位は100万分の1ですから、1,000分の1のm(ミリ)に換算すると約14mSvになります。 この数値は、自然界の放射線の約5.8倍になりますが、胸部エックス線CTの6.9mSvより小さな数値です。 放射線を1度に100mSv以上浴びると健康に影響(癌のリスクなど)を与える可能性があるとされてますが、放射線は放射性物質のように蓄積(内部被曝)されないので、微弱な外部被曝なら「被ばく」の表現が適当と判断してるのだと思います。 「被曝」とは放射線に曝露されることを意味します。 そして「被爆」は爆弾の被害を被ることを意味しますから、放射線のない火薬爆弾の被害に遭っても被爆です。
タイトルと内容が微妙に違う気がしますが。 まずはタイトル。 被爆=原水爆の爆撃を受けた時 被曝=放射線にさらされた時 被ばく=意味は「被曝」と同じですが、「曝」の字が常用漢字外なので「ひらがな」で表示しています。 で、外部被ばくについて。 ご存知かとは思いますが、宇宙線も放射線の一種で、 常に地上に降り注いでいますから、 >外部被ばくは絶対にない --というのは誤りです。 ただ、1.46μSv/hから1.6μSv/hという程度であれば、 人体に影響が出る可能性は極めて低いといって良いと思います。
お礼
確かに...タイトルと内容は少々つながりに問題があるようですみません。 ただ、一般の人に広く知らしめる情報源として、地方公共団体が出す内容と しては不適切であると感じたもので、ご質問させていただきました。 ありがとうございます。
- kiyocchi50
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被爆は「爆発をうけること」 被曝は「放射線をうけること」 被ばくは一般的には「被曝」と同義です。 医学博士の意見ですが、 放射線を放出している物質が一カ所にあるとした場合、30kmでの外部被曝はありません。 ですから、原子炉にある放射性物質による被曝は避難している限りありえません。 ただ、まき散らされた放射性物質は、時間と共に減っていくものの依然として残っているので、それによる「外部被曝」は考えられます。ですから「絶対にない」とは言えません。 その医学博士が嘘を言っているというよりは、言葉足らずといった感じでしょうか。
お礼
隣接市町村まで放射線により計画的避難地域に指定されているのに「絶対にない」なんて 言葉を聞くと矛盾を感じたもので... ありがとうございました。
お礼
お恥ずかしい話、原発から放射性物質が自分に降りかかるまでμSvなんて単位は知りませんでした。 言葉尻を捉えるような質の問でしたが、不安な状況ではたとえ悪い知らせであっても正しくわかりやすい情報を望みますが、それが伝えられていない福島市の状況に不安を感じています。 言葉の定義がしっかりしていない中で正しく言葉を伝えるのは無理と考えた次第です。 専門家の意見も極端な話が多く、何がより正しい情報なのかを判断することができない状態でした。 福島市に外部被ばくはないのですか?の質問には「県で作ったパンフレットですから県に聞いてください。」福島県では「内容に間違いがあれば訂正します。」これではなんとも....DDTも枯葉剤も安全であるというお墨付きで世に出てきたもので、国や県や市が安全だといっても、即安心と思えないのです。 ありがとうございます。