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関係代名詞・目的格(人以外)と関係副詞の違いは?
関係代名詞・目的格(人以外)と関係副詞の本を見ていて疑問を持ちました。 ・関係代名詞 which あれは彼が描いた絵です。 (1)That is a picture which he painted. ・関係副詞 where あれは彼が生まれた村です。 (2) That is the village where he was born. 上記2文を比べてみると、(2)は以下のようにも表現できると思われますが、 正しいでしょうか? (3) That is the village which he was born. もし、正しいとしたら、(2)は何のためにあるのでしょうか?
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>あれは彼が生まれた村です。 >(2) That is the village where he was born. 関係副詞は、言葉通り副詞の働きを持つ関係詞です。副詞としてのthere, hereなどは前置詞を用いません(代名詞の用法もあって、そのときは前置詞を用います)。 He was born there (by his mother). the villageは名詞です。そこで生まれたのなら、何らかの前置詞が必要です(inが多い)。 He was born in the village (by his mother). もし前置詞を用いないと、be bornとthe villageの意味が変わってきます。 He was born the village (by his mother). 「彼は生まれながらの村民たちだった。」 これは、意味的に無理があります。the villageが集合的な名詞で複数の村民を意味するためです(the villageではなく単数のa tennis playerなどなら良い)。 すると、 >(3) That is the village which he was born. 「あれが、彼が生まれながらの村民であるものです。」 となってしまします。生まれた場所を指したいなら、やはりinといった前置詞が必要です。 That is the village which he was born in. (口語ではこういうのもある) That is the village in which he was born. (書き言葉はこのほうが良い) 「あれが、彼が生まれた村です。」 関係代名詞のwhichを、関係副詞whereにすれば、それは副詞の働きをするので、たとえ名詞であっても、there, here同様、前置詞が不要になります。それで、 That is the village in which he was born. 「あれが、彼が生まれた村です。」 とできるわけです。
- princelilac
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(3)の文は誤りです。 「副詞」という品詞から説明します。 I live in Tokyo. He goes to the park. を there に置き換えると、I go there. He goes there. となります。つまり there には in, to の意味を含んでいると考えることができます。他には前後のつながりによって on, at なども含むことがあります。 Where do you go? Where does he live? などでも in, to などは使いません。これが「副詞」の使い方なのです。 (2) That is the village where he was born. は下の二文が基になっています。 This is the village. In the village he was born. 二文目の In the village が where に置き換わっています。 (2') That is the village which I like. は下の二文が基になっています。 This is the village. The village I like. (説明のため通常とは語順を変えています。) 二文目には元々 In などがありません。つまり関係『副詞』ではなく、関係『代名詞』でつなげるのが正しいのです。 ※(2')は関係代名詞の目的格ですので、実際の場ではほぼ100%省略されます。
- wind-sky-wind
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関係代名詞の which は先行詞 picture や village を it と受ける感覚。 a picture → it として,He painted IT. が成り立つから, he painted which → which he painted とできるのです。 he was born IT が成り立つのなら, which he was born でもいいですが,いかがですか。 後ろから訳して「彼が描いた絵」「彼が生まれた村」 としていただけではこの違いはわかりません。 「絵」を描いた 「村」で生まれた という「を」「で」という助詞が,後ろから訳すとなくなります。 それは日本語の助詞が後置詞的な役割を果たすからで,英語の前置詞では 「村で」生まれた,なら in が必要です。 He was born IN it. なら正しいので, That is the village (which/that) he was born in. That is the village in which he was born. なら正しいです。 これを,That is the village where he was born. としてもいいです。 普通には in which の代わりが where と習うのですが, the village を代名詞で受けるのでなく,「そこで」と副詞 there で表す。 the village に対して,He was born THERE. ならいい。 この there という副詞の代わりが関係副詞 where です。 関係「副詞」は副詞の一種と説明されますが,先行詞は名詞。 だから,the village を there「そこで」と副詞で受けるように, where とする。この感覚がわかればいいですが,いかがでしょうか。
- suko22
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関係代名詞や関係副詞はもともと2つの文があってそれを一つの文に関係~というもので一つの文にまとめたものと考えるとよいと思います。 That is a picture which he painted. →これは This is a picture. He painted a picture.の2つを合体させた文です。 普通の代名詞を使うと、This is a picture. He painted it. となるだけです。 これを関係代名詞を使うと後半の文のitをwhichに置き換えて、それを前文のa pictureの後ろに持ってきます。そうすると2つの文を一つにつなぐことが出来ます。 That is a picture which he painted. a pictureが先行詞で、その先行詞をwhich以下が修飾する形になります。(後置修飾) That is the village where he was born. これは2つの文章に分けると、That is the village. He was born in the village. となります。 上記と同じように考えると、後半の文のthe villageは前置詞inの目的語とみることが出来るので、これをwhichに置き換えて、 That is the village which he was born in. 関係代名詞を使うと、最後にinが残ります。文法的にはこれでも正しいのですが、ちょっと不自然です。 というのも前置詞のあとは名詞がこないと違和感ないですか、ということです。 ですので上の文は普通inをwhichの前に持ってきます。 That is the village in which he was born. 要は、in the village=in which これをin whichごと先行詞の後ろにもって行きましょうということです。これがよく文法書で書かれている「前置詞+関係代名詞」と呼ばれるものです。 以上は目的格の関係代名詞の表現法でした。 ここで、見方をちょっと変えてみます。 in the villageというのは一言で表すと副詞there(そこで)に置き換えることが出来ます。 in the village=thereということです。 これを使って2つの文を書き直すと、 That is the village. He was born in the village. は、 That is the village. He was born there. となります。thereは副詞です。これを関係代名詞と同じようになにかに置き換えて先行詞the villageの前に置けないかと考えられたのが関係副詞です。先行詞the villageは場所を表しますので、場所を表す関係副詞whereを使うことになります。 すなわち、in the village=there=whereということです。 ですので、 That is the village. He was born in the village. は、 That is the village. He was born there. と同じで、 That is the village. He was born in the village. は、 That is the village where he was born. と同じになります。 関係代名詞は代名詞を置き換えたもの。 関係副詞は副詞を置き換えたもの 。 ということができます。 下記にまとめておきます。 That is the village. He was born in the village. =That is the village which he was born in.(inの目的格) =That is the village in which he was born.(inを前に持っていった) =That is the village where he was born.(in the village=there=where) 最後の文とその前の文を見るとin which=whereとなっていることがわかります。 関係代名詞と関係副詞は代名詞を置き換えたか、副詞を置き換えたかの違いです。