• ベストアンサー

景気回復期待と利回りの関係

日経新聞の記事から質問です。 24年3月21日の日経新聞の記事、「国債利回り じわり変化」という記事から質問です。 そのなかの一節に、 「期間が長めの国債利回りが急上昇してきたのは、景気回復期待が一因だ」とあります。 景気回復期待があると、なぜ長めの国債利回りが上昇(価格は低下)するのでしょうか? まだ経済を学び始めて日が浅く、いろいろ検索してみても、なかなか飲み込めません。 初心者向けの言葉で、教えていただけたら幸いです。よろしくお願いします!

  • 経済
  • 回答数5
  • ありがとう数5

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
回答No.2

超低金利のデフレ圧力の強い不況下では、国債は最後の安全資産として取り扱われる傾向にあります。 市場で金融危機懸念が渦巻いていたり、あるいは民間企業が多くの不良債権を抱えていたり、市場が極めて不安定になっている状況下ではちょっと市場のバランスが狂っただけで、一気に倒産の連鎖が起こり金融機関はその連鎖にあっという間に飲み込まれてしまいます。金融機関にとって不当たりを出しそうな企業にお金を貸し出すことは自殺行為でしかありません。その為、融資審査上貸し出せる先が極めて限定的な状態になります。 同時に不安定な市場環境下では民間企業も投資に消極的で借金をしようとせず、逆にリストラを促進して借金返済、事業縮小を優先するため、金融機関の投資先、融資先はますます限定され縮小して行きます。 こうなってしまうと、金融機関は深刻な投資先不足、融資先不足という自体に追い込まれます。お金の貸出先が縮小して行けば金融機関は倒産します。そして大手の銀行か証券会社などが1社でも倒産すれば大量の不良債権が発生し、市場原理に則れば他の金融機関もすべて倒産します。つまりは金融危機へと連鎖します。 そこでそういった自体に陥る以前に国が国債を発行することで(超低金利で微々たる利潤であっても)金融機関や市場にとって国債は最後の安全資産として機能することになるのです。

BJ84BJ84
質問者

お礼

ありがとうございました! よくわかりました^^

その他の回答 (4)

回答No.5

他の方が仕組みについて回答していますので視点をかえてみます じっさいに財務省から国債金利の利回りの推移をグラフにしてみました http://www.mof.go.jp/jgbs/reference/interest_rate/kako.htm ですがいかがでしょうか?本当に期間が長めの国債利回りが急上昇なんかしているでしょうか? メディアは事実をかなり歪めてしまうことがあります 一つの傾向として小さな問題を大きな問題に 小さな変化を大きな変化にしてしまうことは多いです 大きな出来事にしないと話題性がないからです 世の中にあるたくさんの間違いに惑わされずに頑張っていってください

BJ84BJ84
質問者

お礼

ありがとうございました!よくわかりました^^

  • eikowings
  • ベストアンサー率39% (125/314)
回答No.4

基本的には、資金需要との関係から、好況不況と利回りの関係を考えれば分かると思う。 その関係で将来の景気動向を、国債市場が織り込んできたと考える。ただ、好況が期待値のようなものになっている場合、その期待が裏切られると、利回りが逆方向にぶれだす。

BJ84BJ84
質問者

お礼

回答ありがとうございました!

回答No.3

> 景気回復期待があると、なぜ長めの国債利回りが上昇(価格は低下)するのでしょうか? 資本主義国では民間企業が主役であることが理念的前提になっています。そのため国債は民間よりも低い利率になるように操作されています。金融機関は利益を上げるため少しでも利率の高い金融商品を買おうとします。国債が売られて、少しでも利率の高い民間の債権が買われているということは、民間企業の企業活動が活発化し融資先、投資先が増えている事を意味し、それは景気回復期待が高まっていると見ることができるということです。

BJ84BJ84
質問者

お礼

回答ありがとうございました!

回答No.1

国債は、本来は、利益を得るものではなく、損失をしないための投資です。その損をしないが果てしなく怪しくなるからです。 景気が良くなれば、他の投資先の方が利回りは良くなり、国債の人気は無くなります。人気が無くなる理由は、国債自身の償還価格は決まっているので、物価が上がると、国債は最悪の投資先になるからです。 100万円持っているとしますね。で、物価、株価が5%のインフレだとします。 これを、お金で持っていたら、永遠に100万円です。 景気がよく、株価が年5%上がっているとしたら、株に投資したら1年後は105万円になります。 物価と土地が連動しているとしたら、100万円土地は、翌年は105万円の価値です。 国債は、額面100万円を100万円で買った場合、10年ものでも金利は1%ありませんから、1年後101万円になることはありません。 物価が2%以上のインフレにしたいと、国債を発行している国や、物価政策を行える日銀が言ったとしたら、あなたなら国債を買いますか?

BJ84BJ84
質問者

お礼

よくわかりました^^ 回答ありがとうございました!

関連するQ&A

  • 国債利回りのこと

    7月19日付け日本経済新聞記事に「長期金利の代表的指標である新発十年物国債利回りは前日比0.035%低い1.545%。米国債相場の上昇や日経平均株価の下落を受けて買いが優勢だった」とありました。 国債利回り→買いが優勢→利回り下がる の関係がよくわからないのですが、(国債の買いが優勢だと下がる理由)分かりやすく、小学生に教えるつもりで簡単に教えて下さい。

  • 財政支出時通貨高

    2008年11/28日の日経新聞に 「財政支出を増やすと国債の利回りが上昇、通貨高で輸出は鈍る。 一方、利下げは景気刺激と通貨安による外需拡大の二重効果がある。」と載っていました。 利下げ時の説明は分かるのですが、財政支出時の説明がいまいちピンときません。 「財政支出→国債発行→国債の供給が増えるので国債利回り低下」となると思うのですが、 そこからなぜ「通貨高」になるのでしょうか? 高利回りの国債を買うために外貨売り円買いが行われるからなのでしょうか?

  • 景気回復してるんですか?

    報道を聞いてると景気は回復してきている。 今後賃金も上昇してきて?とか言ってました。 何を基準に回復傾向と政府は決めてるんですか? 物価は上がり保健税金も上がり大変なだけなのに。 ある報道マンは期待できる程景気回復はしないと言ってました。 でも、ほとんどの方は景気回復を実感してるんですよね?

  • 金利と景気の関係で質問です。

    金利と景気の関係で質問です。 8月4日に、長期金利が1%割れ(0.995%)となったとの 記事が新聞に載りました。 新発10年物国債の流通利回り、だそうです。 (1)上記の金利が低くなるのは、円高が進んで財政収支が悪くなったから でしょうか。 (2)そもそも金利が上記みたいに1%割れた!なんて事は、具体的どういう 理由で大きな出来事なのでしょうか? すいません、経済に詳しい方、宜しくお願いいたします。

  • 国債を刷ると景気回復のブレーキになる?

    国債をあまり発行しすぎると景気回復が鈍くなることはないでしょうか? すなわち、銀行の国債保有比率が高くなればなるほど、いざ景気回復局面になって国債金利が上昇に転じた時、 時価会計上で国債の評価損を計上し、 その評価損を相殺できるだけの魅力的な融資先を探すのに苦慮し、あるいは貸し渋りが起きて景気回復のブレーキになってしまうのではなでしょうか?

  • 国債利回りと銀行業績の関係について

    国債利回りが上昇すると、過去に公的資金を注入されたりそな銀行の業績はどうなるのでしょうか? 国債利回りが上昇⇒国債は下落⇒銀行には含み損 国債利回りが上昇⇒それに連動して住宅ローンなども上昇⇒銀行が受け取る利子も増大 要は、銀行が抱える国債の含み損が勝つか、銀行が貸し出しているローンから受け取る利子が勝つかの問題とは思うのですが、よくわかりません。 また、長期金利の上昇すると、預金と貸出利率の差が拡大して公的資金返済のスピードは速まるということはあるのでしょうか? 経済に詳しい方、教えていただければ助かります。

  • 今後は景気が回復していくのか?

    最近の日経平均株価を見ていると上昇しており、また円安も進んでいることから、今後は徐々に世界的な景気も回復してくるのでしょうか?それともこれは一時的なものなんでしょうか?

  • 債券の利回り

    既発債の債券、たとえば10年物。 どの国の物でもいいのですが、A国とします。 今、利回りが上昇しているとすると、コレって言うのは、A国の景気が回復傾向にある中であるなら、市場金利引き上げの可能性を、すなわち、債券価格下落を前に、売りに走る投資家の行動で利回りが上昇しているはずです。それ以外の、致命的な混乱は避けます。 そうなると、利回りが上昇すると言うこと自体は、その国の経済の強さを表すのではないでしょうか?

  • 景気回復と日経及び為替

    どなたか、経済、景気に明るい方、教えていただけませんでしょうか 世界中の政府が躍起になって景気回復への 経済刺激策等行っています。 ニュースなどを見ていますと、2010年には 回復するだろう、という見方が大勢なのも分かりました。 しかし具体的に何がどうなれば回復と見て取れるんでしょう? 雰囲気では人それぞれ感覚が違いますので分かりません。 そこで、例えば日経がどれくらいになったら回復と見ていいのか? NY DJがどれくらいならいいのでしょうか? そして為替なら主要国通貨が対円で、 米$がいくら ユーロがいくら £が スイスフランが カナダ$が 豪$が いくらになっていれば回復と見て取れるのでしょうか? もちろん株価の上昇や政策金利の高い国の通貨が対円で 上昇するのは、いわゆるリスク選好が進んだときというのは 分かっております。 どなたか教えていただけませんでしょうか。 お願いします。

  • 国債と金利について

    こんばんわ。早速質問です 本日の日経新聞より 社債が人気という関連から国債の金利に話しが流れ、 市場金利の低下で利回りは1%を国債は切っている 固定金利型(10月発行)5年 表面利率0.60% 変動金利型(10月発行)10年 表面利率0.53% という記事。 また、為替と株の値動きの欄で 10年国債利回り1.395%に上昇 という記事。 この二つは同じ国債金利なのになんで利回りが異なっているんですか? 金利について短期金利やら長期金利やらあっていまいち理解しきれていません。 回答よろしくお願いします。