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財政支出時通貨高

2008年11/28日の日経新聞に 「財政支出を増やすと国債の利回りが上昇、通貨高で輸出は鈍る。 一方、利下げは景気刺激と通貨安による外需拡大の二重効果がある。」と載っていました。 利下げ時の説明は分かるのですが、財政支出時の説明がいまいちピンときません。 「財政支出→国債発行→国債の供給が増えるので国債利回り低下」となると思うのですが、 そこからなぜ「通貨高」になるのでしょうか? 高利回りの国債を買うために外貨売り円買いが行われるからなのでしょうか?

質問者が選んだベストアンサー

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回答No.3

先程は国債の新規発行による論理を述べましたが既発の国債では次の様に考えられるのではないでしょうか。 *財政支出をする。 *将来はインフレ傾向が予想される。 *インフレになれば既発の低金利の国債は不利になる。 *早く処分したいので外国人所有者は安い自国通貨でたたき売る。 *相対的に円高になる。

taiki29
質問者

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重ねてのご回答ありがとうございます。 新規発行債についてはイメージできたのですが、既発債についての記述でいくつか疑問が残ってしまいました。 1.何故財政支出をするとインフレが予想されるのでしょうか? 2.何故インフレになれば既発の低金利の国債は不利になるのでしょうか? 3.「外国人所有者が自国通貨でたたき売り、相対的に円高になる」とありますが、国債を売るということは円を手にするのですよね? その円で自国通貨(ドルなど)を買うわけですからこの流れだと円安ドル高になるのではないのでしょうか?

その他の回答 (7)

回答No.8

No7です。話が貴方の最初の質問からずれてきているので元に戻します。「高利回りの国債を買うために外貨売り円買いが行われるから?」 「YES!」これでOKです。 「供給が増えるので利回りが低下」というところが誤解で利率を高くして購入意欲を高める、すなわち円高と云う事でしょう。

taiki29
質問者

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ご回答ありがとうございます。 気がつけば確かにそれていましたね。申し訳ないです。 経済は複雑に絡み合っていて本当ややこしいですけどおもしろいですね。 もっと勉強してアドバイスできる方になりたいと思います。 長々とありがとうございました。

回答No.7

No6です。 既発の国債を買った時点で円高になると書かれていますが必ずしもそうではないと思います。当時は円安で外国人から見ると日本国債は安く入手できる日本円で、積極的に買い上がる様なものではなかったので円高まではいかないでしょう。現在は円高傾向になっているので、そのまま持っていても利益はでているのですが、さらに高金利の国債が発行されるとそれを求めて買い増しや買い替えを行う人達が増加し円高の方向に進むものと思いますがいかがでしょうか。 通貨も株も物も同じで、皆が買いトレンドでないときに少々買っても上がりません。下げトレンドでは少し売ってもドンと下がりますが。

taiki29
質問者

お礼

ご回答ありがとうございます。 ふむふむ円安時に外国人がドルを円に替えて国債を買ったが、人数的にはそんなに多くなかった。 しかし、円高傾向なってきて、もっと利回りのいい国債を買い増ししようとして 円が買われ更に円高という流れになっているということでしょうか。 円が買われて国債が買われているのは 日本と欧米の内外金利差も影響しているのでしょうか? 現在の欧米の長期金利は下落傾向ですよね? 欧米は比較的日本より利下げ幅があるので(アメリカは苦しいですが) 今後更なる利下げがあったら利回りは下がるだろうという予想も働いているのかなと思ったのですがいかがでしょうか。

回答No.6

既発の国債について舌足らずのご回答を致しました事をお詫び申し上げます。まず財政支出は国債の発行等により経済の規模を拡大しようとするものですし、それに刺激されて民間の資金も活発に動き出し物価も上昇してくるので、インフレ傾向になる可能性があると思います。すると長期金利は上昇し、新発の国債は高利で発行されるので既発の低利の国債は人気が無くなり価格が低下します。たまたま日本国債を所有していた外国人は満期まで持っていても利回りが悪いわけですから、早く処分するためにたたき売って金利上昇による通貨高が予想される円を買おうとするという話のようにおもいます。はやとっちった回答をして申し訳御座いませんでした。

taiki29
質問者

お礼

ご回答ありがとうございます。 ここでまたもや疑問が生じたのですが、 (1)外国人が日本国債を買おうと考える (2)ドルを円に替える (3)円高になり、輸出が鈍る (4)政府が財政出動で国債を発行する (5)経済が刺激され、物価上昇でインフレになる (6)高利率の新規国債発行で、既発国債の価格低下 (7)外国人が国債を売る (8)円高になる? 既発国債を持っている外国人は (2)の時点で円を買って国債を買っているのですよね? それならば、(2)の時点で既に円は買われて 円高になっているわけなので(7)の時点で国債を売っても 更なる円高にはならないのではないでしょうか? 分かりにくくてもうしわけありませんがご回答いただけると幸いです。

  • akik
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回答No.5

利回りの上昇の誤りです。ごめんなさい。 企業が国外に内部留保している資金が存在します。 簡単に言うと、日本国内で儲かっていたので、あえて 子会社の利益を本社に移動させる必要がなかった。 ところが、日本企業の減収減益が鮮明化すると、 企業は自己防衛本能が働き始める。その結果、 本社の収入を増やす必要が生まれる。あるいは、 債務の圧縮を行う。これは企業の自己防衛本能です。 そして、融資を受けるよりも低コストで資金調達が 可能となります。 だから、海外の子会社に滞留させていた余剰資金を 国内に戻す可能性が生まれて来ます。これが資金の 資金の帰国となり、円高要因になります。

taiki29
質問者

お礼

改めてのご回答ありがとうございます。 景気が悪くなって財務状況が悪くなると、 本業の収入増加が見込めないから、 海外の子会社の余剰資金を吸収して、 結果的に円買いとなり円高になるわけですね。 ということは海外の子会社は資本金が減って 自己資本比率も下がってしまうのですよね? 何だかかわいそうですね・・・。

  • akik
  • ベストアンサー率33% (93/277)
回答No.4

本来は、、市場は、国債の供給が増加することは、利回りが上昇することを 意味します。たくさん流通しているものに希少価値が減少するからです。 今の金融恐慌時に、リスクの回避から質への逃避が発生します。だから、 本来ならば、国債の増発は利回りの上昇になるのが、日本国債に関して 利回りの低下が発生するになるでしょう。 通貨高は、日本円に関してのみ言及するとして、日本の景気の悪化で、 日本企業が海外で稼いだ現金を帰国させる必要が出てきます。企業が 国内で利益を上げている場合は、海外の現地でお金を寝かせています。 その帰国ラッシュが、国債の増発と同時に発生する可能性があるので、 世の中は通貨高を連想している。

taiki29
質問者

お礼

ご回答ありがとうございます。 1段落目はイメージできました。 日銀の売りオペで国債価格が下落して利回りが上昇しますしね。 2段落目についてですが、質への逃避が発生するとみんなが国債を買いたがるので国債価格が上がり、 利回りは低下するのが普通なのではないでしょうか? 3段落目についてですが、日本の景気が悪化してきて各企業内にお金が無くなってきたので、 海外で稼いだ現金を日本に持ってこないといけない状況ということでしょうか? また、「国内で利益を上げている場合は、海外の現地でお金を寝かせています。 その帰国ラッシュが、国債の増発と同時に発生する可能性があるので、 世の中は通貨高を連想している。」という一文がよく理解できませんでした。 理解不足で申し訳ないですがご解説いただけるとありがたいです。

回答No.2

次の様な論理になるのではないでしょうか。 *財政支出をしたいが金が無い。 *国債を発行する。 *高い利子を付けないと売れない。 *高い利子を付ける(高利回り) *外国からも買いに来る(キャリートレード) *円を買う事になるので円高になる。 *円高になると輸出は鈍る。

  • trajaa
  • ベストアンサー率22% (2662/11921)
回答No.1

その記事自体は未読のため、質問文から推測。 >財政支出→国債発行→国債の供給が増えるので国債利回り低下 逆じゃ? 国債の供給(発行)が増えても、それを買って貰わなければ無意味。 債権を買う側にしてみたら、低い利率よりも高い利率の方が投資意欲が湧く=つまり債権を買う人が増える=つまり国債の発行量が増えた分を購入してもらえる

taiki29
質問者

お礼

ご回答ありがとうございます。 「債権を買う側にしてみたら、低い利率よりも高い利率の方が投資意欲が湧く=つまり債権を買う人が増える=つまり国債の発行量が増えた分を購入してもらえる」 とのことですが、その後は 「海外からも購入する人が増えて円が買われて円高になり、輸出が鈍る」 という流れになるのでしょうかね。 ありがとうございました。

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