デキストリン、限界デキストリン、デキストランの違い

このQ&Aのポイント
  • デキストリン、限界デキストリン、デキストランについて質問させていただきます。
  • デキストリンはいくつかのα-グルコースがα(1→4)結合したものであり、限界デキストリンはデキストリンの中でもアミノペクチンがαーアミラーゼにより代謝されたものであり、デキストランはいくつかのα-グルコースがα(1→6)結合したものです。
  • デキストリン、限界デキストリン、デキストランについては、それぞれ異なる結合形態を持っており、消化吸収される速度や効果などにも違いがあります。
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デキストリン、限界デキストリン、デキストランの違い

デキストリン、限界デキストリン、デキストランについて質問させてこの場を借りて質問させていたただ来ます。よろしくお願いいたします。 デキストリンと限界デキストリン(=難消化性デキストリン)とデキストランという言葉がありますよね? この3者の違いがよく分かりません。 自分なりに調べたのですが、以下のような考えでよろしいのでしょうか? <自分の考え> ○デキストリン:いくつかのα-グルコースがα(1→4)結合したもの ○限界デキストリン(=難消化性デキストリン):デキストリンのうち、アミノペクチンがαーアミラーゼにより代謝されたもので、α(1→4)結合だけでなく、α(1→6)結合を含むもの。 ○デキストラン:いくつかのα-グルコースがα(1→6)結合したもの お手数をおかけしますが、ご存知の方がおられましたら、よろしくお願いいたします。

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質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
  • htms42
  • ベストアンサー率47% (1120/2361)
回答No.2

自分なりに調べられたという事ですがもう一つ調べ足りないような感じですね。 あなたの書かれた「デキストリン」の内容と「限界デキストリン」の内容には食い違いが生じています。 言葉からして「限界デキストリン」は「デキストリン」の一部であることが分かりますね。限界デキストリンがα-1,6結合を含むのであればデキストリンにもα-1,6結合があるはずです。 辞典で調べると デキストリン:デンプンを酵素または酸で加水分解した時に生じるグルコース重合体の混合物 と書かれています。デンプンにはα-1,4結合を含むものもα-1,6結合を含むものもありますからデキストリンにもα-1,4結合、α-1,6結合の両方が含まれているのです。 アミラーゼはこのα-1,4結合を切っていく酵素です。αー1,6結合に行きあたるとそこでストップします。 限界デキストリンというのはこういう風にα-1,6結合で分解がストップしてしまったデキストリンのことのようです。これが「限界」という言葉の意味ですがあなたの説明には書かれていません。この言葉は化学の辞典では出てきません。検索すると「栄養 生化学辞典」などには載っているようです。餅米のデンプンにはアミロペクチンが多く含まれています。でも消化が特に悪いわけではありません。 α-1,6結合に行きあたると分解がストップするというのは端から順番にαー1,4結合を切っていく酵素の場合に当てはまります。でも任意の場所でα-1、4結合を切っていく酵素であれば行き止まりになった時の断片はかなり小さくなるはずです。 アミラーゼにはα、β、γの3種類があります。 消化酵素などに含まれているα-アミラーゼは任意の場所でα-1,4結合を切っていく酵素です。消化という目的にあっている酵素だということが分かります。植物細胞、微生物などに含まれているβ-アミラーゼはマルトース(麦芽糖)単位で端から切っていく酵素です。(麦芽糖という名前は麦芽の中に含まれている酵素の代謝で作られる糖だからです。)γーアミラーゼはグルコース単位で端から切っていく酵素です。α-1、6結合にぶつかると分解がストップするのはこれらの酵素(β、またはγ)です。 >アミノペクチンがαーアミラーゼにより代謝されたもの 「アミノペクチン」ではなくて「アミロペクチン」です。 「α-アミラーゼ」ではなくて「β-アミラーゼ」とする方がいいでしょう。 デキストランとデキストリンの違いは構造よりもまず作られ方の違いに特徴があるように思います。 デキストリンはデンプンの加水分解で出来ます。 デキストランはある種の乳酸菌の働きでスクロース培地から作られる(合成される)のです。 片方が分解、他方は合成です。スクロースはグルコースとフルクトースを含む二糖類です。その片方のグルコースを主にα-1,6結合でつないで行って出来たものがデキストランです。 ※ふと思ったのですが、質問者様は「α-アミラーゼはα-1,4結合を切る酵素である」と思っていたのではありませんか。

Skyworldman
質問者

お礼

遅くなりました。わかりやすい回答ありがとうございました。 本当にありがとうございました。

その他の回答 (1)

  • swisszh
  • ベストアンサー率64% (242/377)
回答No.1

1)デキストリン > British Gum, Starch Gum (デンプンーゴム) などトモ呼ばれ、Starch(デンプン)と希酸との不完全なハイドリシス(水分解)によってつくられたもので、分子量はデキストランに比べてずっと小さいです。またドライなデンプンを熱分解でもできるとのインフォメーションもあり。構造は主としてアルファ(1-4)ですが、アルファ(1-4) も含んでいる(不完全なハイドリシスのため)、シロと黄色のアモーファス(非結晶性)の粉です、これは多くの分野で使用サレテいます 2) 難ショウカデキストリン > ドイツ語デ Grenzdextrin といい、3種のものがあり、ベータアミラーゼの酵素作用(I)、 マルトーゼ ベータアミラーゼ の分解(II),イソアミローゼ アルファ(1-6) のもの(III) ナドあり、難溶ですので 3) デキストラン > ポリサッカライドで、分子量が高く( 75000 or so ), 主として D-グルコースがアルファ(1-6) の構造 をもっています 4) 是非 参照 Google > dexstrin > Wikipedia (Deutsch,English), 日本語のは詳しくない 5) 参照、Merck Index

Skyworldman
質問者

お礼

とても助かりました。遅くなりましたが、ありがとうございました。

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