韓国や中国って今現在も反日教育をしているんですか？

質問

中国は、日本に対しての友好関係を作るために、さまざまな文化交流を政府レベルで努力していると最近聞きました。

最近の中国では若年層では日本が好きという人がかなり増えたという情報がありました。

やはり、経済発展をとげて、中国でも政府レベルで考えや政策を改めている結果なのでしょうか？

ということは、いわゆる度が過ぎた「反日教育」というのはなくなったということでしょうか？

また、韓国ではどうなのでしょうか？いろいろな情報やニュースを拝見すると、すさまじい反日精神が根付いているように見えます。

日韓合作でドラマ政策をしたり、韓国のエンターテイメントを日本で売り込んでいたり、最近は韓国ブームがちょっと前の韓流ブームとは違って、確かにはやっていることは確認できますよね？マーケティングが韓国はうまいともいえますが・・・。

韓国は日本人に韓国を好きになってもらえるようにいろいろとしているみたいですし、日本は韓国が好きという、ある意味うそに近いレベルで盛り上げているように見える一方で、

女優や俳優、また一般の人たちも反日思想がこんなに高いのはなぜなのでしょうか？

矛盾だらけで意味がわかりません・・・。日本が嫌いなのになぜ彼らは日本にきて日本に関わってこようとするのでしょうか？

好きになってもらおうとするのでしょうか？　「日本は韓国が好き」　という演出をしたがるのでしょうか？

　明らかに度が過ぎた反日的な気持ちを日本に思いっきりぶつけて、理不尽で倫理や道徳精神にかける行動ばかりが目立ちますよね？　僕だけでしょうか？

これは、反日教育は国レベルでは終わっているけれど、払拭するにはまだ時間がかかり、複雑な状況ということなんでしょうか？それとも仮に反日教育が終わっていないのなら、彼らはいったい何がしたいんですか？

本当に日本に韓国を好きになってもらいたいのなら、反日教育をしている意味がわかりませんよね？

理解ができなくて、なんともモヤモヤします・・・。

回答No.11

isoken

質問者様が御持ちの中韓の対日基本認識、そして国家・個人レベルでの相違という点も、概ねその通りであろうかと、即ち中国と韓国の反日は、その成り立ちからして明らかに趣が異なります。
以下少々長くなりますがお許しを。

誤解を恐れずにざっくり申し上げると、中国の反日の成立過程は政治的に意図されたもの、一方の韓国に於いては民族の肌に刷り込まれたＤＮＡが如きものといってほぼ差し支えない。

さて最初に太平洋戦争以降に限定した日中関係の変遷ですが、過去に於いて存在した日中蜜月時代、即ち日中国交回復（１９７２年）から天安門事件（１９８９年）に到るレンジがそれに相当します。
当該事件の当初日本政府はビビッドに反応しなかったが、西欧諸国に追随する形で円借款の一時凍結を柱とする経済制裁に踏み切りました。
この事に依り日中蜜月時代は終焉を迎え、更には１９９３年江沢民氏の国家主席就任をそのメルクマールとして、現在に到る微妙な２国間関係へと変貌を遂げます。

尚江沢民主席には反日のベクトルへ向かわざるを得ない、２つの必然性が存在しました。
即ち日中戦争当時の対日協力者を実父に持ち、言わば脛に傷を持つ彼としては共産党内のヘゲモニーを握り且つ維持する為に、必要以上に対日強硬派である必要があった事が先ずその１。

次いで天安門事件で鬱積した国内不平分子のガス抜き、そしてベルリンの壁崩壊に依る影響を恐れた共産党政権が、そのレジティマシーを再確認する為の生贄、そのターゲットとしては小国では意味が無い、依って目得たく選ばれたのが我が日本という構図、それがその２。

一方で江沢民政権を継承した胡錦濤・温家宝ラインは、実のところ江沢民氏が属する上海閥とは一線を画するスーパー・テクノクラート政権、そして思想的な色合いがさほど無いが、人治国家である中国に於いて前政権の方向性を改める事はその否定に繋がり、その点に於いて現政権は消極的反日とも言え、日中関係の真の試練は上海閥の正当後継者にして江沢民氏の思想後継者である次期国家主席習近平氏、彼の就任以降に正念場を迎える事になりそうです。

＞最近の中国では若年層では日本が好きという人がかなり増えたという情報がありました。
＞やはり、経済発展をとげて、中国でも政府レベルで考えや政策を改めている結果なのでしょうか？
＞ということは、いわゆる度が過ぎた「反日教育」というのはなくなったということでしょうか？

仰る通り民間レベルに於いては、驚異的な経済発展に伴い可分所得が増加した富裕層を中心に、多数訪日した中国人の生の対日観が口コミ及びインターネットを柱とした各種コミュニケーション・ツールで広がりつつある事。
それと平行して共産党政府に依る反日方向への扇動も、沈静化する可能性が高いものと思われます。
何故なら反日を煽った政府ですら手を焼くほどの暴動が近年見られ、そのエネルギーが共産党政権に向かわないという保証が何等無い事、「扶清滅洋」というスローガンがいつしか「滅満興漢」に変化し、清朝崩壊の端緒となった「義和団事件」という好例が清朝末期に存在する事、為政者であれば意識しないはずがないでしょう。

一方韓国に於ける反日の成立過程ですがこれはもう明確、即ち日韓併合以来の恨み辛み、そして韓国初代大統領にして極端な反日主義者であった李承晩氏が施した徹底的な反日教育、その相乗効果と申し上げてよい。
その過程で日本を攻撃する材料であれば（ちっぽけな民族的虚栄心を満たすという側面もありますが）何等根拠不明なものまでが包含され、学校教育の現場ですら歪曲された歴史や捏造された事実がまかり通っていたという過去があります。

更に重要な点は徹底的な反日教育を受けた所謂李承晩世代が、現在の５０代後半から７０代半ばの広範囲に存在し、儒教国家である韓国に於いて依然として絶大なる発言権を有している事実。

御多分に漏れず韓国に於いても、「漢江の奇跡」以降教育を受け自国の経済的成功に自信を持つ比較的若い世代を中心として、彼らの対日観が健全に変化している事は恐らく間違いないが、悲しいかなサイレント・マジョリティ、気長に世代交代を待つのが得策かも知れません。

＞女優や俳優、また一般の人たちも反日思想がこんなに高いのはなぜなのでしょうか？
＞矛盾だらけで意味がわかりません・・・。日本が嫌いなのになぜ彼らは日本にきて日本に関わってこようとするのでしょうか？

日本をビジネス・ターゲットとして活躍する韓国の著名俳優・タレントにとって、我が国は宝の山、何故なら日韓のギャランティーは、オーダーが明らかに１桁違いますから。
但し韓国国内に於いては親日という印象を世間に与えるだけで、彼らの俳優・タレント生命はジ・エンド（過去に社会的に抹殺された、何人もの例が存在します）、依って本心はともかく韓国では反日の基本スタンスを、日本では親日というダブル・スタンダードを取らざるを得ないという事でしょう。

最後に私見を少々、韓国の反日には先に述べた事以外にも幾つかの理由が存在する、即ち韓国にとって日本がある種特別な国家である事は間違いないが、自分達は日本と韓国の関わりに就いて熟知している（その殆んどが誤った知識ではありますが）反面、日本人は韓国の事に就いては全くの無知である事、つまり日本にとっての韓国は数ある外国の内の１つに過ぎないという支配的な認識に対するジレンマ。

更には敗戦で焦土と化したはずの日本が、驚異的な経済復興を遂げてＯＥＣＤ・Ｇ５（当時の）に名を連ね、こと経済の分野に於いては戦前以上の圧倒的プレゼンスを世界的に有した事も、彼らの精神をマイナス方向に刺激した、つまりある種のジェラシー。

韓国が更なる経済成長を遂げて経済的・精神的にゆとりを持った時こそ、日本が数多い外国の１つになれる日であろうかと思われますが、現実に反日という基本テーゼが存在しその呪縛から逃れない限り、国家の発展には限度がある、価値観の多様性が無い国家に未来は無いと断言出来ます。

お礼

なるほど。

日本と中国には過去に友好的な関係少なからずあったということなのですね。

しかし、政治的理由により、反日を教育を行わざるを得なかったと・・・。

今日では、経済的な発展をとげ、ある程度正確な情報を得ることができるようになった人々が多くなってきているので、政府レベルでの反日教育はあまり意味を成さなくなってきているということですね？

ただ、正確な情報を中国内で公的に得られないのであれば、反日教育は続いていることになりますね…。

ただ、その情報を自分で見定める方法と力が国民に付いただけのことという…。

韓国においては、反日になったいきさつは承知しているのですが、もう刷り込みが徹底的に行われたということなんですね。

要するに韓国国民は、自国を恐れて、反日でいるのですね。

反日であることがどんなに無意味なことには、気づけていないということでしょうか？