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※ ChatGPTを利用し、要約された質問です(原文:降下した放射性物質の抽出・除去)

降下した放射性物質の抽出・除去

indoken2の回答

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  • indoken2
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回答No.7

他の回答とは 少し違う観点からの回答です。 まとめて保管する現在の案が妥当で、(大変なコストと作業量を費やすことになりますが、)本質的な問題や危険性は生じません。 汚染土壌を集めて保管することを、原子炉から出た高レベル放射性物質の地層処分と同じ危険性があると考るのは不適切だと存じます。 今回の汚染土壌は、高レベル核燃料廃棄物と比べると10ケタ以上も放射性物質濃度が低いので、2次的に汚染が拡大する恐れは非常に低いです。 まとめて置き、そこに立ち入らないようにするだけで十分 な代物なのです。 念のためにコンクリート壁で囲っておけばそれで完全と言えるでしょう。 たとえ事故などで漏れ出したとしても、手がつけられないような事態になることはあり得ません。 主な汚染物質のセシウムは半減期が30年ですから、せいぜい200年もたてば、放射能がほとんど無くなってしまいます。 何万年たっても 極めて高濃度の放射性物質が残る核燃料高レベル廃棄物の地層処分と同じように考えてはいけません。 「吸引装置」と類似点のある方法として、 酸で処理して汚染土壌のセシウムを100%抽出し、プルシアンブルーでセシウムを回収できると産総研が発表しましたが、追試ではうまくいかないようです。 今回の主な汚染物質はセシウムですが、セシウムは土の粘土鉱物(イライトなど)に極めて強く吸着され、なかなか取り出せないのです。 ということで、今の所、抽出して除染するのは無理。 また、 土の粘土部分を機械的に分離することによって、残りの土のセシウム濃度を減らすことが出来る可能性はありますが、土の種類と作業効率の面から、全ての地域で適用することは考えにくいです。 この場合でも、分離されたセシウム含有粘土はまとめて保管するという事になると思います。 もっとも、これらの対策で効果を上げることが出来るのは、居住地と農地(平地)に限られ、森林については実用的な対策が無いように思います。 私は、森については、200年間封鎖(立ち入り禁止)しかないと思います。 (それでも森と周辺の地域との間の様々な物質循環を封鎖することはできませんけれどね) (チェルノブイリでも同じ状況のようです) なお、私は、 汚染程度が低い地域では、表土を50-100cm下に埋め込む“天地返し”も可能だと考えます。 土によってガンマー線は遮蔽されてしまいますし、セシウムは土から移動しにくいので、水や作物の汚染も(ほとんど)生じないと考えられるのです。

booter
質問者

補足

回答頂きありがとうございます。 下記に追質問と感想、そして意見を記載しております。 貴重なご意見をこのQAで頂いた事は感謝している事を申し添えさせて頂きます。 失礼の無いようにも気をつけましたが、何かこれに対してご意見などございましたら返信頂ければ幸いです。 > まとめて保管する現在の案が妥当で、(大変なコストと作業量を費やすことになりますが、)本質的な問題や危険性は生じません。 > 汚染土壌を集めて保管することを、原子炉から出た高レベル放射性物質の地層処分と同じ危険性があると考るのは不適切だと存じます。 > 今回の汚染土壌は、高レベル核燃料廃棄物と比べると10ケタ以上も放射性物質濃度が低いので、2次的に汚染が拡大する恐れは非常に低いです。 > まとめて置き、そこに立ち入らないようにするだけで十分 な代物なのです。 > 念のためにコンクリート壁で囲っておけばそれで完全と言えるでしょう。 これは具体的に言うと壁だけで良いのでしょうか。それとも底と蓋を用意しなければならないのでしょうか?  > 何万年たっても 極めて高濃度の放射性物質が残る核燃料高レベル廃棄物の地層処分と同じように考えてはいけません。 > > 「吸引装置」と類似点のある方法として、 > 酸で処理して汚染土壌のセシウムを100%抽出し、プルシアンブルーでセシウムを回収できると産総研が発表しましたが、追試ではうまくいかないようです。 > 今回の主な汚染物質はセシウムですが、セシウムは土の粘土鉱物(イライトなど)に極めて強く吸着され、なかなか取り出せないのです。 > ということで、今の所、抽出して除染するのは無理。 > また、 > 土の粘土部分を機械的に分離することによって、残りの土のセシウム濃度を減らすことが出来る可能性はありますが、土の種類と作業効率の面から、全ての地域で適用することは考えにくいです。 > この場合でも、分離されたセシウム含有粘土はまとめて保管するという事になると思います。 そうだったのですね。政府のニュースを地層処分前提のものとして色々と早とちりしてしまいました。 > もっとも、これらの対策で効果を上げることが出来るのは、居住地と農地(平地)に限られ、森林については実用的な対策が無いように思います。 > 私は、森については、200年間封鎖(立ち入り禁止)しかないと思います。 > (それでも森と周辺の地域との間の様々な物質循環を封鎖することはできませんけれどね) > (チェルノブイリでも同じ状況のようです) > > なお、私は、 > 汚染程度が低い地域では、表土を50-100cm下に埋め込む“天地返し”も可能だと考えます。 > 土によってガンマー線は遮蔽されてしまいますし、セシウムは土から移動しにくいので、水や作物の汚染も(ほとんど)生じないと考えられるのです。 > たとえ事故などで漏れ出したとしても、手がつけられないような事態になることはあり得ません。 > 主な汚染物質のセシウムは半減期が30年ですから、せいぜい200年もたてば、放射能がほとんど無くなってしまいます。 ご教授頂いた内容に概ね同意なのですが、ここだけ若干補足させて下さい。 「200年経てば良い」というご意見はこれは科学の視座からのご意見であると思いますので、理論的にはこれで正しいと思います。しかし、それでは「200年経てば良い」という科学的見解を元に「そうした建築物を作れば良い」という解のみが導かれれば良いのですが、「200年経てば、降下した放射性物質は放射線がなくなるので今後そうした事象が発生しても問題無い」といった、第二の福島原発の発生を今後許容しうるような社会的視座からの政治的判断の解も導かれてしまう予感を、この文章を読んだ時拭えませんでした。 即ち、簡単に言えば「建築物を作れば良い」というのが主旨であり、「第二の福島原発の発生を未来に向けて許容する」というニュアンスは含まれいないですよね? という事です。 非常に細かい話しではございますが、このQAを読んでいる他の方もそうした考え方を持ってしまうかな、という危惧と、回答頂きましたindoken2さんもそうしたミスリードを意図的に狙っている訳ではないとも思いましたので、勝手に補足させて頂きました。これで宜しいでしょうか?  勝手に回答の詳細を予想してずらずらと書いてしまいました。お気を悪くされてしまったらお詫び申し上げます。ただ、私はこれを書かずにはいられませんでした。 何卒、市井一般人の一コメントとしてご容赦下さい。 ---- また、話しは少しそれ、QAとの直接的関係はありませんが、私の科学と震災復興の考え方もここで書いておこうと思います。 科学は進歩し、人類は繁栄するが、地球規模の自然を人智は超える事は無いというのが私の見解です。 そもそも世界は何で出来ているかというと、ある種の規則に従いながらも細かい粒子の集まりがランダムに動いて一つの所に流動しながら収まる、というのが地球であり、世界であり、人間社会である、というのが私の考えです。これに従いますと、ランダムとその集合を大局的には予想できるが、それ以下では予測し得ない部分があり、その結果から導かれる影響に対して人類は未然防止できない、という事です。 簡単に言えば、大規模災害(地震)に対応できない大きな危険物(原発)は扱う事はできないという事です。 名取市や亘理町の古い街道周辺地域が今回の津波の壊滅的被害を免れています。 この事を私なりの解釈を加えて記載しますと、昔の人々は自然災害から免れる為、その社会を保つ為の努力を、街道の位置の選定などでしてきたのではないかと思うのです。そして、それら地震や津波は人間で対応できぬ超越的災害という前提で対応しきたのではないかとも。 経験則による結果とは言え、その津波の被害をとどめる先人達の知恵により旧街道付近にお住まいの方は被害を免れており、子孫である我々はそうした先人からの愛情的思想により守られたのだと私は考えているのです。 しかし、今回の原発設計にはそうした思想はありませんでした。いや、厳密に言うと「ここまですれば安全である」という理論から導き出された結論では結果として対応できませんでしたし、尚且つ大規模な自然現象は理論値内の想定に収まるといった人間の驕り的認識がこの災害を招いたとも言えると思うのです。 原発などの建設は人間の理性による思想では対応できないのではないかというのが正直なところです。作家の佐藤優氏は著書「国家の危機」の中で、「今回の地震に原発は耐えられなかった。なので、M9.0の地震に耐えられるような設計で原発を作れば良いという意見もあるかもしれないが、M9.4の地震が来たらどうするのか。」と書いています。 これには「そんなバカな。最近M9が起きたばかりなのに早々同レベルの地震が起きるはずもない」という一笑に付すご意見もあるかもしれません。 そもそも原発の設計・着工当初は、M9以上の地震は起きない想定で、「M9規模の地震が来たらどうするのか」という問いには「そんなバカな」と返していたようです(東京新聞2011/3/23「大津波やM9 想定却下」 福島原発 設計者ら証言 )。これは現にM9.4レベルの地震は今すぐ来ないと笑っている我々と同じです。そして災害は起こってしまいました。これが我々の現在持っている思想や考え方の限界なのだと私は認識しています。仮に当時、M9想定での対策とその予算申請を原発サイドが申し出ても、世論はそれを「予算獲得の為の方便だ」と許さなかったのではないのでしょうか。 いずれにせよ、原発を建てようとしていた人達は、「M9相当の地震が発生してしまったら、それは自分達の管轄ではない」と、M9地震後に生きて生活している我々の事は何も考えていなかった事になります(しかし、これが我々がその当時の原発関係者の立場であっても同じ結論を出すであろう事は否めません)。 環境問題で比較的日本は先進的であるとは言え、現在の科学と社会は、未知の事象への畏敬を忘れ、我々の社会と我々の子孫を想う思想が本質的に欠落していたのではないでしょうか。 それと同時に、極めて現実的な問題を振り返れば、中韓朝と日本は国家として敵性をむき出しにする国家に囲まれており、人間集団としての主権を維持する為にもここから防衛せねばなりません。核兵器を持つために原発を維持しているという意見もありますが、国家間の線を維持する為にも、核兵器以外の方法論等を、様々な観点から考えていかねばならないと思うのですね。 (飛躍をお許し願えば、プロンプト・グローバル・ストライク等のキーワードなどが挙がるでしょうか。) ちょっとまとまりの無い文章となってしまいましたが、取り急ぎ補足まで。

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