• ベストアンサー

資産負債アプローチにおける繰延資産の計上否定理由

収益費用アプローチでは、繰延資産の計上が認められますが、 資産負債アプローチにおいては、繰延資産の計上が否定されることが多いようです。 否定される理由を教えてください。

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
回答No.3

>会社財産とは、資産のことで、つまり繰延資産は資産の定義を満たさないということでしょうか。 そういうことですね。 資産-負債=純資産 純資産は正味会社の価値というか会社の持ってる資産って感じです。 でもって資産負債アプローチで損益計算するなら純資産の増加で利益を計算するみたいな。 その場合、そもそも費用だけど収益との対応から費用を繰り延べているだけの繰延資産って資産性はないし、何より収益と対応させるってその前提の収益費用アプローチが無くなってるわけで資産性がないということになるわけですね。

regist1981
質問者

お礼

資産負債アプローチというよりは、静態論に基づいたお答えのようですが、ありがとうございました。

その他の回答 (2)

回答No.2

繰延資産の定義はすでに対価の支払が終わってたり支払義務が確定し、役務の提供を受けてるけど、その効果が将来にわたって発現 される費用で、収益との対応関係から次期以降にわたって繰り延べて処理するものってことです。 つまり、収益との対応関係から費用を繰り延べている資産。→損益計算から外れたものが資産ってことですね。 一方資産負債アプローチは企業の富の増減で利益を測定する→会社財産の増加で考える。 この場合、既に役務提供を受けてたりする繰延資産は会社財産ではないわけです。(単なる過去の費用) よく前払い費用と繰延資産の対比がありますが、前払い費用は役務提供を受けていない=債権であり権利なわけでこれは資産となるわけですね。 資産性アプローチでは費用性資産の財産性が薄れるってことでしょうね。 (有形固定資産なんかは費用性資産ではありますが、売れたりする資産価値を持っている以上、資産負債アプローチ上でも資産性は否定されないでしょうね(その時は保湯時金額は時価評価ってのが本筋かもしれないですけど)

regist1981
質問者

補足

会社財産とは、資産のことで、つまり繰延資産は資産の定義を満たさないということでしょうか。

  • minosennin
  • ベストアンサー率71% (1366/1910)
回答No.1

税効果会計に関する会計基準では繰延法と資産負債法という用語が使われていますが、資産負債アプローチ=資産負債法、収益費用アプローチ=繰延法という理解でよろしいですね。 収益費用アプローチは、差異の発生した年度における税引前当期純利益の額と法人税等の額との対応を重視するものです。 この方法は、繰延税金資産を単なる前払費用と位置付けて、差異の解消年度における課税所得の発生による回収見込があろうとなかろうとお構いなしに繰延税金資産が計上されます。 一方、資産負債アプローチは、差異の解消年度における税金の回収額を重視するものです。すなわち差異の解消年度において課税所得の発生による回収見込額そのものを繰延税金資産として計上します。従って差異の解消年度においてその一時差異を吸収できるだけの課税所得の発生が見込まれないときは繰延税金資産を計上できないのです。 資産負債アプローチにおいて繰延税金資産の計上が否定されることが多いのは、このように将来回収見込のあるものに限定されるからです。

regist1981
質問者

補足

申し訳ありませんが、繰延税金資産ではなく、繰延資産についてお聞きしております。

関連するQ&A

  • 税効果会計における資産負債法と繰延法

    税効果会計における資産負債法と繰延法の違いなのですが、唐突なので すが、資産負債アプローチと収益費用アプローチという対比に類似して いないでしょうか?

  • 資産負債アプローチと収益費用アプローチの考え方

    資産負債アプローチと収益費用アプローチの考え方について知りたいのですが、資産負債アプローチの考え方のメリット、デメリットとはどのようなものがあるでしょうか?? また詳しく載っている書籍などがありましたら教えていただけないでしょうか?

  • 繰延税金資産 / 負債について

    繰延税金資産/負債の勘定科目の意味についてお伺いします。 繰延税金資産 = 将来還付すべき税金 繰延税金負債 = 将来支払うべき税金 これで合ってますでしょうか?? また、別件ですが外為とはどう意味ですか??

  • 繰延税金負債とは何か教えてください

    繰延税金負債がどういうものか具体的にイメージできません。 繰延税金資産についてはなんとなくイメージができます。 下記に私の繰延税金資産の考え方について書きますので、 その形式でどなたかご教示いただけませんでしょうか? よろしくお願い致します。 繰延税金資産(実効税率は40%とする) (1):会計上計上した減価償却費は100である (2):税務上の減価償却費の損金算入限度額は80である (3):税務上損金不算入となる20について実効税率を乗じる (4):20×40%=8、この8を繰延税金資産として認識し、BS計上する (5):また、PL上は法人税等調整額として、8を利益に加算する

  • 繰延資産計上について

    通常商法に上げている繰延資産は創業費・建設利息・開業費・試験研究費・開発費・社債発行費等がありますが、事業を拡大していく上(現在3期目)での新規店舗出店費用(開業前家賃、手数料等)などは繰延資産に計上することは出来ないのでしょうか。 店舗も4店目となり順調に推移しているのですが、今回は大型店舗のため開店までの賃料(約半年)等によるPL上の費用が大きくなり営業利益に影響を与えることもあり方法を検討しています。 どなたか良きアドバイスお願いします。

  • 繰延資産の計上

    会社設立時に借入れのための手数料は、繰延資産として計上できるでしょうか。 勘定科目上は、「借入手数料」のようなものですが、若しくは開業費としての計上となるのでしょうか。

  • 収益費用アプローチと資産負債アプローチの違い

    収益費用アプローチと資産負債アプローチの違いがよくわかりません. 動態的か静態的か,やフロー重視かストック重視かということも何となくしか分かりません. そしてこの2つの差によって具体的にどんな場面で会計処理が変わってくるのかもよく分かりません. この2つの考え方の差について御教授お願いします.

  • 繰延資産について

    繰延資産の会計処理で、発生額をいったん資産として計上して、費用に計上する方法が利益捻出的なのに、貸借対照表に計上する企業が少ないのはなぜかおしえてください。

  • 繰延税金資産、繰延税金負債の流動、固定分類について

    繰延税金資産、繰延税金負債の流動、固定分類について質問させていただきます。 通常、繰延税金資産、繰延税金負債の流動、固定分類は、その税効果の対象となる資産、負債により、分類すると学習しました。 例えば売掛金の貸引から発生した場合なら流動であり、圧縮記帳なら固定資産から発生してるので繰延税金負債も固定ということですが、そこまでは納得できました。 しかし、特別償却準備金に係る繰延税金負債は特定の資産、負債に関連しないので一年基準で分類するとのことなのですがその理由が分かりません。圧縮記帳、同様、固定資産を購入に際して発生しているのですから、固定負債と考えては何故、ダメなのでしょうか?圧縮記帳と同じ分類で、良いのでは?と思ってしまいます。 その理由や考え方などご教授宜しくお願い致します。(また、税効果は初学習でまだ欠損金など学習してない点も、あるのでわかりやすく教えていただきます)

  • 連結の繰延税金資産、負債

    繰延税金資産が発生している子会社と、繰延税金負債が発生している子会社が ある場合において、連結BSではこれを純額で表せばよいのでしょうか? それとも資産、負債それぞれ別建てで表せばよいのでしょうか? よろしくお願いします。

専門家に質問してみよう