• 締切済み

動かせる原発は動かそう!

原発の稼働停止に疑問があります。 本当に原発稼働が停止され、都市機能が停滞することを望んでいますか? 特に首都への電力供給が停滞することで、多大な損出をどう賄うのか、原発稼働停止、廃炉賛成という意見を多く聞きますが、この日本の将来を考えているか疑問です。 私見ではありますが、現在、稼働できる原発は、安全点検後稼働するべきと思いますが、どうですか? 大量電力の使用を前提とした、社会構造の日本、停滞することのリスクを考えると、感情的にならず、しっかりと考えるべき時と思い質問します。 もちろん、節電は必要です。 企業も家庭も現状を認識し、省エネルギーへの取り組みをする必要があるかともいますが、 原発を廃炉にした、エネルギー転換など本当に現実味があるのでしょうか?

みんなの回答

noname#163492
noname#163492
回答No.14

こんにちは。 【何を持って原発は安全だとするのか】が問題だと思います。 本当に原発は安全であるのなら、動かせばいいと私も思います。 しかし原発は安全ではないと私は考えます。 興味深い動画があったんですが、削除されてしまったようです。 http://www.youtube.com/watch?v=3gFvgSFumog 次のような内容でした。 (1)関東大震災は900ガル、阪神大震災は820ガルだった。 (ガルは地震の揺れの加速度の単位) 静岡浜岡原発は600ガルの耐震性だが、他の原発は400ガル程度の耐震性である。 (地震がきても大丈夫と言っているが、嘘だったということになる。) (2)石油は40年、ウランは70年で枯渇する。 ウランが1000年以上もつというのは高速増殖炉計画が実現した場合の話。 燃えるウランは全体の0.7パーセント。 残りの99.3パーセントを高速増殖炉でプルトニウムに変えて利用すれば60倍の利用価値があるとされる。 しかし高速増殖炉計画は危険すぎて各国廃止した。日本のみ諦めきれない。 (3)プルトニウムは わずか1グラムが一般人の年間被曝許容量の18億人分にあたる。 また核分裂をおこしやすく核兵器に使用されやすい。 (4)再処理とは使用済み核燃料からのみをとりだすこと。 (イギリスやフランスで)ウランとプルトニウムを取り出したのち、さらに高レベルな放射性廃棄物が日本に送り返される。 (5)再処理でとりだされたプルトニウムは、高速増殖炉が止まっているので使い道がない。 諸外国のメディアから核武装をする気なのかと皮肉られている。 (6)プルサーマル(核燃料サイクル事業)とはウラン用に作られた現在の原子炉でプルトニウムを核分裂させて発電する計画のこと。 ウラン発電にくらべて危険性が高く、コストがかかる。 使用後にもプルトニウムが発生し、絶対量は減らない。 (7)東海村の事故で死亡した方は18シーベルトを被曝した。 一般人の被曝線量の1万8000倍。 この被曝をもたらしたのはわずか1gのウラン燃料である。 (8)ウラン燃料は核分裂させると放射能は1億倍になる。そのため死の灰と呼ばれている。 (9)六ヶ所再処理工場 は800トンしか処理能力がなく、毎年1000トンの使用済核燃料があまる。 (現在試運転中。竣工が延期されている。) (10)再処理によって生じるさらに高レベルな放射性廃棄物は圧縮容器につめ埋める計画。 ※(1)が重要です。 興味深い記事を見つけたのでご紹介します。 京都大学 原子炉実験所 小出 裕章さんが執筆されたものです。 http://www.rri.kyoto-u.ac.jp/NSRG/kouen/dent-05.pdf ●発電所の設備量で見ると、原子力は全体の18%しかありません。 その原子力が発電量では3割を超えているのは、原子力発電所の稼働率だけを上げ、火力発電所のほとんどを停止させているためです。 原子力発電が生み出したという電力をすべて火力発電でまかなったとしても、なお火力発電所の設備利用率は7割にも達しません。 (上記サイトより引用) 計画停電は火力発電所が壊れているのが原因なのではないでしょうか。 http://www.asahi.com/special/10005/TKY201103210361.html ●武田邦彦さんもブログの中で次のように述べておられます。 柏崎、福島は震度5、今回の地震の結果から見ると、女川は震度5、東通は震度4で設計したと考えられる)。 (http://takedanet.com/2011/04/post_255b.htmlより引用) さらに武田邦彦さんは、福島第一原発においても津波ではなく、地震で損傷をうけた可能性を指摘しておられます。 ●作業員は「地震直後に上からザーッと水が降ってきた」という証言や、1号炉の圧力容器の亀裂などを見ると、震度6の最初のアタックでかなり損傷していたと考えられる。 (http://takedanet.com/2011/04/post_255b.htmlより引用) 安全点検で、震度7クラスの耐震性があると確認されたなら、ひとまず稼動してもいいかもしれませんね。 でももともと、震度4とか5くらいで設計されているのだから、クリアできる原発はないのでは。 また電力会社さんには、現在の火力発電や水力発電の稼働率はどうなっているのかの説明をお願いしたいです。

  • iwashi01
  • ベストアンサー率17% (187/1047)
回答No.13

安全点検はいいですが、もはや信頼性がない。 事故に懲りてるから、次は安全第一でやってくれてるならまだましですが、どうもそんな体制じゃないように思える。 電力が足りなくて停滞することは懸念ですから、再開せざるを得ない?とも思いますが、必要最小限にしていただきたい。 日本は地震国ですから、同じような事故は、何十年後かはわかりませんが、多分起こると思います。 安易に再開させたら、それだけ安全への備えがおろそかになると思います。 自動車も、事故のリスクはあるがそれを許容して乗ってるじゃないかとの主張を聞きますが、自動車事故は、当事者が死ぬだけです。 何年も広大な土地に住めなくなり、健康被害を受けながら何年も収束作業を続けなければならないような事故とは比較にならないと思います。 事故による損失は、少なくとも何兆円以上というような規模で、今後どれだけ膨れ上がるのか見えていないと思いますが、電力不足による損失は、これを上回るのでしょうか? いますぐなくせとはいいませんが、原発をなくせないと決め付けてしまわず、エネルギー転換への試みを続けていくべきと思います。

tto1119
質問者

お礼

ご意見ありがとうございました。 原発は将来廃炉・・・これは、もう、止められない流れと承知しています。 が、いまなのか? 疑問が質問を投げてみました。 様々なお考え、大変参考になりました。

  • kei1966
  • ベストアンサー率46% (1033/2245)
回答No.12

都市機能が多少停滞しても、稼働停止を望みます。 既に、見切りをつけた企業は海外へ転出を始め、企業内発電を行っている会社もいることだし、エネルギーの使い方と電力生産の新しい道筋にシフトすべきと思います。 産業ことに製造業の電力使用量がかなり多くても効率的であることもわかっています。 しかし日本での生産コストが高い今の製造業で、電気代をこれ以上効率化してもすでに商品価格での競争力は伸びないでしょう。 日本で製造すること自体人件費の問題でそろそろアウトだと思います。 関税撤廃も迫る中、原発から自然エネルギーの効率的な技術を欧米をぬかして早期に確立し先進することで次の日本の商材ができると思います。核被爆国、事故被曝国、となり、その日本こそが、断然原発を転換すべきです。 日本人だけが求めているわけではありません。どの国もトイレなき原発に思い悩み使ってきているのです。もちろん有事には兵器となるエネルギーとして考えているかも知れませんがね。 60億以上の人が望んでいることだと思います。 何かと、「今のまま」に安心感を覚えるものですが、この機会に転換をはかれないとは「技術」を誇る日本としては「2位でも3位でもいいです」といっているような気がします。 現実味は政治方針、国策があれば増すでしょう。 期待がまだまだ薄いですが、原発事故の収束と反比例して徐々にエネルギー転換を進めるべきと思います。 今は、できるだけ稼働しないでどこまで努力できるか。 賃金を上げずに内部留保を増やした企業にも少しは頑張ってもらいたいと思っています。

tto1119
質問者

お礼

ご意見ありがとうございました。 大変参考になりました。 原発停止、廃炉が感情的に問われているようで、質問を投げてみました。 様々なご意見、大変参考になりました。

  • andy_kun
  • ベストアンサー率23% (64/274)
回答No.11

#10の決定的な間違い。 >原発妄想派のいたって思いつかない事に、「原発の稼動決定権が地元にある」という点。 稼動決定権は地元にはありません。そんな契約を電力会社とは結んでない訳なんだよね。 だから、電力会社が動かすと決めれば動かすことも可能なんだけど、地元に配慮してしないだけの話し すぐにでも原発を止めろって言ってる人たちの大半がそうだけど、こんなことも知らないようじゃ、言っていることに説得力が無いよね。 長期的に見れば原発は無くして行く方向に向かうだろうけど、現状では代替のエネルギーが無いわけだから、安全性に最大限の配慮をして稼動していくしかないでしょうね。

tto1119
質問者

お礼

ご意見ありがとうございます。 同感です。 廃止には、高所大所からの議論が必要ですね。 いずれ、原発は廃止に向かうことになると思いますが その際にも、国民の注視と議論の必要性を感じます。

  • ww8
  • ベストアンサー率30% (65/215)
回答No.10

> 本当に原発稼働が停止され、都市機能が停滞することを望んでいますか? ↑ 望んでますよwww 本気で。 > 特に首都への電力供給が停滞することで、多大な損出をどう賄うのか ↑ 別にそんな事は考えていないのでは? どうせ東京の赤の他人でしょうがww 死のうが生きようが、熱波地獄に落ちようが、東京の放射能奴隷達の勝手ですわ。 イヤなら東京に原発作れば良いわけで、大阪とかにも。誰も止めんよ。 東京には原発推進派が多いんだろうから、東京原発は簡単に実現するのでは? ま、以下は一般論ですが、 原発妄想派のいたって思いつかない事に、「原発の稼動決定権が地元にある」という点。 地元以外が動かせ動かせと幾らわめこうが、地元がOK出さなきゃダメなの。 知ってます? 地元の人間達にとっては、万一原発事故が起こって、福島同様、家を追われ、土地を奪われ、生活を崩壊させられ、職を失い、財産を奪われる。。。そして殺される。。。そういう可能性がある以上、迂闊に再稼動許可は出せない。 これは当たり前の理屈であり、当然の感情。 福島の事故が何故起こったのか。誰の責任なのか、誰にも責任はないのか。 はっきりしてもらわなければ、自分の所の原発に対する評価が出来ないでしょ。 ましてや… 原発の大事故が起こったのに、あの対応のズサンさは何? まともにやる気があるの? いつになったら原発被災者をマトモに救済するの? 原発の各地元の不信感はつのるばかり。 しかも浜岡原発が総理大臣のその場の思いつきで止められたでしょ。 浜岡を止めて、オラ達の脇の原発を動かせだと? バカも休み休み言え! という気分なんでしょね。どこも。 原発を動かせと、幾らわめこうが、多分ダメだと思うよ。 笑われるか、殴られるか… どちらか。 ま、今のところは笑われているようなんだが… そしてそういう問題以前にですね。。 原発の地元、若しくはモト地元、若しくは寸前で地元を辞退した所、、、そういう所の憎しみを多くの人は想像できないんだろうね。 その憎しみの前では、東京のヤツラ、大阪のヤツラ、都市部のヤツラ、自民党の原発族、民主党、それらみんな、憎しみの対象なんですよ。 TVCMの原発タレントも。 そういう憎しみの対象がたとえ何百万人死のうがもがき苦しもうが、見れば楽しいだけ。 出来得れば、オラ達の使う電気だけはずっと遠い所で作って貰えばいいんだがなぁ。と。 だから質問者さんも頑張ってもらってい、ずっと遠い所の原発だけは動かして欲しいw 福島県は割りと原発には理解を示していた地元だったんで、福島で原発電力をタップリ発電してもらえればよかったんだが、その福島でさえ事故後はああいう変わりようですからねぇ。質問者さんも相当頑張らなければダメだわ。

tto1119
質問者

お礼

ご意見ありがとうございます。 おっしゃるとおり、原発を都市部に作るべき、利用者が危険を共有すべき、そして、ともに原発利用を考えるべきと同感ですが、既に、現体系ができた以上、後戻りができないの現状・事実。 原発立地に当たっては、地元は、その見返りに享受していたはず、立地市町村へは、多額の原発助成が行われ、職も、暮らしの安定していたはず。 その負担は、利用者が負担して、リスクを等分していたはず。 つまり、誰も、原発危険を知っていて、その危険負担をお金で解決してきたわけだから、いまさら、危険だかといって、その仕組みから向けるのは卑怯と思っています。 既に、ある立地市町村の組長は、現津停止で町に金が入らない、何とか動かせ・・・とまで、稼動停止を死活問題と捉えているところあります。 確かに、原発は、これから議論を尽くし、新エネルギーへの移行とともに廃止すべきものと考えますが、危ないだけでは、廃止できるものではないように感じます。 原発の地元の人の苦難は、大変つらいものと思います。 実感してはいませんが、私がその立場なら、そう感じますが、ただ、受け取った対価も多大であったことは、頭の片隅においておきます。 その上で、これからのことを真剣に考えます。 貴重なご意見ありがとうございました。

  • eextu7
  • ベストアンサー率18% (33/176)
回答No.9

>私見ではありますが、現在、稼働できる原発は、安全点検後稼働するべきと思いますが、どうですか? かなり、せっかちですね♪ 最低減、世界的ブランドに昇格したフクシマ産の放射性物質が環境中に放出されない状況にならないとだめですよ。

tto1119
質問者

お礼

ご意見ありがとうございます。 ・・・ということは、後、数年は、原発稼動できないということですね。 でも、その間に、原発停止でこうむる国民負担は、仕方ないと。 税金上がりますよ。 電気代が負担大になりますよ。 世界の食い物になりますよ。 停電して、TVも、エアコンなど家電が使えなくなりますよ。 何より、下手すると仕事なくなりますよ。 原発立地している市町村がなくなりますよ。 それでも、いいのですか。 貴重なご回答ありがとうございました。

  • fedotov
  • ベストアンサー率48% (710/1461)
回答No.8

昨年の熱中症の死者が1718人。 今年は、去年ほどの猛暑でなくても、エアコンの節約で 熱中症で亡くなられる人が増えるのではないかと心配 しています。 今日の暑さでビニールハウスで1人亡くなられましたし…。 暑い日は気温と熱中症の数をセットで報道するのが通例。 今は再稼動に反対している自治体の首長や議員達は、 連日、節電で増加する熱中症の患者・死亡者数が報道 されるようになれば、反原発と人命の選択を迫られます。 「熱中症で死んだのは原発再稼動に反対したせい」のように 言われても、「反原発は人命より大切」・「熱中症は自己管理の 問題」と割り切って、再稼動に反対し続けられる人がどれだけ いるのか疑問。 経済活動の停滞では将来の原発事故防止に勝てなくても、 「人命尊重」は最優先、超法規的措置もOKな最強の呪文。

tto1119
質問者

お礼

ご意見ありがとうございます。 そのとおりです。 原発とめると多くの人が助かる、では、少数は、犠牲にするのか? 1人でも、犠牲にしない対策を冷静に議論すべき、大切なときと思います。 貴重なご意見ありがとうございました。

回答No.7

当面は原発稼働は仕方ないですが、これを機会に脱原発の方向にいってもらいたいものです。

tto1119
質問者

お礼

ご意見に賛同。 今回の問題を国民参加で議論して、安全で安心の社会にしたいものですね。

  • kenchin
  • ベストアンサー率56% (398/700)
回答No.6

元職として思うところを。 都市機能の停滞云々がどの程度になるか不明ですが、原子力を稼働させる方向で考えるのは現実的な対処だと思います。ただし、その場合は以下の事が必要でしょう。 一つ目は冷静な議論を行う担保。 「停滞論」にしても「大丈夫論」にしても、元職から見ると「なんだか検討が足りないんじゃないか?どこかで検討を打ちきってカンで話していないか?」と思います。 ごめんなさい、他の発言者さんの回答を否定する心算もありませんし、まして非難など思っても居ないのですが....。 「足りる論」が正であるなら、現在出ている各電力会社の「夏に節電協力をしてほしい」という要請はどうして出るんだろう? 実際、単純に需要と供給の「理論最大値」を比較すると、足りているようにも見えるんです。 でも実際はそんなに甘い物でも無く、送電制約や負荷追従、水力の放水制限(地元協定等々)を見たら、原子力が稼働していても毎年8月には、予備力が適正レベルを割り込んでいたんですよ。 なので、少なくとも今年の夏に限っては、「予想通りの気温、原子力停止、節電が行われない。」が重なった場合は多くの地域で停電の可能性が高い。 不確定要素が好転して、結果として「停電は回避できた。」となる可能性もありますが、それは「運が良かったから停電しなかった」だけであって、下手をすると(変な表現ですが)制御できないor短時間で復旧できない停電の恐れは相当高い。 他方、停滞論もどうなんでしょう。 現実に福島で被害が出ている中ですから。 どの程度の停滞が出るか、原発稼働以外の手でどの程度の停滞回避が予想できるか、例えばある程度の輪番停電を行えば停止中原発の幾つかは停止状態をキープできるかもしれない。 それが地元民意を尊重することにもなるんではないのか等々。 二つ目は安全点検の項目と、「それを維持するための体制」をどう作るか。 安全ってからには「事故を起こさない。」と定義するんでしょうが。 その定義をもうちょっとハッキリしないと、今は「福島の事例だけを見た」対症療法しか採られてませんもの。 津波対策だけでいいのか、故障した時の対応・体制は等々、もうちょっとハッキリさせないと、原発やむなし派の私でも「今年は良いとして来年は不味いんじゃない?」と思います。 加えて大事なのは維持するための体制。 電力会社も2000年以降、コスト削減の波にさらされていているんです。 事業仕分けで東北の災害対策予算が「1000年に1度の災害に備える必要があるの?」という論旨で仕分けされたそうですが、電力会社もコスト削減を需要家や国から強要されているので、体制が適切に維持できるかどうか疑問になって来るでしょうし。 ここをどうするのか。 >感情的にならず、しっかりと考えるべき時と思い質問します。 ええ、これは大賛成です。 今年の夏には議論が間に合わないから、もう最大限の注意を払って原子力を稼働させて乗り切るとしても、将来のためにシッカリと数字を元にした議論を重ねないと、またリスク(技術的リスクだけでなく、人々の意識や意見が割れるリスク)を抱えたままになりますし。 資源っていう、一種の「国力のボーナス」が無い日本ですから、こういうところもシッカリやらないと、将来に禍根を残すと思います。 >原発を廃炉にした、エネルギー転換など本当に現実味があるのでしょうか? 生活様式をある程度変える、個人の自由もしくは環境の保護をある程度制限して、外交を上手くやれば原子力無しでも相当の所まで行けると思います。 第一に地熱。 「地熱はダメ」論もあるんですが、先入観なしに検討してみたら、送電系統的にも発電容量的にも相当行けそうです。 そうですね、立地点住民さんの協力や国定公園の一部転用が必須ですが、現在の原発容量の30%程度を建設期間10年で賄えるんじゃないかと思います。 第二に太陽光。 各家庭普及が厳しいので、20%を超えて賄えないとは思うんですが、これに20年前後。 太陽光は「日射が多い=暑い=太陽光発電も好調」っていう、原理的にピークを叩く作用を持っていますのでぜひ導入すべきで、各家庭はこの範囲で消費電力を納めてもらう。 風力をカウントに入れるのは送電系統維持の面で危なすぎますし、安定して出る量がさっぱり見当がつきませんのでボーナス的な位置づけになりますかね? ただし、揚水発電所で風力分をプールするのは現状の技術でも可能ですし、この方向で流れるなら10年弱で20%程度は行けるんじゃないかと思います。 こうやってみると、不安定さと省電力は必要ですが、現在の質と安全性を保ちながら相当の所までは行けるでしょう。 ただし、これらを盛り込んだとして、電気代は到底現状のままでは無理とは断言できます。 自然エネルギーは蓄電コストを考えると現在の電気料金の3倍程度は軽く行きますし。 地熱で相当薄められますから、感覚的には3倍までは行かなくても、下手したら2倍くらいにはなるんじゃないかと思います。 学者さんが「原子力は決して安くない。安いと言うのは机上の空論」と断言していますが、実際に現場を知る技術屋としてコストも計算してみると、相当安いんですよ。 現在の原子力はフランスみたいに出力変化させられない。 昔は変化させよう!って議論もありましたが、(それこそ)感情的な反対でとん挫したので、止むを得ず揚水をセットにして作っても居ますが。 揚水ってのは大規模火力を作っても必要になるものだし、そのコストを全部原子力に乗っけるのは乱暴な理論です。 実際は送電系統や受給バランス、各発電所の定期点検時期(法律と発電原理、台数から出ます。)を加味して揚水の要否が決定されるので。 だから、ここらもシッカリと系統評価も含めた再計算が必要かと思います。 何と云うんでしょう。 公知の資料ばっかりをこねくり回して議論していても間違いを含んじゃうと感じてます。 少なくとも、現場を知る人間としては、断言できるんですね。 ですから、最初に戻って「今年を凌ぐために稼働は必要だけど、議論も絶対必要」と考えます。

tto1119
質問者

お礼

大変具体的なご意見ありがとうございます。 すばらしく、説得力がありました。 元職というお立場からの数字を絡めた具体性、いま、これが必要なんでよね。 何故、原発稼働の必要か、その対策は、など、まさに議論すべき大切なことですね。 感情的にならずに。 学者や専門家風な人が、いろいろ言っていますが、何より、現場を知る、人からの意見ををテーブルにあげ、言われるように議論すべきと同感します。 ちなみに、福井原発の事故は、実は想定内ではありませんでしたか?あまりにも、対策が幼稚のような気がします。 東電の原子力セクションには、日本の英知が集まっていると思います。 その方たちが、このような事態を想定出来なっ方とはとても考えられません。 事前に事故の危険性を感じながらも、電力社会の閉鎖性から上申出来なかった・・・コストの削減で安全性を犠牲にした・・・そのようなことはないと信じたいのですが。 ご回答の中から、1点だけ疑問があります。 原発離脱のための代替エネルギーとして、地熱、太陽光等が挙げられていますが、この自然エネルギーが基幹エネルギーとなるには、後、どのくらいかかると予想されます。 つまり、原発事故前の電力供給量を確保することが本当に出来るのでしょうか? そのコスト賄う、国民理解を得られると思いますか。 そのことも、議論すべきなんでしょうね。早めに。 大変貴重なご回答ありがとうございました。

  • AkiraHari
  • ベストアンサー率19% (255/1313)
回答No.5

安全宣言などいうから疑われる。 相変わらず、事故は起こらない起こるで議論しているので、安全なら東京近辺に作れなどと言う発想も出てくるのです。 地震・津波さらにはテロ攻撃に対してどこまで持ちこたえられるか、それを超えた場合、どのように軽微な事故で留めることことができるか、事故の補償をどのようにするかを明示するべきなのです。 つまり、福島でも非常電源がすべて奪われるところに置いておくなど馬鹿げた事をしていたので、このようなことは具体的に改善させることです。さらに、電源を奪われる中でベントがなかなかできなかったのですが、これも手動でベントできるように訓練しておくことです。しかも注意しなければならないのはベントすることは原子炉内の放射能物質を大気中に放出するということです。今回のような水素爆発よりはましですが、多量の放射能を放出します。当然近辺に放射能の被害が起きます。 ベントまで行うことは安全とはかけ離れています。しかし、事故を軽微にする処置として行う事態も想定すべきです。当然、東京・大阪・名古屋近辺でこのような事態になれば被害は甚大でその保障で日本は潰れます。避難する住民の少ないところ保証する事態になっても日本がつぶれないところの原発を稼働させるべき理由はここにあります。 当然、地元は容易に納得できないでしょう。しかし、10年前後は原発をある程度稼働させなければ日本は経済的に衰退するでしょう。これとの妥協です。 静岡にある浜岡原発は止め、他は言及しない理由の一つはここにあると思います。

tto1119
質問者

お礼

ご回答ありがとうございます。 確かに、安全性を担保して、稼働すべきと同感です。 浜岡を感情的に停止するから、話がややこしいなると感じています。 何が危険で、何が安全か、もっと、はっきりさえ、対策を打ち出し、国民にしっかり説明して、原発稼働を問えばいいのに、政府の対策ベタには、失笑の限りです。 いま、原発止めて、新エネルギーへ移行、何十年かかるか分からない、政策にとても賛同できません。 原発からの脱却は考えるべき大切な案件と捉えますが、その前に、日本経済が沈む危機を議論しないと、この国の民度の低さを感じています。 貴重なご意見ありがとうございました。

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    今、しきりに夏場の電力不足対策として、節電が言われていますし、対策も取られているようです。 日本では現在、電力の約28%が原子力で供給されています。しかし、発電所の能力で見ると原発は全体の18%しかないです。その原発が発電量で28%になっているのは、原発の稼働率を上げ、火力発電所のほとんどを停止させているからで、平均発電設備利用率でみると、5割にも届いていないです。急きょ休止中の火力発電所を稼働させたことからも分りますね。 ただ、電気は貯めておけないので、一番たくさん使う時にあわせて発電設備を準備しておく必要がある。だから、原子力は必要だ、と国や電力会社は言っています。 ほとんどの人は、原子力を廃止すれば、電力不足になると思っているし、また、今後も必要悪として、受け入れざるを得ないと思っているでしょう。 そして、原発に反対するようなことを言うと「それならあなたが、電気を使わなければいいじゃん」と言われたりします。 http://www.youtube.com/watch?feature=player_embedded&v=PLJVLul6Wz0 これらのことを素人で考えてみると、「原発政策維持」という世論作りの為に、原発が無いと、これだけ不便で困ることになるよって、節電キャンペーンしているみたいに、見えてきますが?皆さんのご意見をお聞かせ下さい。 ただしこの質問自体に文句を付けたり、否定するような回答は、エネルギーと資産の無駄ですので止めてくださいね。

  • 脱原発は可能なのでしょうか。

    個人的な疑問なので、 暇な時にでも回答宜しくお願いします。 まず、原発に関しては素人 & 調べようと思ったこともなかった為、 間違っていたらすいません・・・ 自分が知っている原発は、 原子核を分裂させてエネルギーを作り出して、 電力にし普及すると言うものです。 その為、使用した核燃料は大量に出ます。 使用済み核燃料のおき場所がないので、 青森に処理施設作るも正式稼働前から一杯一杯な状態。 この状態で廃炉しても意味がないと思うのですが、 脱原発と言う方たちは何を持って脱原発が可能と言っているのか気になります。 変わりのエネルギーとかではなく現状の使用済み核燃料をどうするかと知りたいです。 ごめんなさい、自分は使用開始した時点で、 詰んだと思っていますし、 世界中で使用済み核燃料増えているのに日本がどうこうしたから、 次の世代の為になったとは正直思えません。 っても、原発が素晴らしいものとも思っていませんが、 諦めている所です。 脱原発と言う方は色々考えていると思い意見を聞きたいと思っています。 聞きたいのは、 (1)使用済み核燃料に対しどうしていくか。 (2)使用済み核燃料が世界中で増えていますが、日本だけやめて意味があるのか。 二酸化炭素ですら足並みあわないので世界同時停止は無理かな・・・ 世界中が使用済み核燃料増やしていたとしても、 日本だけは止めて、莫大なお金を使って、 処理施設を更に増やし、現状の使用済み核燃料を減らしながら、 他の国で事故が起こらない事を祈るとか現実味ない回答でも 構いませんので宜しくお願いしますm(_ _)m ホント暇な時にでもお願いします。

  • 電気は足りているのに原発は必要なのですか。

    先ほどのニュースで電力各社には余剰電力があるので夏場の電力使用の規制は不要と言ってました。それなのに何故政府や電力会社は原発を再稼動したがっているのでしょうか。原発廃炉が惜しいからなのでしょうか。

  • 原発何基必要ですか?

    どうも再稼働容認されそうですね。 この国のエネルギー政策はいったい何処へ進もうとしているのでしょうか。 人間というものはあの福島の惨劇を自分の事とは思わず、他山の火事としか認識していないのでしょうか。 収束しない現場、核のゴミの始末、帰郷できない人々、三年ぐらいはかかるであろう安全対策、いくら考えても再稼働容認には準備もルールも欠如していると思います。 なし崩し的な再稼働には新たな危機さえ感じられます。 再稼働を容認するのであれば、野田首相は国民にたいして、今後の原発に対する考え方(何基必要なのか、いつまで動かすのか)エネルギー政策の将来展望、廃炉予定の原発名、運転40年を超えるものは動かさない等々国民に自分の声で公の場で約束すべきではないでしょうか。 各部署からの小出し情報ではなく政府を代表する総理としての表明演説的なメッセージを出すべきではないでしょうか。 節電の夏といわれて、庶民はある程度の積極的な取り組みを考えていたし、乗り越えていこうという覚悟もありました。 脱原発依存の熱は限定容認なんていう詭弁でドンドン冷めていくようです。 せめて、ソフトランディングの道でも探れないものでしょうか。