- ベストアンサー
キャッシュフロー計算書(間接法)について
キャッシュフロー計算書について質問があります。 キャッシュフロー計算書の間接法の「営業活動によるキャッシュフロー」に 関する処理で、いろいろな資料を見ていると 1.当期の「貸倒引当金繰入」の額を加算処理 2.前期と比較した場合の「貸倒引当金」の増加額を加算処理 の2種類があるようです。1と2の額は当然のことながら一致しないことが ありえるはず(貸倒れが発生したときなど)ですので,少し困惑しています。 この差は何なのでしょうか?お教え願います。
- みんなの回答 (1)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
連結キャッシュフロー計算書の作成基準に示された様式は「貸倒引当金の増加額」となっているので、2.が正しいことになります。 1.はたまたま貸倒発生による取崩がない場合ではないでしょうか。取崩がなければ繰入額と増加額は同額となります。 設例 貸倒引当金 前期末残高 100 当期繰入 30 貸倒による取崩 20 当期末残高 110 貸倒引当金の増加額 10 これはキャッシュフロー計算書に次のように反映します。 税引前当期純利益 -30 貸倒引当金繰入はマイナスとして反映 貸倒引当金の増加額 +10 売掛債権の減少額 +20 貸倒引当金と相殺により減少 営業活動によるCF 0 つまり貸倒引当金の繰り入れと取崩は現金の収支を伴わないので営業活動によるCFには影響しない訳です。
お礼
例示していただいたおかげで,疑問が一気に解消されました。 早速のご回答ありがとうございます。