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※ ChatGPTを利用し、要約された質問です(原文:放射性物質の正体は)

福島原発事故と放射性物質の正体について

bobbish260の回答

回答No.5

半減期の話などが出ていないようなので、書いておきます。 セシウム137という(セシウムという原子で、質量、つまり陽子と中性子の重さを 合計すると137)は、放射線のβ線(陽子)を出して、バリウム137-mになり、 これはγ線(0.662MeVのエネルギー)を出して、安定なバリウムになります。 このセシウム137は、最初に1gの原子があるとすると、およそ30年で、半分の0.5gが 放射線を出して安定なバリウムになります。残った0.5gは、次の30年で0.25gになります。 ヨウ素131という放射性物質の半減期は、8日です。8日で半分に、16日で1/4に...と 減っていきます。 まだ、原発からの放出が続いているのは、大元の放射性物質が、放射線を出して、これらに 変わっているからです。 が、放出されたヨウ素は、上のように、比較的短い時間で放射線を出さない原子になってしまいます。 ついでに、β線は1cmのプラスチックの板を通り抜けることができません。 γ線は、レントゲンのX線と同じです(ただし、レントゲンで用いられるものは、 コバルトからのγ線で、13MeV)。γ線は、1cmのプラスチックの板は通り抜けてしまい、 10cmの鉛の板でなければ防ぐことはできません。ただし、”MeV”という単位 (メガエレクトロンボルトと読む)が、大きいほど、防ぐのに必要な壁の厚さが必要になります。 ということは、服などでβ線はある程度弱くすることができる、また、木造よりも コンクリートの建物の中にいれば、γ線も防ぐことができる、ということになります。 また、どのくらいの量なのか、ということについての目安になるかと思うので、 比放射能というものも紹介しておきます。 セシウム137の比放射能(ベクレル/g)3.2×10^12  ヨウ素131の比放射能(ベクレル/g) 4.6×10^15 記号の"^"というのは、上の場合には、10を12乗、10を15乗する、ということです。 これらが1gあると、セシウムの場合 3200,000,000,000 ベクレルとなります。 例えば、食品の規制値が、ヨウ素で2000ベクレル/kg というのは、1kgの食品の 中に、2000/(4.6×10^15)=4.3/10,000,000,000,000 g 含まれている、 ということになります。

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