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繰延税金資産・負債

誰か、経理・財務に詳しい方に質問です。繰延税金資産・負債ってわかりやすく言ったら、何ですか? ネットを見てもいまいちピンときません。宜しくお願い致します。

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回答No.1

これが発生するのは税効果会計を行っている会社の決算書です。 損益計算書の最後の所に 税引前当期利益 法人税等 法人税等調整額 -------------- 当期利益 というようになっています。 この法人税等は本来税引前当期利益の一定の税率を乗じて計算すべきものですが、会計原則と税法の規定に違いがあり、税法上の税引前当期利益に相当する所得は少し違った金額になります。 例えば賞与引当金は会計上の費用ですが、税法上は現金で支払っていない賞与は費用として求めませんので税法上の所得はその分大きくなります。 でもその大きくなった所得に対する税金は、翌期実際に賞与を支給したときには税金計算上の費用になりますので、翌期では逆に税金は少なくなります。したがってこの税金の差異は一時的な前払いということになります。 法人税等調整額はこの税金の一時的差異を法人税等から調整するものです。 上記の例で賞与引当金が1億円あって、税率が40%ならば4000万円は税金の前払いなので、同額を法人税等調整額のマイナス項目とします。 仕訳としては 繰延税金資産 40000000/法人税等調整額 40000000 この税金は将来帰ってくる税金なので資産の計上するというわけです。 一方租税特別措置法の特別償却など税法上で特別に認められる費用は会計上の費用にはならないので逆の効果になり、下記の仕分けが起こります。    法人税等調整額 99999/ 繰延税金負債 99999 いつかは将来の税金で返さなければならない税金という意味です。 以上の仕訳の累積がBSの繰延税金資産または繰延税金負債ということです。 これ以上は決算上の税金計算と法人税の申告の知識が必要です。 是非勉強してください。

takarakujiatare
質問者

お礼

早々にありがとうございます。なんとなく理屈がわかったような気がします。

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