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少年の凶悪犯罪が激減したのは、どうして?
法務省や警察庁の資料によると、少年の凶悪犯罪の件数は、この10年間は僅かに上がっていますが、この3-40年間では五分の一から十分の一に激減しています。この原因は一体何でしょうか。 ここ3-40年の間に、子どもが持つことのなかった携帯電話を始め、インターネットもカラオケも24時間のコンビニも巷に溢れました。そして教師や親の権威も地域の教育力も落ち、都市化も進みました。この状況だけ見ると悪くなって当たり前に思えますが、現実は良くなっています。 例えば殺人は五分の一になりました。少年による殺人は殆どがキレた結果ですが、もしかすると栄養状態が良くなって子どもがキレ難くなったのでしょうか。 或いは強姦は十分の一になりました。性に関する情報が氾濫し、強姦までしなくても欲求が満足させられるようになったからでしょうか。 どうにも納得できるような理由・原因が思いつかないのです。こういうことを科学的に検証しているところはないのでしょうか。
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質問者が選んだベストアンサー
やはり経済的な安定が一番大きな要素ではないでしょうか。私が子どもの頃(40年前)は、現在よりもっと貧富の差も大きく、明らかに貧乏と言える家庭もありました。私が中学の頃は番長がいて、校内での暴力沙汰も多く、他校とナイフやチェーンなどの武器を持った暴力団紛いの暴力闘争も日常的にありました。 当時と比べ教育上好ましくないと思われるものは沢山ありますが、これだけ不景気を叫ばれても私の子ども時代よりは遙かに豊かな社会です。不良とか非行少年の数は圧倒的に少なくなっています。その結果、普通の少年による犯罪が目立ってきたのでしょう。昔も普通の少年による凶悪犯罪はありましたし、私も中学の頃、同じ中学で一見明るいスポーツ好きの少年が殺人を犯したことがあります。 また単に豊かと言ってもアメリカや西洋諸国のように貧富の差がないことも重要なことだと思います。この十年くらい少年の凶悪犯罪が増えているのも、そういうところに起因しているような気がします。
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- saidon
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それは違います 増加傾向は変わりません、それに加え軽犯罪が激増で検挙数が植えています
- aminouchi
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この質問と皆様の回答ならびにhttp://www.okweb.ne.jp/kotaeru.php3?q=604745の質問および回答を読ませていただき、愚考するところを書かせていただきます。 まずは統計資料の出所が警察庁であることからその信頼性は認めざるを得ないと思います。 さて、そうであるとすると少年犯罪の激減の理由は端的に「社会が豊かになったこと」ではないでしょうか。ご質問者であるshigaさんと私とはほぼ同年齢ですので例えば昭和40年ごろを共に学校で過ごしただろうと思いますが、確かにあの頃は校内での喧嘩なんて日常茶飯事でした。 余計なことですが、本宮ひろ志の漫画「男一匹ガキ大将」が少年ジャンプに連載されたのは昭和43年~48年です。東京で少しは落ち着いた所に住んでいた私にとっては「番長」という様なものの存在は過去の遺物としてしか捉えられませんでしたが、地域によってはまさに同時代性を感じ取れたかもしれません。 そして、今書いたように、都会から周辺部へと豊かさが広がるにつれて、そのような「番長」とか不良グループと言うようなものが少しずつ消えていったと思います。各学校に当たり前のようにあったものが、そんなものがないという学校が増えだしやがてはその存在すら忘れ去られていくようになると今度は「普通の生徒」の非行が目立つようになってきます。今思えばこのこと自体が少年の凶悪犯罪の減少を物語っていたのでしょう。 いわゆる非行というのは、簡単なものから段々と凶悪なものへとエスカレートしていきますが、親が豊かになった結果、万引きをしたり、喝上げをしなくとも欲しいものが手に入る(買ってもらえる)ようになれば凶悪犯罪への一歩を踏み出す必要がなくなります。 世の中が豊かになり、平和的になり落ち着いていく中で従来にない「普通の生徒・少年」の行動がクローズアップされ報道されるようになったのでしょう。かつては当たり前だった(これは決して良いことではありませんね)暴力的なことが特別な例となり、時代の変化とともに周辺に存在する道具も変わり、社会環境全体の変化が最近のおかしな犯罪を生んでいるのではないでしょうか。 以上、自信はありませんがこうではないかと思うことを書かせていただきました。
- taroimo_hasami
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刑事政策の初歩(といっても勉強したのはもう数年前なので知識があやふやですが)。不況と少年犯罪の増減に関連性があるためです。不況になり、貧しい家庭の子供が増えると、少年犯罪が増加します。職にあぶれて不仲になった両親の関係が少年に伝播して心が荒廃した、お金に困って物を盗んだ、将来が見えない不安で犯罪に走る、もしくは将来に悲観して(家庭の事情で進学できないなど)荒れた少年期を過ごす人が多かった、理由は様々でしょうが、少なくとも現代のように物質的に満たされた社会では金銭面や将来不安による心の荒れは激減していますので、自動的に犯罪が減るわけです。 どうしても詳しく知りたいなら、やはり直接刑事政策の本を読まれた方が良いと思います。なにぶん、少年事件は復古論者が政治主張に悪用する傾向がありますので(道徳教育の不在が原因と、原因のすり替えを図る)。
- gazeru
- ベストアンサー率42% (465/1093)
直接の回答ではありませんが。 下記のような資料が、参考になるかもしれません。(内容詳細はURL先にあります) 「少年犯罪 : 統計からみたその実像」 http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4130332031/249-4972116-4157963 「少年犯罪―ほんとうに多発化・凶悪化しているのか 」 http://bookweb.kinokuniya.co.jp/guest/cgi-bin/wshosea.cgi?W-NIPS=9974567459 「荒れる10代」 http://bookweb.kinokuniya.co.jp/guest/cgi-bin/wshosea.cgi?W-NIPS=9974740010
お礼
ありがとうございます。アマゾンで2冊ほど注文しました。
- Blackmail
- ベストアンサー率16% (28/165)
資料はどこのサイトで御覧になりましたか?ネットで閲覧出来るのなら、URLを加えて下さい。 >ここ3-40年の間に、子どもが持つことのなかった携帯電話を始め、 3~40年間の間にでは無く、携帯電話そのものはココ数年間の間に世間や子供にまで急速的に普及してるのでは?3~40年前にありましたか? >そして教師や親の権威も地域の教育力も落ち、都市化も進みました。 えーっと、情報量の急速な伝達方法と目にする事が容易になり、子供から見る大人の群像自体が暴かれ、「大人とは」という「子供が見受ける外見上だけの違いと誤解」が物事を安易に考えて行動し取り返しの付かない状態に陥る結果を作り出してる子供が多いのでしょう。 携帯電話を以前は大人でも限られた人しか持てませんでしたが、今では小学生でもお持ちです。「携帯電話を持つことで大人の仲間入り」と勘違いし、思考に行動力が付いて来れてないだけでしょう。 >性に関する情報が氾濫し、強姦までしなくても欲求が満足させられるようになったからでしょうか。 例え話に『もしかして』と付いてますが、被害をお読みの資料に揚げてデータとして測られてるだけで、水面下では統計数は同じか、または増えてると思います。表面化しないのは、手口が悪質化・組織化・安易に被害者をメディア配信可能だから口封じに訴えるに至れないのでは無いでしょうか。(他にもあるだろうけど) >こういうことを科学的に検証しているところはないのでしょうか。 どうでしょうね~。被害を統計的な数字で読むよりも、手口を考えたり調べる方が、過去3~40年間の出来事と比較するよりも賢明かと思いますが、調べて如何なさるのかな・・・・?
補足
私はPTA役員をしており資料は警察で見せてもらったものです。強姦について言えば親告罪ですから申告率は昔の方が低く、資料では昔の方が十倍でしたが、実数はもっと差があると思われます。殺人は昔が5倍くらいでしたが、手口がどうあれ殺人は殺人です。検挙率は下がってはいますが何分の一というわけではありません。 回答には「悪くなる」原因しか書かれていませんが、現実には何倍も「良くなっている」わけです。悪くなっているのなら、いくらでも理由は思いつきますが、良くなっている理由は思いつきません。だから知りたいのです。先に推移については以下に質問してみました。 http://www.okweb.ne.jp/kotaeru.php3?q=604745
- hinebot
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全くの想像ですが、少子化により、「少年」そのものが減ったからではないでしょうか。 パーセンテージ的には増えているかも知れませんね。
補足
いくら少子化でも五分の一とか十分の一にはならないでしょう。それどころか、調べてみると少年の凶悪犯罪がピークだった頃の少年人口は少なく、現在と殆ど変わりませんでした。
補足
私は万引きが10倍になっても殺人が5分の一になれば、その方が安全な社会だと思います。ここで問題にしているのは凶悪犯罪のみです。法務省の統計では件数も人口比でも激減しています。この10年間は微増していますが、長い期間でみると問題になるような数ではありません。