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語彙や言い回しを増やすには本と新聞どっちが効果的ですか?日本語です。
語彙や言い回しを増やすには本と新聞どっちが効果的ですか?日本語です。 また本の場合、小説と評論どっちがいいでしょうか? もちろん、わからない言葉は辞書で調べます。 どちらかでもいいのでわかる方回答よろしくお願いします。
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私の個人的な独断と偏見に基づいた嗜好としては、新聞は時間つぶし、小説類はエンターテイメントとして楽しむだけで、文章の訓練や知的訓練としては、ノンフィクション物の書物に限ると思っています。 確かに、そこそこの語彙や言い回しを手っ取り早く増やすには、新聞の方が良いでしょう。しかし、それは入門編中の入門で、新聞をいくら読んでも、次々に消えて無くなってしまう流行り言葉の語彙を増やすだけになってしまう可能性があります。また、ほとんどの場合、言い回しも陳腐で、格調の高い表現力を身に付けるには新聞は向いていません。それは、社説や天声人語や編集手帳などにも言えることです。 本当の意味での語彙や言い回しの訓練には、やはり多くの本を読むことが一番です。報告文であれ、評論であれ、小説や詩であれ、文章の本質的な役割は、こちらで考えたことを相手に正確に伝えることに尽きます。その場合の基本は、こちらの言いたいことが、誰にでもすんなり伝わって行くことが出来る透明な文章を書けるようになることです。その基本を手に入れてもいないのに、やたら情感だ詩心だと言ったところで、独りよがりの文章になって、相手を説得出来るものではありません。一旦透明な文章を書けるようになってから、それを意識的にわざと込み入った文章にしたり、敢えて規則破りの文章を挿入するなどの高度な技巧を使って、並みの文章では中々伝えられない情感を伝えることが出来るようになるのです。そう言う意味では、いきなりそんな高度な情感志向型の文章を多く読むよりも、透明で論理的な文章を多く読んでおくことの方が、情感の表現の上達が望めます。 私の経験では、論理的にしっかりしいて透明な文章を読み書きする訓練には、小説類のフィクション物よりも、宮本常一や柳田國男などの日本民俗学者達の書いた本が大変良い訓練になると思います。もちろん中には、折口信夫などと言う、そのアイデアはともかくとして、本来帰納的な学問であるはずの民俗学を、やたらに演繹的に論じ、独りよがりで不透明きわまりない文章を書いている方もおりますが、そのような例外を除いて、一般には日本民俗者の文章は説得力があります。それに、そのテーマが誰にでも分かると言う意味で、彼らの書く本は一読に値します。同じ意味で、人類学者の文章も説得力があります。また、ズバリ文章読本の中にも丸谷才一や井上ひさしなどの優れた物があります。しかし、文章読本は結構くせ者で所謂大御所達が、いきなり情感だの詩心を前面に出して、素人を煙にまいているような物も在りますので、そんな物は余り役に立たないでしょう。 また本当の意味で優れた文章は翻訳本では中々望めないのですが、それでも、ヘロドトスやトゥキディデスなどの一連の古典的な歴史書は、やはり透明で説得力のある文章を書く訓練として役に立つと思います。日本の史書でも山路愛山などの文章は訓練になると思いますが、文章が今様でないので、その格調の高い文章に慣れるまでに始めのうちは少し努力がいるかもしれません。
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本です。 理由は、新聞は字数制限が厳しく、使用できないタブーの言葉・漢字が多い、そういう条件で早く書くのに特化した文章が多いから、悪文と思われる文章が多いからです。 その事は書いている人にもわかっているのでしょうが、実用に迫られてよしとしているのでしょう。「体言止め」や紋切型=決まり切った表現が多いのも特徴です。 「この男、実は○○という。なんとも××なこと。」など良く見かけますが、まあ普通には使えない文体です。 論説文と小説は目的が違うので、評論の良い文章と小説の良い文章は違います。 だから書きたい文章に合わせてそれぞれを勉強しなくてはいけないという事です。 論説文の場合は専門用語とか学術用語が出てきますからそれは辞書を引きながら読まないと、特に初めて読む分野については意味がわからないと思います。 小説は厳密さよりも直感的な捉えかたができるように工夫されていると思います。
お礼
回答ありがとうございました。 そうですね。ほとんどの方がいっているように新聞はやめておこうと思います。 もちろん新聞も読めるなら読むに越したことはないということもわかりますが。 参考になりました。
- ninoue
- ベストアンサー率52% (1288/2437)
作文苦手でまとまった文章は殆ど書いたことは無いのですが、 小説等の文庫として次がありますのであるいは参考になるかと思われます。 http://www.aozora.gr.jp/ 青空文庫 また論文や小説の書き方についてのサイトも色々あるようです。 次のようにしてサーチ下さい。 論文|レポート 書き方 小説 書き方|作法
お礼
御親切にありがとうございます。 こんなサイトがあったとは知りませんでした。 論文、レポートの書き方も勉強したいですね。 回答ありがとうございました。
- ucok
- ベストアンサー率37% (4288/11421)
目的によります。例えば就職や社会常識に役立てたいなら、まず新聞は読んでおく必要があります。また、新聞の日本語は多くの本に比べて正確なので、その点でも役に立ちます。 新聞をできるだけくまなく読んで理解できるようになるといいです。しかし、本当に新聞をくまなく理解しようとすると、どうしても本を読まざるを得なくなります。例えば新聞に有名な小説がとりあげられていたり、経済学書を書いた有名な著者がとりあげられていたら、その小説や著書を読んでおいたほうが理解度が深まります。 一方で、新聞はあまり読んでいなくても、小説をたくさん読んでいれば、読解力と表現力が身につきます。ただし、それで論理的な文章がうまく書けるようになるわけではありません。反面、評論をたくさん読めば、論理的な文章を書く力が自然と身につくでしょう。しかし、詩的な表現や豊かな情感はあまり育まれないでしょう。 とはいえ、もしもあなたがもともと読むことが苦手なら、何でもいいから楽しんで読めるものをどんどん読むようおすすめします。小説でも評論でも新聞でも随筆でもいいです。そこから発展していくといいでしょう。
お礼
詳しい回答ありがとうございます。 小説、評論、新聞、それぞれいいところがあるんですね。 自分は本を読むことが苦手なので、まずは小説で本を読むことに慣れていこうと思います。 それから目的にあったものを読んでいこうと思います。 とても参考になりました。
- gldfish
- ベストアンサー率41% (2895/6955)
一般的な言い回し、慣用表現、語句を覚えたいなら、新聞の方がいいと思います。 小説・詩やエッセイ等(勿論モノにもよりますが)は、個人的・個性的な表現や、一般的ではない文語表現、難しい単語等・・・あまり実用的ではない日本語が多く使われている可能性があるからです。そういう意味で、新聞ならごく一般的で実用的な日本語しか使われていないと思います。
お礼
回答ありがとうございます。 小説などはモノによっては実用的でない個人的、個性的な日本語が使われてる可能性があるけど、 新聞は万人が読むものだからわかりにくい日本語は使わないということですね。 小説を読もうと思っていたんですけど、迷いますね。
百万読者が理解しうる「日本人の常識」のレベルが必要なら,新聞でしょう。 それをこえたレベル,すなわち「文章に色をつける」ことを求めるなら,本でしょう。 ところで,報道(とくにTV)の常套句である「~の問題が浮き彫りになりました」は,いいかげんやめてもらえませんかね。新聞は,こういう定型的で独創性のない文章の集合体といえます。
お礼
なるほど。 現時点のレベルと求めるものによって本か新聞か決めるということですね。 新聞についても参考になりました。 回答ありがとうございました。
- aritateasd
- ベストアンサー率8% (3/34)
本だよ。 新聞は頭の弱い人が書いてるから読まない方がいいよ。
お礼
やはり本ですか。 新聞よりも本という方がほとんどですね。 回答ありがとうございます。
- denbee
- ベストアンサー率28% (192/671)
私も本だと思います。 新聞は万人向けに限られたスペースで正確に情報を伝えることが目的なので、 本と比較するとそれほどややこしい語彙や言い回しは使われないように思われます。
お礼
説得力のある回答ありがとうございます。 確かに納得です。 新聞よりも本の方がよさそうですね。
- bari_saku
- ベストアンサー率17% (1827/10268)
>語彙や言い回しを増やすには本と新聞どっちが効果的ですか? 本ではないでしょうか。 類語辞典などの辞書を直接読むのがベストだと思います。
お礼
回答ありがとうございます。 類語辞典を直接読むなんて考えつきませんでした。 参考になりました。
お礼
説得力のある回答どうもありがとうございました。 すごいです。本当に納得しました。 論理的にしっかりしていて、説得力があり、誰にでもすんなり伝わっていくことのできる透明な文章。これです!これが言いたかったんですけどうまく表現できませんでした。cyototuさんは本当にすごいです。 宮本常一、柳田國男の日本民族学者の本をさっそく図書館で借りてみようと思います。 知的でかっこいい言葉を使えるようになりたいです。 古典的な歴史書や日本に史書も慣れるまで努力しようと思います。 すごくかっこいいですcyototuさんの文章は。 本当にありがとうございました。