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よく幽霊や神様の存在を否定するときに使う理由に『科学では証明できないか

馬鹿 禿(@baka-hage)の回答

回答No.19

 私も前々から同じようなことを疑問に思っていました。そのときに、私は哲学のカテゴリではなく、科学のカテゴリで質問してみました。  参考までに http://210.132.71.11/qa3406160.html  では少しお話させていただきます。 >>よく幽霊や神様の存在を否定するときに使う理由に『科学では証明できないから』という言葉があります。 この「科学的証明」についてですが、私は科学の成績は本当に悪かったもので、偉そうにいえる立場ではありませんが、算数を使って説明させていただきます。 5+7=12 という計算があった時、 12-5=7 12-7=5 と、計算して最初の式が正しかったことを証明したりします。これが科学的な立場です。つまり、いつでもどこでも検算(確かめ算・見直し算)が出来るってことが重要なんです。これを「反証可能性」と言うそうです。  逆に、幽霊や神というものは、いつでもどこでも検算できるわけではありません。こういったことを「反証不可能性」と言います。この反証不可能性こそが「非科学的」と言われる所以です。  しかし、だからといって科学の立場は反証不可能性な価値体系、思想体系、概念を否定することは出来ません。なぜならば、科学は常に変化し続けています。何か一つの出来事に対して仮説が生まれ、そのときの科学を駆使して、証明をして定説になり、または新しい仮説が出て、そのときの科学を駆使して証明し定説となり・・・・の繰り返しです。科学は仮説の延長でしかなく、あくまで「現在の科学では幽霊や神を証明できない」というのがやっとだと思います。ですから、宗教は「非科学的」でいいんですよ。  ですが、私はもちろん宗教の言っていることが、科学的にも証明されたりすることはもちろん否定しません。(例えば、煩悩を鎮める効果があるといわれるお香が、科学的にも人がリラックスする効果がある等)しかし、「いつか幽霊や神が科学で証明される」と言う趣旨の事を説いている宗教は、胡散臭く感じますね。テレビなどでよく見かける霊能力者と科学者の対決なんかは、視聴者を引き付けるための演出であって、あれを鵜呑みにする人はテレビ局の思う壺ですね。 >>この『科学』も本を正せば錬金術から派生した一つの物の見方に過ぎないと思うんですけど、どうして今の人は科学を理由に他の見方を全否定できるのかすごい不思議です。  確かに科学の歴史を見ると西洋の錬金術や東洋の道教の思想を中心とした錬丹術や、キリスト教による加護など、宗教と科学は多くの接点を持ってきました。一口に宗教といっても多種多様な宗教があります。その中で科学が否定しにくい宗教というのもあるようですよ。例を挙げれば「仏教」です。アインシュタインは 現代科学に欠けているものを埋め合わせてくれる宗教があるとすれば、それは「仏教」です。科学的探求は特殊な宗教的感情をひき起こしますが、仏教は愚かな狂信的宗教感情とはまったく違ったものです。 と述べたそうです。現代社会は科学の恩恵を受けて発達してきました。寒いときに暖かく、暑いときは涼しく、遠くへ速く近くへはより速くと、科学万能の時代を迎えます。しかしこうして発達したクーラーや車が、地球の温暖化を引き起こしている。原子力、アスベスト、フロンガス、人間を豊かにするために開発されたものが人間を苦しめているものは枚挙にいとまがありません。これこそが、アインシュタインが言う「科学的探求引き起こす特殊な宗教的感情」の結果なのでしょう。  そういった現代科学のかけている部分を埋め合わせるのが「仏教」であると言います。『仏遺教経』には「小欲知足」と言う教えが出てまいります。「貪欲に求めるのではなく、今を満足する事」これが、「科学的探究が引き起こす特殊な宗教感情」を抑える教えとアインシュタインなどは感じたのではないでしょうか。  全ての宗教がそうとはいえませんが、科学と宗教(この場合は仏教)は立場は違えど補い合うことが出来ると思います。もちろん、互いの土俵に土足では上がらないということが前提ですが、宗教を信仰する人も科学を旨とする人もそれがなかなかできないんでしょうね。  ここで少し参考文献を紹介します。 〈科学的立場を知る本〉 『99・9%は仮説―思いこみで判断しないための考え方―』光文社新書 竹内薫 著 『科学と非科学の間』ちくま文庫 安斎育郎 著 『科学的思考とは何だろうか』ちくま新書 瀬戸一夫 著  私が読みやすかったのを並べてみました。 〈科学の立場から宗教否定を試みた本〉 『神は妄想である―宗教との決別―』リチャード・ドーキンス 著 なかなかエキサイティングでした。けど、結局キリスト教から抜け出せてないし、感情的で宗教を否定したいですって言うのが前面に出すぎている気もしますが、読むとおもしろいですよ。 〈科学の立場から宗教の考察を試みた本〉 『カミとヒトの解剖学』養老孟司 著 『脳と仮想』茂木健一郎 著 何にでも脳を持ち出すノータリンと批判されるお二人ですが、なかなか良い所を突いてくるんですよ。 〈無宗教についての本〉 『日本人はなぜ無宗教なのか』ちくま新書 阿満利麿 著 無宗教と言うことについて考えているときに出会った本です。なんか読み終わるとすっとした気分になりました。  もしよかったら読んでみてください。読み返すと一体何を言いたいのかぜんぜん分かりませんね(笑)すんませんです。急ごしらえの文章のため誤字脱字乱文どうぞご容赦ください。 合掌 南無阿弥陀佛

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