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CR時定数をラプラス変換する

以前にも同じような質問がありますが、 再度質問します。 電圧源Eがあり、E--R--(r//c)-GND の回路を ラプラス変換を使って解く方法を教えてください。 テブナンの定理を使い、簡単に解く方法もあるかと思いますが、 使わずに、そのまま微分方程式からのラプラス変換法が 分かりません。教えてください。

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  • inara1
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回答No.1

前の質問(http://oshiete1.goo.ne.jp/qa4432261.html)がずいぶん古いのですが、これは学校の課題でなく、独学で勉強されているのでしょうか。     i →   ─ R ─┬──┐v  ↑     │ i1  │  E      r ↓  C ↓i2  │     │   │  ────┴──┘GND 抵抗 R に流れる電流を i 、抵抗 r に流れる電流を i1、コンデンサ C に流れる電流を i2 とします。コンデンサ C の電圧を v とします。するとそれぞれの電流は    i = ( E - v )/R --- (1)    i1 = v/r    --- (2)    i2 = C*dv/dt --- (3) で表わされます。電流は節点(分岐点)で連続していなければならないので    i = i1 + i2 --- (4) です。式(1), (2), (3)を式(4)に代入して整理すると    ( E - v )/R = v/r + C*dv/dt    → dv/dt + (1/C)*( 1/R + 1/r )*v - E/(C*R) = 0 --- (5) これが v に関する微分方程式です。 v のラプラス変換を V と書けば dv/dt のラプラス変換は、教科書に出ているように    s*V - v(0) となります。v(0) はt = 0 での v の値です。式(5)の第二項 (1/C)*( 1/R + 1/r )*v のラプラス変換は    (1/C)*( 1/R + 1/r )*V です。電圧 E の時間変化がステップ関数的な変化( t < 0のとき 0、t ≧ のとき E )であれば、ステップ関数のラプラス変換は 1/s なので、E/(C*R) のラプラス変換は    E/(C*R*s) したがって式(5)のラプラス変換は    s*V - v(0) + (1/C)*( 1/R + 1/r )*V - E/(C*R*s) = 0 これを V について解くと    V = { v(0) + E/(C*R*s) }/{ s + (1/C)*( 1/R + 1/r ) }     = { v(0)*s + E/(C*R) }/[ s*{ s + (1/C)*( 1/R + 1/r ) } ] --- (6) これを逆ラプラス変換すれば v が求められますが、このままでは変換しにくいので、上式を    V = a/s + b/*{ s + (1/C)*( 1/R + 1/r ) } --- (7) の形に直します。式(7)は    V = [ a*{ s + (1/C)*( 1/R + 1/r ) } + b*s ]/[ s*{ s + (1/C)*( 1/R + 1/r ) } ]     = { (a + b )*s + a*(1/C)*( 1/R + 1/r ) }/[ s*{ s + (1/C)*( 1/R + 1/r ) } ] --- (8) なので、式(6)と式(8)が等しい条件は    a + b = v(0) --- (9)    a*(1/C)*( 1/R + 1/r ) = E/(C*R) --- (10) になります。式(10)から    a = E/( 1 + R/r ) これを式(9)に代入して b を求めると    b = v(0) - a = v(0) - E/( 1 + R/r ) したがって    V = E/( 1 + R/r )/s + { v(0) - E/( 1 + R/r ) }/{ s + (1/C)*( 1/R + 1/r ) } --- (11) となります。 1/s の逆ラプラス変換は 1、1/( s + 定数 ) の逆ラプラス変換は exp( - 定数*t ) だから、式(11)の逆ラプラス変換は    v = E/( 1 + R/r ) + { v(0) - E/( 1 + R/r ) }*exp{ - (1/C)*( 1/R + 1/r )*t } --- (12) となります。これが v の時間変化(微分方程式の解)です。 t = 0 のとき exp{ - (1/C)*( 1/R + 1/r )*t } = 1 なので    v = E/( 1 + R/r ) + { v(0) - E/( 1 + R/r ) } = v(0) となります。v(0) は t=0 のときの v と決めたのでこうなって当然です。t が大きくなるほど exp{ - (1/C)*( 1/R + 1/r )*t } は0 に近づいていくので、最終的には(t → ∞のとき) v → E/( 1 + R/r ) になります。これは C がないときの v の値です。 v の変化が exp( -t/τ ) で表わされるとき、τを時定数といいます。式(12)の exp の項を見れば    1/τ = (1/C)*( 1/R + 1/r )     → τ = C/( 1/R + 1/r ) となります。R と r の並列抵抗を Rp とすれば    1/Rp = 1/R + 1/r なので    τ = C*Rp となります。

tyousyuu23
質問者

お礼

返信ありがとうございます。 電験を受けようと思い勉強しています。 丁寧な回答ありがとうございます。 参考にさせていただきます。

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