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「~がゆえに」の「が」は何を表しているか

kogotokaubeweの回答

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回答No.3

 お考えの通り、連体格(連体修飾)ですね。 > 古典では現代文法と違って、格助詞の前に動詞の連体形が許されると分かりました。    古文の連体形には「準体法」といって、連体形だけで「連体形+{こと・もの・とき・ところ、等}」の意味を表す用法がありますね。この用法なら「~する〔とき〕【に】」とか、「~する〔もの〕【を】」といった形で連体形の後に格助詞を続けることができます。 たとえば、下のURLのページの中ほどの、枠で囲まれた、「連体形の用法」の表に、「連体法」「終止法」とともに説明されています。」 http://mickey.homelinux.net/~u-ryo/notes/sundai/kobun/lecture1.html  連体形の後に補うのは「準体助詞」の「の」(下記URLの[5])でもかまいませんし、文脈から判断した話題になっているものを表す名詞でもいいわけです。 http://dic.yahoo.co.jp/dsearch?enc=UTF-8&p=%E3%81%AE&dtype=0&stype=0&dname=0na&pagenum=1&index=16622114371000  一方、「ゆえ」は「理由」といった意味を持つ名詞です。  形式名詞として「~のため」という意味でも使われる場合もあります。〔下記URLの[6]の(ア)〕 http://dic.yahoo.co.jp/dsearch?enc=UTF-8&p=%E3%82%86%E3%81%88&dtype=0&dname=0ss&stype=0&pagenume=1 > 〔補説〕 「…ゆえに」「…がゆえに」の形でも用いられる とありますね。  「ゆえ」が(形式)名詞であるなら、直前の「が」は連体格と考えても矛盾しません。(主格でないとは決められませんが。)  したがって、「疑うがゆえに」は 動詞「疑う」の連体形(準体法)+格助詞「が」(連体格)+(形式)名詞「ゆえ」+格助詞「に」と考えるのがよいと思います。  また、他の回答者の方が挙げていらっしゃる「匂ふがごとく」の場合も「匂ふ〔こと・状態〕【の】ように」と考えることができます。

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