退職給付会計について
退職給付会計の時の数理計算上の差異の所で分からない箇所があります。
下記のような資料を与えられた場合
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退職給付引当金に関する事項
前期末
・退職給付債務△552,400
・年金資産470,000
当期末
・退職給付債務△572,820
・年金資産484,600
退職給付債務等の計算の基礎に関する事項
・割引率5%
・期待運用収益率4%
・勤務費用12,900
・年金基金からの年金支払額20,100
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「年金資産に係る差異」
当期末年金資産実際額484,600-当期末年金資産予測額(470,000+18,800+年金基金への掛金拠出額9,900-年金基金からの年金支払額20,100)
=6,000
※18,800=470,000×期待運用収益率4%
「退職給付債務に係る差異」
当期年末退職給付債務実際額572,820-当期末退職給付債務予測額(552,400+12,900+27,620-年金基金からの年金支払額20,100)
=0
このような形になると思うのですが、「年金基金からの年金支払額20,100」の関係がよく分かりません。
退職給付会計の場合、
会社⇔年金基金
年金基金⇔従業員
従業員⇔会社
と三角関係になり、仕訳を行う場合、「年金基金⇔従業員」の箇所は考慮しないと教わりました。
そして、年金基金からの年金支払額は「年金基金⇔従業員」に当てはまると思っています。
その場合、差異を求める場合に、当期末年金資産予測額、当期末退職給付債務予測額に「年金基金からの年金支払額」をなぜ引かないといけないのか?
あくまでも年金基金のお金が減るだけなので、退職給付債務の会社の債務に影響をなぜ与えるのか?が理解出来ません。
(年金基金へ拠出した時点で債務が無くなっていると思っているのですが、間違っていますでしょうか?)
分かる方がいましたら、アドバイス下さい。
よろしくお願いします。
お礼
ありがとうございました。