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前期の売掛金の処理
簿記3級を目指している初心者です。 持っているテキストの練習問題で、決算時、「前期に有していた売掛金が貸し倒れたが、未処理である。その処理をしなさい」という内容の問題があり、答えの解説の仕訳が (借)貸倒引当金 (貸)売掛金 となっています。しかし私にはこれは「今期の分」の売掛金を貸倒引当金で処理しているように思えてしまいます。今期と前期の売掛金の違いはないのでしょうか。 また期中に回収が出来なかった売掛金はその年の終りの決算時には何もしないのでしょうか。 よろしくお願いします。
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こんにちは http://oshiete1.goo.ne.jp/qa4419473.html ↑ 以前、貸倒の質問で回答したURLです。 前期の売上による売掛債権の貸倒は貸倒引当金で処理します。 当期の売上による売掛債権の貸倒は貸倒償却(損失)として処理します。 なにかあれば補足してください。 ご参考まで
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- nayuta_lot
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#1です。 売掛金は取引契約の内容から一定の期間(通常は一ヶ月)で回収されます。 期末に残った売掛債権は決算時に次期繰越として翌期へ繰り越されます。 また、期末に残っていた貸倒引当金は利益として戻し入れる方法と この期末残高と当期の売掛債権に基づいて計算された貸倒引当金との 差額を計上する『差額補充法』があります。 貸倒引当金は、将来の危険に備えるという意味と期間損益を対応させる という意味があります。 そのため、"当期の売上による"売掛債権に基づく貸倒は、当期に計上 すべきであるという考え方から、合理的にその金額を見積もり計上します。 例えば、貸倒引当金が800、売掛債権が100,000残っていたと します。 決算時に売掛債権の2%を貸倒引当金として計上する場合 には・・ <戻し入れを行う場合> 貸倒引当金 800 /貸倒引当金戻入 800 貸倒引当金繰入 2000 /貸倒引当金 2000 <差額補充法> 貸倒引当金繰入 1200 /貸倒引当金 1200 いずれにしても、貸倒引当金は当期の期末売掛債権の2%である 2000になります。 <ポイント> 期末の貸倒引当金は"前期の売上による売掛債権"に基づいた金額なので、 結果的に貸倒にならなかったのであれば、それは前期損益の修正額で あるという考え方から一度、利益として戻し入れます。 そして、当期の売掛債権に基づいた金額をあらためて計上します。 また、結果的に当期の売掛債権の2%の金額が貸倒引当金として計上 されればよいので、期末残高との差額を計上するという考え方が 『差額補充法』です。 こんな感じでよろしいでしょうか? なにかあれば補足してください。 では
お礼
再度ご回答いただきましてありがとうございます。貸倒引当金に関しては、二つ処理法があるのですね。貸倒引当金戻入というのは初めて知りましたが、頭が整理しやすくなりました。どちらにしても決算のときはやはり前期、当期をしっかり把握してないといけないですね。どうもありがとうございました。
補足
早速ありがとうございます。貸し倒れ引当金は、前期分に当てはめられ、今期分に関しては貸し倒れ償却(損失)で処理するというところとてもよくわかりました★。 ひとつだけ確認なのですが、そうすると「売掛金」も「貸し倒れ引当金」も前期からずっと繰り越して来ているという考えで良いのでしょうか。