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食料自給率について

omegerの回答

  • omeger
  • ベストアンサー率66% (204/306)
回答No.2

「我が国の食糧自給率」関連は、 世界的にメジャーな指標ではなく農林水産省が定めています。 通常使われる方の39%というのは、金額ではなくカロリーが基準で、 人間だけではなく畜産用飼料まで含むといった癖があり、 関連業者向け利害の反映があるかもしれません。 食糧自給率は農業の総合指標ではなく、安全保障の指標でもなく、 この指標を向上させるのも経済上困難が大きいです。 ただし、トウモロコシ、大豆、小麦など国内で作られていない穀物は、 アメリカ一国への輸入の集中度が極めて高いです。 アメリカには中国のような政治的リスクは小さいでしょうが、 天候が悪化して輸出を制限したりすると、 現状で必ずしも供給が大丈夫とはいえない部分はあるかもしれません。 したがって、輸入といってもアメリカ以外の穀物の供給先の確保とか、 食糧備蓄制度の構築とか、その辺りの政策は全く無意味ではないはずです。 ・トウモロコシの輸入元 (ほぼ全部輸入) http://www.kanbou.maff.go.jp/www/anpo/bouekikouzou.pdf アメリカ 95.1% 中国 4.1% ・大豆の輸入元 (大豆自給率は3%) アメリカ74.8% ブラジル13.5% カナダ7.3% ・小麦の輸入元 (小麦自給率は14%) アメリカ 55.9% オーストラリア 22.2% カナダ 21.2% ・穀物/加工穀物の輸入元(金額ベース、2007年) アメリカ 5992億円 72.4% カナダ 665億円 8.0% オーストラリア 648億円 7.8% 中国 341億円 4.1% アルゼンチン 217億円 2.6%

kb3150
質問者

お礼

ご回答ありがとうございます。今の日本の食糧についての問題は自給率そのものよりもアメリカ一辺倒なことなんですね。アメリカのとうもろこしが上がると日本の畜産農家がばたばたと倒れる、そのほうが問題ですね。でもアメリカの農産物の圧倒的な価格競争力の前では、アメリカ産品を買わないわけにはいかないですね。自給率をあげろという声の後ろには、そのために日本の農家を保護しろという声が聞こえます。しかし、保護されて強くなる産業はありません。政策としてはどういう方向にいくのがベストなのでしょうか?

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