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気象予報士試験問題

あるテキストに記述されていたことなのですが、 「気象図」の見方で 500hPa面で正の渦度移流のあるところでは 700hPa面で、上昇流が発生する。 (負の渦度では逆) と、あるのですが、その説明を言葉ですると どうなるのでしょうか。 「科学」のカテゴリーで質問していたのですが 24h以上回答がなかったものですから、 こちらに書き込ませてもらいました。

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noname#143309
noname#143309
回答No.1

渦度移流があるから上昇流が発生するというよりも、それぞれの事象の相関関係について様々な面からアプローチしてみよう、ということだと思います。 たとえば700hPa面(中下層)で上昇流が見られたとすると低気圧の発達が疑われるわけですが、実は他の要因のせいかもしれないし、それだけでははっきりしません。しかし、500hPa面(上層)に正の渦度移流(低気圧性回転)があるとか、850hPa面で暖気上昇・寒気下降があるなどいろいろ証拠が積み重なってくると、いよいよ低気圧がアヤシイ、といえるわけです。これらはみな、1個の低気圧の発達条件・性質を様々な面からアプローチしたにすぎず、700hPa面や500hPa面などいろいろな高度を用いているのは、総観規模の擾乱を見極めるのにたまたま好条件であるからにすぎません。渦度も鉛直流も同じ500hPa面で調べる、というのでもいいのですが、それでは総観規模の擾乱を見分けづらいので、たいていは特定の高度の気象図を用いている、というわけです。

chobi-san
質問者

お礼

回答をありがとうございます。 お礼が遅くなってすみません。 よくわかりました。どうしても試験対策のテキストなので、 説明が割愛されている点が多くて、詳しく知ろうとすると、 こうやってカベにぶつかります。 背景的なものが分かってよかったです。

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