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安楽死についてご意見を

学校のディベートで安楽死が議題になっているんですが、 安楽死について、現場の医師の方々はどういうご意見をお持ちなんでしょうか? 日々、どんな思いで、患者と向き合っていらっしゃるのでしょうか? 死期が迫っている患者を安楽死させ、楽にしてやりたいと、 本気で現場で考えたことがある方はどのくらいいらっしゃるのでしょうか? できましたら、医療の現場で働かれている方のご意見をたまわりたいと思っています。 よろしくお願いします。

  • 医療
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みんなの回答

回答No.5

再度お答えいたします。 狭義の意味での「安楽死」(積極的安楽死)は日本では倫理上社会的に認められておらず、それを行った場合、何らかの問題になる可能性が高い為(東海大学事件等)医療機関で行っているところはないと思います。 「尊厳死」は認められていますが、「尊厳死」を希望する場合は、生前に患者本人が自らの意思を、主治医と周囲の家族に宣言し、文章などに残しておく必要が有ります。これはなぜかはご理解いただけると思います。 >患者をいうなれば「殺す」役目を果たさなければならなくなったとき 「尊厳死」は患者を殺す事ではありません。「自然に死ぬ事に任せる事」です。だからこそ、「尊厳死」と言うのです。 これは大変重大な違いですので、間違えないでください。 ですので、「殺す事」について問われても、これに答えられる医療関係者はいないと思います。 尊厳死は、それが患者本人とご家族の意思であり、尊重されなければならないことであるので、私たち医療従事者の自分勝手な感傷が入ってはいけないことだと思います。 その事を覚悟しなければならないと思います。 私たちに出来る事は、最後のその時を、出来るだけ安らかに、そして患者さんと家族の方々と、大切な時を悔いの残らない時であるように配慮する事です。 「生まれ」てきた私たちは、何時か必ず「死」を迎えます。 でも、死は毎日の積み重ねの中で、何時か必ず訪れる積み重ねの最後の1コマです。その瞬間まで私たちは生きています。 どう死を迎えるかを考える事は、どう生きるかを考えることだと思います。 「尊厳死」も死と言う言葉がつきますが、最後まで人間らしく尊厳を持って生きる事とは何かを考える事だと思います。

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質問者

お礼

再びの回答ありがとうございます。 尊厳死についてのご説明もありがとうございます。 尊厳死は「自然に死ぬことに任せる」ということですが、 延命治療の中止は消極的安楽死という考え方が一般的のようです。 尊厳死は終末期医療や病による苦痛からの解放など抗議的な意味も含んでいるので、 今回は安楽死(消極的安楽死含む)ということで、質問をさせていただきたいと思います。

  • hand07
  • ベストアンサー率38% (19/49)
回答No.4

自分がつらいから、やりたくないから、という理由で拒否することは、すなわち患者をないがしろにしているのではないでしょうか。 精神的に弱い医師には、患者のことを考える余裕はないでしょうから、医師の決断力や判断力が求められるでしょうね。 医療従事者はただ患者の命を取り留めるのではなく、その人の痛み、望みを最大限尊重するべきです。患者を殺すのではなく、苦しみから解放するのだという考え方をしてみて下さい。

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質問者

お礼

回答ありがとうございます。 自分が嫌だからという理由で安楽死を拒否する医者はいないと思います。 が、内心ではどう思っているか、分かりません。 自分の心の中で、そういう作業が負担になっているのではないか、 ということをお聞きしたかったわけです。

回答No.3

はじめまして。医師ではありませんが医療現場で働いております。 はじめに、少し混同されているところがありますが、「尊厳ある死(尊厳死)」と「安楽死」は厳密には違います。 「尊厳死」とは人間としての尊厳を保って死に至ることであり、延命拒否などがこれにあたります。 「安楽死」は文字通り、医師が薬剤などを用いて、激しい苦痛にある患者を死に至らしめる事です。 この2点を混同してはいけないと思います。 また、「尊厳死」は患者の意志で決定される事であり、医師が決める事ではありません。 患者の意志「リビングウイル」により、医師及び医療従事者がその決定に従う事です。 例えば、ガン末期の患者さんが、もし、呼吸が止まっても、気管内挿菅などの救命処置をせず、自然に任せて欲しい。と言う。 医師は挿菅しなくては、患者が死にいたることを理解していても、患者の意志に従い、挿菅などの救命処置を行わない。 これは、「安楽死」ではなく、「尊厳死」です。 また、ガンの苦痛をとる為に、モルヒネなどを投与する事は、緩和ケアでは当然の疼痛緩和処置です。 確かにモルヒネを投与し続ける事で、患者の余命が短縮する可能性があったとしても、患者の生活がより苦痛がない、安楽な状況をえる為に必要な事であり、患者が安楽を希望するのであれば、それは、患者が尊厳ある日常生活を送る為の手段であり「安楽死」ではありません。 「安楽死の問題」は大変難しく、簡単に賛否を唱える事はできません。 しかし、私は医療従事者としては、患者さんに、最後のその時まで、その人らしく、安楽により良い毎日を送る事ができるように生きる為の援助をしたい、そう思っています。 最後になりますが、安楽死のディベートをするのであれば、あなた自身はどうお考えなのでしょうか?

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質問者

お礼

回答ありがとうございます。 尊厳死と安楽死。非常に分かりやすい説明をしてくださってありがとうございます。 私は、患者としてならば、苦しい治療を受け続けてほんの数日、生きながらえるより、 苦しくないうちに、死ねるなら、それはとてもありがたいことだと思っています。 ただ、一つ疑問に思ったのは、私が安楽死(尊厳死)させる立場になったとき、 (医師として、患者の延命措置をやめるなどして、患者をいうなれば「殺す」役目を果たさなければならなくなったとき) はたして、人を一人殺すという(当然死んでしまう命ではあっても、自らの手で殺すような)作業に 耐えられるか否か、と問われれば「否」と答えるであろうということで、 安楽死や尊厳死を実行する現場にいる皆さんに 「自分が行為を実行するとき、それに耐えることができるか」 ということをお聞きしたかったのです。 もしよろしければ、自分が患者さんを安楽死(尊厳死)させてあげる立場になったとき、 その時の重圧というか、気持ちというか、そういうものに耐えられると思うか、 お聞かせ願えませんでしょうか?

noname#60992
noname#60992
回答No.2

医師ではありませんが、 安楽死より一歩手前の問題ですが、延命措置について今回の診療報酬改訂でこのようなものがありました。 http://s03.megalodon.jp/2008-0212-2141-18/mainichi.jp/select/science/news/20080210ddm001040134000c.html 医療機関に対してお金を支払うのを動機にさせるのも問題はあると思いますが、何らかの形での意思表示をしておくことは大切なことだと思います。 安楽死については、何を安楽死というのかによって違ってくると思います。  消極的な安楽死については本人の意思に沿って行われるべきだと思います。  積極的安楽死については、私の中で結論は出ていません。  たぶん必要な人もおられるのではないかと思いますが、認めることによって発生する問題を考えると、手を付けにくい問題だと思います。 

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質問者

お礼

回答ありがとうございます。 患者の側としては、生のクオリティを求めるというのは当然の心理ですが、 それを達成してあげるために、安楽死という作業をしなければいけない 医師の方々はどうお思いなのかと思いまして、 質問をさせてもらった次第です。 ご意見ありがとございました。

  • nishikasai
  • ベストアンサー率24% (1545/6343)
回答No.1

医師ではありませんが、意見を言わせてください。 安楽死、賛成します。 どうか安楽死を合法化してほしいです。わたしは団塊の世代ですが、われわれの世代がおじいさんになる頃は医学も進歩して平均寿命は90歳くらいになるかもしれません。たいへんな時代になります。ただベッドで息をしているだけの植物人間が溢れる。迷惑なだけ。冗談じゃないよ。わたしは自分がそうなったら絶対に安楽死を望みます。 それともう一つ言わせてください。末期ガンかなんかで「生きていてもただ苦しいだけ」という状態のときはモルヒネを打ちまくってほしい。せめて生きている間は苦しまず生きていることを満喫して死にたい。医療関係者には「生命」そのものを尊ぶ人がいるが、クオリティは大事です。

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質問者

お礼

回答ありがとうございます。 生きることのクオリティを求める。大切なことだと思います。 ご意見ありがとうございました。

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