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インフルエンザウイルスの感染力

noname#160718の回答

noname#160718
noname#160718
回答No.2

 獣医師です。ウイルスに専門知識を有しています。No.1の方も専門家ですけどね。  私もほぼNo.1の方の回答と同意見です。  ちょっとだけ補足しますと、「5μm以上の飛沫核」で感染することを「飛沫感染」と言い、それ以下の場合は「空気感染」と言うのが一応の定義になっています。  で、インフルエンザの場合は「飛沫感染」が主体なので、5μm以下の飛沫核の中ではウイルスの生存性が極めて低いのでしょう。  マスクにトラップされたウイルスの感染性ですが、この場合は呼気に晒されますので、「不織布にウイルス液を吸わせて室温放置」という条件よりは不活化の速度は早いと思います。でも、1時間くらいではまだ感染力は持っているでしょうけど。  ウイルス単独粒子の状態では極めて速やかに不活化されるのですが、食品中などで他の物質によってガードされている状態ではけっこう長く感染性を保っているので、私も室温放置はあまり意味がないと思います。  湿度については私も疑問視しています。  No.1でも言及されている「古い論文」は、論文そのものは古すぎて手に入らず、未だに読めていないのですが、その論文中の図表が未だにあちこちで引用されています。(ただしまともな学術論文ではみかけないです)  でも、その図を見ても実験方法が想像もできないし(使われている単位系が意味不明)、それ以前にそもそも「不活化条件」として有効とされる1/100以下、という条件をその図では満たしていません。  つまりその図をそのまま素直に読んでも、「加湿はインフルエンザウイルスの不活化には有効とは言えない」としか読めないんだな。 http://idsc.tokyo-eiken.go.jp/infnews/1999/05.html  この2つめの図の「インフルエンザウイルスの生存性(Harperによる)」というのがそれです。  三洋の空気清浄機といえばこれですかね。 http://www.sanyo.co.jp/koho/hypertext4/0608news-j/0828-2.html http://kaden.watch.impress.co.jp/cda/news/2007/01/17/356.html  Harperの図を根拠にして宣伝している加湿器も多いですけどね。  「湿度がウイルスの生存性に与える影響」  こういう実験、難しいですよね。誰もやっていないのは、世界中の研究者のツッコミに耐える実験デザインが誰にもできないからなのでは。  話が逸れましたが、他の対策としては、アルコールを霧吹きで一吹き、というのは効果があると思います。ノロは無理ですが、インフルエンザならこれで不活化できます。

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質問者

補足

ご回答ありがとうございます。 湿度に関する件、No.1の方の補足欄にも記載いたしましたが、本来の寿命に影響なく、水分を含んでいる方が重量的に落下し易いという性質を表しているに過ぎないのでしょうか。 宿細胞から排出される前後で特性は異なるかも知れませんが、体内で生産され体液の飛沫と共に放出されるものが、湿度に弱いというのは素人考えでも腑に落ちません。 アルコール霧吹きの件で一つ教えていただきたいことがあります。 噴霧量の事です。 ずぶ濡れにしなくてもアルコール蒸気の雰囲気に曝す程度で効果はあるでしょうか。 消毒用エタノールは常備しているのですが、衣服や紙の消毒には使用していませんでした。 霧吹き後、金属やプラスチック素材なら、何かで擦ることでムラ無く拡げられますが、布や紙では全面を濡らすのは容易ではありません。 宜しければ、ご意見お聞かせ下さい。

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