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「格差社会」に対する賛成意見

anachronismの回答

回答No.5

そもそも「格差社会」というのに対する認識が、百人百様です。 その中からエッセンスになりそうなのが、「努力したら報われるか」ということなんですが、 ○努力すれば努力に応じて報われるから、結果として格差がつくのが格差社会 と、いう認識と、 ○努力しても覆せない格差が肯定されるのが格差社会 という認識が両極でしょう。 わかりやすく言えば、 家が金持ちなら、小さい頃からしっかりした教育を受けて一生食うに困らないが、家が貧乏だと高等教育も受けられないから低賃金で早く働きに行かざるを得ず、子々孫々に渡り貧乏から抜け出せない社会 というのが、現状の先に見えてきているからこれを「格差社会」と称して問題視している人が多いわけです。 これまでは、日本というのは極端に格差が小さな国でしたから、教育経済のシステムが多少いいかげんでも、みんな同じような教育を受けて教育の平等も確保できていたのですが、いったん格差がつき始めるとこれが拡大しやすいシステムであることは認識しておくべきだと思います。 今にして思えば、日本の高度成長期というのは「とにかくがんばれば、がんばっただけ報われるんだ」というイメージだったと思いますし、会社も社員の「努力」をそれなりに評価していました。成果が上がるかどうかよりも、とにかく「努力する」ことが評価されていたのです。 ですが、「努力」というのは「成果」に比べて評価しにくいものですから、自然と「成果主義」では軽視されがちです。「成果主義」というのは、「どんなにがんばっても結果がついてこなければ報われない」「努力しなくても結果が出れば報われる」というのが基本です。 社会人なら誰でもわかるのですが、「成果」というのは、「運」に左右されるところが実のところ大きいのです。努力しても運が悪ければ評価されないとなれば、努力が軽視されますし、実際、そうなってきています。自分がいろいろと努力することよりも、ライバルを蹴落としたり、そこまで行かなくても「助けない」ことで間接的に足を引っ張ったりということが、いろいろな組織内で顕在化してきました。今、欧米に相当遅れて、日本でも「行過ぎた成果主義」というものへの見直しが始まっています。 個人的には、教育の平等さえ保証されれば、その意味での「格差社会」にはならないとは思いますが、これだけいろいろ言われているのに、日本でのこの面の改善は一向に進んでいないんですよねぇ... 格差社会というのは、競争社会の負の面を称する言葉であるように思います。光には必ず影が従うもの。広い視野でゆっくりと考えてみてください。

ab2111
質問者

お礼

ご回答いただきありがとうございます。 「努力に応じて報われるから、結果として格差がつくのが格差社会」 努力しても成果が伴わなければ評価されないのが「成果主義」…。 でも、成果をあげるために手段を選ばないのではなく、プロセス=努力に対しても正当に評価することが重要だと思いました。 格差社会は現実にどこにでも存在しますが競争社会の負の面だけを差している点については同感です。

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