ちわわの謝礼は

質問

友人からチワワを譲り受ける事になりました。
一般的に謝礼はいくら位が妥当なのでしょうか？

回答No.8

isora99

こんにちは。
No.5の者です。
色々と関係機関で調べてみましたところ、やはり「違法性が高い」という回答を得ました。

まず「犬の繁殖」については・・・
二回以上、若しくは二頭以上の販売・譲渡は「業」としてみなされる、という事です。
つまり「一回きりの繁殖」で「一頭だけ産まれ」て、その「一頭を無償で譲渡」する場合は問題ないという事です。「無償」というのは言葉通りの意味です。金品・物品(飲食などの奢りも含まれますよ)の提供が一切ない、という意味です。
但し「一回きりの繁殖」であっても「多頭数産まれた場合」は「一頭を除いた残りの全ての仔犬に対しての飼養義務が、飼い主には発生する」事になります。「二頭以上の販売・譲渡」を行うには「動物取扱業」としての「登録」が必要です。
「動物取扱業」として「登録」していない場合は、一般の「飼養者の義務」として「個人レベルでの繁殖で産まれた仔犬の飼養義務が発生する事」は、法でも定められています。

「動物の愛護及び管理に関する法律」の中の「第４章 都道府県等の措置等」の第37条に「犬及びねこの繁殖制限」として、以下の記述があります。
犬又はねこの所有者は、これらの動物がみだりに繁殖してこれに適正な飼養を受ける機会を与えることが困難となるようなおそれがあると認める場合には、その繁殖を防止するため、生殖を不能にする手術その他の措置をするように努めなければならない。

これは人によって、いくらでも都合よく解釈する事が出来るでしょうが、関連機関に問い合わせたところ、簡便に言うと「趣旨としては、飼い主には産まれた仔全頭に対する飼養を与える義務が生じる事を意味し、それが不可能であるのならば繁殖を行わないように、適切な処置、若しくは注意義務がある」という事だそうです。

先に書きました「二回以上、若しくは二頭目からの販売・譲渡は業としてみなされる」という回答は、また別な機関からのからの回答です。

「動物を飼う・繁殖させる」という事は、今回の「動物愛護法」改正により、厳しく扱われています。
特に「個人繁殖家」や「無登録ブリーダー」への取り締まりや調査はかなり広範囲、かつ綿密に行われているとの事です。
また、このような「個人繁殖家」や「無登録ブリーダー」から、ペットを購入している「ペットショップ」や「インターネット業者」への取り締まり、規制も今後ますます厳しくなって行くとの事です。

特に、これまでは「御目溢し」状態にあった「一般の飼い主による交配・繁殖・販売・譲渡」に関しては、今、相当に問題視されています。
現実に、逮捕者も出ています。(無登録ブリーダー)
サイト上の掲示板などのチェックは勿論の事、一般の人達からの情報提供も多々あるとか。

質問者さんの友人宅で何頭の仔犬が産まれたのかは判りませんが、もし複数頭産まれていて、その内の一頭を譲り受けたのだとしたら、一切の謝礼をする、という事は行ってはいけません。飲食行為も「利益行為」とみなされます。
もし一頭しか産まれておらず、その一頭を譲り受けるとしても「無償」に限っては認められています。

「改正動物愛護法」が、如何に厳しいものであるかの証明としては、現実に「今まで営業していたペットショップが廃業せざるを得なくなっている事」や「ブリーダーを止めて行く人達が多く存在する事」「規模の縮小を行っているブリーダーが多数存在する事」等々の現状を見ても判ると思います。
実際、私の知人(ブリーダー)の中にも「繁殖を止めた人」や「規模を縮小している人」がいます。

そもそも「ペット用として購入した犬」で「交配・繁殖」を行う事自体が、法律以前に「ペット業界内のマナー違反」なのです。
繁殖には「繁殖用の犬」を使用しなくてはなりません。
「ペットショップ」で売られている犬達は、全て「ペット用」です。
「繁殖用の犬」は「ブリーダー」を直接通してしか購入出来ませんし、誰にでも譲るものでもありません。
「ペット用」として購入した犬同士を交配させると、ますます遺伝的・先天的な問題点を濃く受け継いだ仔犬が産まれるだけです。
人間のエゴで、これ以上「不幸な犬達」を増やしていいのでしょうか？
一所懸命、儲け度外視で「純粋な血統を残そう」と頑張っているブリーダーさん達の努力は、一体何なんでしょう？

質問者さんの質問への回答とは、かなり話が逸れているのかも知れませんが、全く関係がない事とも思えませんので、敢えて投稿させて頂きました。

動物に関する法律はたくさん存在しています。それらの法律が「ごちゃごちゅ」に絡まりあっています。実際、一般人には理解し難いものだと思います。しかし、だからと言って、ひとつの法律だけを見て、安易に判断するのは「甘い考え方」であると、今後は変わっていく事でしょう。「知らなかった」では済まなくなる時代が、少しずつではありますが、近づいて来ていますよ。

お礼

お礼が遅くなり、申し訳ありません。
またまたご丁寧に色々調べて頂き、ありがとうございます。
ホント素人なので、教えて頂いた専門的な法律は全然
知りませんでした。なかなか難しいですね。
でもそんな素人でも、はっきり言えるのは、ペットを飼って
いる・飼おうとしている人が、そのペットを家族の一員として
一生大事に可愛がっていくべきだと思います。それをしない
飼い主がいるから教えて頂いたような法律が出来たのでは
ないかと・・・。
そんな飼い主にならないよう、家族の一員として大事に飼って
いきたいと思います。