新人営業マンです。会社のことで悩んでいます

質問

中堅ベンチャー会社、入社1年目の新入社員です。
就職活動の際、自らの希望で営業を志望しました。
営業を志望した理由としては、知らない人・知らない環境に接すること、そこから受ける刺激が好きだったからです。

営業と言うと、事務所にグラフが掲げられ、接待とノルマに追われるイメージがありましたので、懸念していたのも事実です。
ですが、就職活動中「この会社はそんなことはないよ」と言われ、また就活中に合う機会があった社員さんがとても魅力的な方達でしたので、この会社で、営業でやっていこうと決めました。

入社から4ヶ月過ぎ、戦力として営業に出ることが要求され始めています。
案件探し、テレアポ獲得、初回訪問、商談。
一つ一つのステップを学びながら、戸惑ったり、嫌になったりしつつも、充実した日々を送ってきました。

ですがここへきて、ノルマについて、会社、特に社長(創業者兼社長です)から営業へ要求がどんどん厳しくなってきているようです。

まず、営業1人当たり最低月1件のノルマ(わが社の案件は1件が1000万を越します)
粗利30％以上。
そのために、全営業マン常時16件の見込み案件を確保しておくこと。

そしてついに、来週までに16件の確保ができない営業マンは、翌土曜日休日出勤し、行動分析・失敗要因の分析をした用紙を出すように、との通達が下りました(もちろん休日手当てはナシ、支社の営業マンについては2回目以降交通費も出さない)
ちなみに、ベテラン営業マンの先輩方も含めて、現時点において1件/月、見込み16件を達成できている営業マンは2～3割程度です。

このような状況に、私を含む新入社員5名が、戸惑いを隠せずにいます。

社長自身は、とても魅力的な方ですし、理想も高く、尊敬しています。
社員の力を信じているからこそ厳しいことをを要求するのだ、君達ならできない筈がない、と常日頃から言っています。
社長に対して、批判的な思いを抱きたいとは思っていません。

ですが一方で、休日は社員の権利だと思います。
それでなくとも、営業マン全員参加の研修で、月に1度は土曜日を潰されています。

仕事が終わらなくて、残業・休日出勤は仕方ないと思いますし、それはお金を頂いて仕事をしている以上、覚悟していました。
見込み16件を確保することも「仕事」であり、それができていないなら休みにも出てきなさい。

と言われれば、確かにそうなのですが…

どこか釈然としませんし、これからへの漠然とした不安が沸いてくるのを抑えることができません。

営業、という仕事はどこも大同小異なのでしょうか？
会社のことも社員の皆さんも好きですし、辞めたい訳ではないのに、今のままではどんどん心が離れていってしまいそうで、辛いです。

私は、知らない人や環境に触れることは好きですが、競争心は低い方です。
「人生の勝ち組になりなさい」と言われることにも、「稼いでナンボ」の価値観にも、激しい抵抗を覚えます。

それでも、自分の資産からNPOやユニセフに多額の寄付をしたり、社員旅行等の際にポケットマネーからお金を出してくれたりするような社長が、そしてこの会社が好きだから、ここで頑張って行きたい。
そう思ってきました。

なのに最近、こういう状況をストレスに感じる自分は、営業には向かないのではないか、むしろ社会人としてすら不適合なのではないか、と思うことが多く、会社に行くのが億劫になってきました。

「生きていくためのお金を稼ぐ手段」と割り切ろうかとも思いましたが、それをするには社員の皆さんが熱心過ぎて、いたたまれなくなります。
そんないい加減な気持ちで仕事をすることは、会社にも失礼ですよね。

長々と書いてしまいましたが、皆さんの経験から、今後どういう気持ちで仕事と向き合っていけばいいのか、等ということについてアドバイスを頂きたいと思い、投稿させて頂きました。

よろしくお願いします。

回答No.6

10thDan

まず、anemoさんの会社の給与評価、人事考課がどうなのかで、長い目でみて、これからずっとこのままやっていけるのかどうかが、変わってくると思います。
(1)ノルマ達成/未達成の違いが、そのまま給与（いわゆる歩合制）、人事考課に影響するのか？販売会社は一般的にそうです。特に個人顧客相手の歩合制の場合、「売れない営業マン」の給与は目も当てられなくなるので、社員は自然淘汰されていきます（特に家庭持ちは）。土日だがら絶対休みという公務員的発想では、この環境の場合、上手く行かないかもしれません。あとは会社側が売る為のサポート（プレゼンツール、営業戦略を立ててくれているのか、それとも純粋にローラー作戦で、売り方も自作自演なのか）があるかないかも、生き残りやすいかどうか決まってくると思います。この環境は将来的には「セールスマン」としてのノウハウが売り込みの現場で培われ、生き残れば「セールスのプロ」になるでしょう。また「人たらし」的な「何か買わせてしまう」ような持って生まれた才能があると、結果も出て楽しいでしょうね。
(2)歩合制でなく、ノルマ未達成でも給与は同じ、未達成責任も個人責任追及でなく、組織で追求していくタイプ（法人顧客相手のルートセールスはこの場合が多いです）の会社の場合です。この場合、まず商品のQCDSはどうなのか、組織としての販売戦略はあるのか（ご質問の例でいけば、商品価格1000万円の価値のエビデンス、月１件の受注、16件の見込み案件のノルマを達成できる組織的動き、その妥当性）等、営業活動する上で会社と検証していく項目も多く、将来的には営業組織管理者としての能力が付いていくと思います。

anemoさんが上記のどちらが合っているのか、やって行きたい営業スタイルなのかを一度考えてみてはいかがでしょうか？まあいずれにせよ、営業とか職種は問わず、成功或いは失敗した際、「どうして？」を考えながらやっていけば必ず「能力」は付いていくと思います。たぶんまだお若いと思うので何事も経験と思って色々頑張ってやって見て下さい。ただ、今の仕事が給与があまり良くなくて、会社の雰囲気も悪ければ（売り上げ悪いと吊るし上げ食らうとか）、転職しても良いと思いますが。ご参考まで。

お礼

人事考課にはかなりダイレクトに響くようですが、完全歩合制の給与ではありません。
ですが、成績不振の営業マンが自然淘汰されていくことは多いように感じます。他社の状況にあまり詳しくありませんので、言い切ることはできませんが…
＞営業とか職種は問わず、成功或いは失敗した際、「どうして？」を考えながらやっていけば必ず「能力」は付いていくと思います。
これは本当にその通りですよね。
肝に銘じて、何事も経験と思って、頑張ってみようと思います。
ありがとうございました。