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内部取引高、未実現損益の消去について
- 内部取引高と未実現損益の消去についての質問です。質問者は、基本的な理解ができておらず、解答を見てもイメージが湧かないと述べています。質問者は、S社とP社の関係について説明し、当期の販売高と在庫についての情報を提供しています。その後、内部取引の消去と未実現利益の消去について理解しているが、期首商品に含まれる未実現利益の実現について理解できていないと述べています。質問者は、解答で利益剰余金の仕訳が行われ、なぜ期首商品の仕訳が必要なのか、利益剰余金がどのように関連しているのか疑問に思っています。
- 質問者は内部取引高と未実現損益の消去についての質問をしています。質問者は、S社とP社の関係について説明し、当期の販売高と在庫についての情報を提供しています。その後、内部取引と未実現損益の消去については理解しているが、期首商品に含まれる未実現利益の実現について理解できていません。解答では、利益剰余金の仕訳が行われ、なぜ期首商品の仕訳が必要なのか、利益剰余金がどのように関連しているのかが説明されています。質問者はこれらの点について理解したいと述べています。
- 内部取引高と未実現損益の消去についての質問です。質問者は、S社とP社の関係について説明し、当期の販売高と在庫についての情報を提供しています。その後、内部取引と未実現損益の消去については理解しているが、期首商品に含まれる未実現利益の実現について理解できていません。質問者は解答で利益剰余金の仕訳が行われ、なぜ期首商品の仕訳が必要なのか、利益剰余金がどのように関連しているのかが説明されているが、理解できていないと述べています。
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前提として 連結財務諸表は決算期ごとに、「個別財務諸表」に基づいて作成します。 そして、個別財務諸表は仕訳帳・総勘定元帳などに基づいて作成します。 よって、連結修正仕訳は、仕訳帳・総勘定元帳に反映されません。 そのため、前期に行った連結修正仕訳のうち 当事業年度の個別財務諸表と異なる部分は、 もう一度、連結修正仕訳を切る必要があります。 ※P社がS社に付加した利益のみを抜き出して説明します。 1,「前期」の決算時の P社とS社の個別財務諸表を単純に合算します -------------------------------- 商品 1800 | 売上原価 1800 2, なので、この未実現利益分を 連結修正仕訳で 売上原価 1800 商品 1800 と切って、連結財務諸表上では相殺消去されます。 -------------------------------- 商品 0 | 売上原価 0 3, しかし、2,の修正仕訳は連結上であり、 個別財務諸表上では相殺されずに、翌事業年度に繰越になります。 また、この時、P/L項目は全て損益勘定に振替えられてから 売上原価 1800 損益 1800 貸借差額が繰越利益剰余金になりますよね。 損益 1800 繰越利益剰余金 1800 多分、「精算表を作成」する論点で出てくると思いますが。 で、繰り越された財務諸表が下記の形になります。 -------------------------------------- 商品 1800 | 繰越利益剰余金 1800 4, 次に、上記3,の期首商品は期末においては、 連結外部に販売されているため 個別財務諸表上では、売上原価に計上されますよね。 売上原価 1800 商品 1800 だから、決算時の個別財務諸表には ------------------------------------------------ 商品 1800 | 繰越利益剰余金 1800 売上原価 1800 | 商品 1800 が計上されることになります。 5,「当期」の決算時において、 前期から「個別財務諸表」上では繰越されている項目を 「前期」の連結財務諸表上と同じにするため もう一度、連結修正仕訳を切ります。 繰越利益剰余金 1800 商品 1800 6, さらに、当期に外部に販売されたことで計上された売上原価は 親会社P社が子会社S社に販売したことで付加した利益分であり 連結上消去しないといけないので 商品 1800 売上原価 1800 という連結修正仕訳を切ります。
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- touma17
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3,の補足です。 総勘定元帳の元帳のP/L勘定(売上とか売上原価とか) に会計期間に記録された金額があるはずですよね。(例) 売上 売上原価 -------------- -------------- | 4000 1000 | 決算時にこれらの勘定を「損益」勘定に全て移動させます 損益 -------------- 4000 | 1000 この移動させる手続は仕分けにより行います。 売上 4000 / 損益 4000 損益 1000 / 売上原価 1000 そして「損益」勘定の差額は 3000ですよね。 これをB/S勘定の繰越利益剰余金に振替えます 損益 3000 / 繰越利益剰余金 3000 この時繰越利益剰余金は 繰越利益剰余金 -------------- | 3000 となります。 ここは、個別財務諸表の論点の「元帳の締切」なんで、 連結財務諸表をされてるのであれば、 おそらく学習されてるはずです。 参考:http://www.geocities.co.jp/PowderRoom-Rose/9776/text/conttextb10.html#1011 4,の補足です。 先ほどの会計期間を仮に06年1月~12月とします。 当期は07年1月~12月です。 前期末の06年12月31日にあった商品は 当期首の07年1月1日にはおそらくあるはずです。 でも、当期末の07年12月31日にはどうでしょうか。 1年前の商品ですから、販売してしまってないはずです。 ですので、期首の繰越商品を売上原価に計上するため 決算整理をしますよね。(こんなの↓) 仕入/繰商 繰商/仕入 で、連結では「仕入」の代わりに「売上原価」を、 「繰商」の代わりに「商品」で考えるため 売上原価 1800 商品 1800 の仕訳が「仕入/繰商」の代わりに切られます。 5,の補足です。 「前期」の連結財務諸表(06年12月31日現在)は (1) -------------------------------- 商品 0 | 売上原価 0 でないといけません。 これで、前期の財務諸表を社会に公表してるからです。 「前期」の個別財務諸表(06年12月31日現在)は (2)-------------------------------------- 商品 1800 | 繰越利益剰余金 1800 の状態で繰越されていきます。(07年1月1日現在) 理由は3, の処理をしたためです。(前提も合わせて考えてください) そのため、当期の決算時においても (2)の状態のままです。(07年12月31日現在) でも連結上は(1)の状態で繰越されないといけなかったんです。 だから、(2)を(1)の状態にするため、修正仕訳を切ります。 繰越利益剰余金 1800 商品 1800 この仕訳を切る事で、前期の連結財務諸表が繰越されたように見えますよね。 6,の補足です。 6000千円の商品が利益率30%なので、付加された利益は1800千円です。 仮にS社が外部に8000千円で販売したとします。 すると流れは以下のようになります。 外部→4200→P社→6000→S社→8000→外部 (1800) (2000) 個別上では、 S社は8000千円で販売し、仕入が6000千円であるため 利益は(2000)です。 連結上では、 S社は8000千円で販売し、P社が4200千円で仕入ているため 利益は(2000)+(1800)=(3800)になります。 ここで個別と連結にズレが生じていますよね。 これは、P社がS社に販売したことで「付加した利益分」(1800)です。 これが、個別上は、S社の「費用」として計上されてるのです。 何処でしたかというと、3,の 売上原価 1800 商品 1800 です。 ですので、ズレの修正をするため 商品 1800 売上原価 1800 の修正仕訳を切ります。 ちなみに、「付加した利益」が「費用」として計上されてる??? と思われるかもしれませんが、 P社からみると「付加した利益」で S社からみると「費用」になります。
お礼
大変ご丁寧な補足をしていただき、ありがとうございます。 印刷して電車の中で読んだりして、やっと理解できました(おそらく。。。)。 また質問させていただくことがあるかもしれませんが、そのときはよろしくお願いいたします。
補足
大変丁寧な回答をいただき、ありがとうございます。すぐに返事を書こうと思ったのですが、、、大変恐縮ですが、回答いただいた内容の理解ができず、返事が遅くなってしまいました。 3.の「また・・・」~6.までよく理解できていません。すみません。できれば補足説明をいただけないでしょうか。よろしくお願いいたします。 なお、私の質問に間違いがありました。申し訳ございません。 <正> 期末商品に含まれる未実現利益の消去もイメージがわきます。 売上原価 2400 | 商品 2400