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ブレーカの選定方法
変圧器 3相100KVA(5台、同一仕様)と 3相 20KVA(1台)をTR上位の1つのブレーカーで 同時にONします。 この場合のブレーカー容量は、励磁突入電流に絡みもある と思いますが、どの様に選定すべきなのでしょう? ちなみに 100kVA1台分の励磁突入電流3690A 20kVA1台分の励磁突入電流860A
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低圧用でも励磁突入電流を考慮しなければ、瞬時引外し要素によってトリップしてしまいます。 一般的に大きめの定格を付けているので逃げられてるだけです。 変圧器一次側の電圧が分かりません。 変圧器定格電流= 変圧器容量÷(√3× 一次定格電圧) 励磁突入電流倍率 = 変圧器定格電流 ×√2 ×(励磁突入電流÷定格電流波高値) 瞬時引外し最小倍率が励磁突入電流倍率より大きくなるように選ぶ必要があります。 次の2条件が成り立つ定格を選んで下さい。 1.ノーヒューズ遮断器定格電流 > 変圧器定格電流×1.25 2.(ノーヒューズ遮断器定格電流×瞬時引外し最小倍率 ×√2 ) > 励磁突入電流倍率 (注) 励磁突入電流の場合は波高値で考えます、交流電流値は通常は実行値で表しますが、瞬時引外し要素は文字通り瞬時なので 正弦波のてっぺん(波高値)が引っかかると動作します、それで波高値での計算になります。 変圧器の仕様として提示してある励磁突入電流値は波高値で記載されていますので、そのまま使って下さい。 6台トータル520KVA :励磁突入電流合計 19310A ちょっと大きすぎると思います、NFBは変圧器1台ごとに分けて下さい。 保護が出来ない可能性があります。 通産や電力会社で設備使用の許可は出ないと思います。 6台分の負荷電流と励突電流を避ける瞬時要素値にすると、1台だけの過電流等の時に全体に対する過電流値が小さすぎてNFBが動作しないかもしれません。 6台一括でNFBの定格を選定していると、20KVAトランスの二次直近で短絡事故が発生しても、NFBはトリップしません。 そのまま事故の拡大につながります、損害賠償額はかなりの金額になります。焼損変圧器の撤去と処分、新規変圧器の購入と据付などです。 NFBはON/OFFの為に設置する物ではなくて保護のために設置します、ここを忘れないようにして下さい。 ノーヒューズ遮断器には、変圧器一次用として瞬時要素の特性を作ってある物がありますので、それを選ばれてはどうでしょうか。 (参考)東芝製の場合 http://www.toshiba-tips.co.jp/common/html/tsel/shadan/shadannj11.PDF 電圧を420Vと仮定すれば、100KVA1台の場合は 「NJ225FB-T」型ぐらいが妥当と思います。
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- T2FD
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低圧用のNFBなら励磁突入電流なんか考慮に入れないでしょ。