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マーガリンとバター

バターよりマーガリンの方が体に悪いのが最近わかって、みんなバターに変えてるという話を聞いたんですが、本当でしょうか?根拠が知りたいです。 私はだいぶ前、風邪引いたときに内科で 「風邪ひいた時にパンを食べる時はマーガリンを薄く塗るように。バターは動物性でマーガリンは植物性なのでマーガリンの方がいいよ。」 と聞いたのでマーガリンの方が体にいいと思っていたのですが。 知識のある方や専門家の意見をお待ちしています。

  • sick
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質問者が選んだベストアンサー

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回答No.4

既に他の方の回答と重複する箇所もありますが…。 簡単に言ってしまうと、マーガリン中に含まれている「トランス酸」が原因です。 動脈硬化等の原因となることがわかってきて、世界的に問題になっています。 トランス酸の原因は、マーガリン中の植物油脂です。 バターは乳製品であり、原料は乳脂肪。 植物油脂は含みません。 それ故、トランス酸を忌避する人がマーガリンからバターへ乗り換えているのだと思われます。 では、なぜ、植物油脂にトランス酸が含まれているのでしょうか。 天然の植物油脂にはトランス酸は殆ど含まれていません。 天然の植物油脂を人工的に加工する際に、トランス酸は生じます。 マーガリンに使用されている植物油脂は、「消費者が使用しやすいように」、また「工場で製造しやすいように」、「味が良くなるように」などの理由で、人工的な方法で食感や物性を調整されているのです。 少し専門的な話になります。 油脂の物性を調整する「人工的な方法」ですが、全てがダメだというわけではありません。 最もポピュラーな方法である「水素添加」という方法が、トランス酸産生の主な原因となっています。 #1の方が「酸化」と書いていますが、ここでは適切な表現ではありません。 厳密には「硬化」です(油脂の融点が上がり、硬くなるため)。 また、液体油が固体油になる…というのも、少し違います。 化学的な話になってしまうのですが、「油脂の分子内二重結合に水素を添加する」ということなので、別に液体から固体に変わらなくても良いわけです(さらっと聞き流しておいてください/汗)。 なぜ油脂を「硬化」しなければならないのか…。 生の油脂をそのまま使うことができる場合もありますが、ほとんどの場合は無理なんです。 「塗りやすい」「美味しい」「長期間安定している」マーガリンを作るためには、油脂の融点や風味を人工的に調整しなければならないんです。 どんな油脂をどんな風に調整し、どれくらい配合していくか…それが各メーカーのノウハウにもなります。 …というわけで、最もポピュラーな方法である「水素添加」で物性調整をされた植物油脂を大量に使用して製造されるマーガリンは、結果的に「トランス酸」をかなりの量含んでしまうことになったわけです。 少し分かりづらかったでしょうか…(汗)。 ところで、では、乳脂肪が原料となるバターにトランス酸はまったく含まれないのでしょうか…? 実は、あります。 反芻動物の乳中にはもともとトランス酸が存在しているのです。 そんなに多量ではないですけれどね。 なので、バターにもトランス酸は多少は含まれています。 「水素添加処理」された植物脂肪ほどではありませんけれど。 要は程度の問題ですね。 尚、このトランス酸の騒動ですが、大手メーカーは既に対応済みかと思われます。 具体的にどこまでトランス酸含量を下げてきたかは分かりませんが、油脂メーカーが物性調整の方法に「水素添加」以外を使用するなどの対応を行っていますので、最終製品中のトランス酸含量もある程度低減されてきていると思われます。 詳しくは各メーカーの消費者サービスに問い合わせると良いと思いますよ。 マニュアルが徹底しているはずなので、丁寧に教えてもらえると思います。 「トランス酸について教えてください」で大丈夫だと思います。 国も動き始めており、食品安全委員会の化学物質専門調査会で、つい先日、トランス酸についての話し合いが行われました。 その際、市場に出回っている300種類程度の食品についてトランス酸を分析したデータが公表されましたね。 URLを添付しておきますので、覗いてみてください。 さてさて、お医者さんのお話ですが…これは初耳でした。 植物性を勧めるということは、リノール酸やリノレン酸を勧めているということでしょうかね。 確かに以前は健康イメージのある油脂でしたから。 逆に、バターは「バター=コレステロール」で敬遠される食品でした。 だからかもしれませんね。 今は、アレルギーの観点からリノール酸の危険性を指摘するお医者さんがいます。 かつては素晴らしい健康食品のように言われていましたが、今は悪魔のような扱いです(人によっては、ですが)。 バターも、コレステロールの点から嫌っている人はまだいます。 飽和脂肪酸も心臓病を引き起こすといわれ、以前から敬遠されています。 そして、今回のトランス酸。 はっきり言って、もう、油なんて食べられないですよ…全部気にしていたら…(苦笑)。 大切なのは、適切な量とバランスです。 油脂はバランス良く食べないといけない食品です。 DHAのようなタイプの油脂と、リノール酸の様なタイプの油脂のバランスが大切になってきます(ω3とω6のバランスです)。 欧米のように過剰に摂取すれば、間違いなく弊害が生じます。 トランス酸にしても、欧米(特に米国)はもともとの摂取量が多すぎるのです。 だから規制せざるを得なくなる。 日本はもともと油脂の摂取量が少ない国ですから、欧米ほど過剰に反応する必要はないと思われます。 注意するに越したことはないんですけれどね。 業界の人間ではないのですが、トランス酸を分析する立場にありますので、とりあえず「経験者」として回答させて頂きます。

参考URL:
http://www.fsc.go.jp/senmon/kagakubusshitu/k-dai4/kagaku4-toujitusiryou.pdf
sick
質問者

お礼

とても丁寧な説明でありがとうございます。家内に相談してみます。

その他の回答 (3)

  • mouryou
  • ベストアンサー率27% (229/826)
回答No.3

 病気に関してはクローン病の原因になるとヨーロッパでは思われているようで禁止されています。 http://www7.0038.net/~ryouko/trans.htm

参考URL:
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AF%E3%83%AD%E3%83%BC%E3%83%B3%E7%97%85
sick
質問者

お礼

ありがとうございます。見させていただきました。マーガリンを使ってたのが怖くなってきました・・・。

  • yuyuyunn
  • ベストアンサー率41% (20359/48651)
回答No.2

こんにちは それでそのトランス脂肪酸の入っていないマーガリンがこちら http://www.burgarine.com/shop.html ご参考までに

sick
質問者

お礼

ありがとうございます。バーガリンなんてあるんですね。

回答No.1

マーガリンは元は植物性の液体油を酸化させて固体にしたものがマーガリンですが、その際どうしてもトランス脂肪酸が生じてしまいます。 トランス脂肪酸とはマーガリンやショートニングに含まれ、これを過剰摂取すると悪玉コレステロールが増加します。 これによって動脈硬化や心疾患のリスクがあがります。 人工ですから自然のバターの方が健康的と言えると思います。 オランダではトランス脂肪酸を含有する食品の販売が禁止になっていますし、 カナダではトランス脂肪酸の含有量の表示が義務づけられています。 あのアメリカでもいよいよ2006年1月より、食品へのトランス脂肪酸の表示義務がスタートしました。 内科の先生の話は、まだトランス脂肪酸がマーガリンに含まれていることが 知られていなかった頃のことではないでしょうか? 最後は脅しのようになってしまいましたが、こんな感じでよろしいでしょうか。

sick
質問者

お礼

ありがとうございました!参考になりました!

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