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商業簿記の問題解くのが遅いんです。

ライフ  *゚+。(σ‐σ)。+゚*(@InTheLife)の回答

回答No.2

 >会計士受験生や税理士受験生は「頭の中で瞬間仕訳」が普通なんですよね?  「いえいえ、そんな優秀な人は滅多にいないですよね」と否定したいところですが、  残念ですが、現行の会計士試験では(もはや日商簿記1級でも)、それが現状のようです。  もちろん、初めから頭の中で仕訳の組み立てが可能な人などいませんが、  それが当たり前となるべく、専門学校の簿記講師からノウハウを叩き込まれます。  私も、講師から『日商1級も会計士簿記も計算力が命・スピードが合格を決める時代』と強く諭されました。  『初心者だから無理、は言い訳。初期段階から、仕訳を頭の中で作る訓練を始めないと、上級コースに進んでからでは手遅れなんだ』と。  では、簿記の総合問題から、効率的に合格点を稼ぐためには、具体的に何をすればいいのか。  ご一読下さい。 ●問題用紙を隅から隅まで観察する    簿記の総合問題は、個々の論点の集合体で成り立っています。  その論点の内、簿記ではなく「算数で解ける問題」をピックアップしてみて下さい。    例)現金預金・有価証券・社債・退職給付・貸倒見積高の算定・外貨建・リース・デリバティブ取引  これらの問題は、まず仕訳を書かなくても解けるはずです。  また、「現金預金」「貸倒見積高」は別として、ひとつの資料を基に、解答用紙に書ける金額が、殆ど算定可能なのも、算数問題の特色です。  まず、そうした問題に目をつけ、そこを得点源のスタートにします。  間違っても、「現金預金」「貸倒見積高」など、一見とっつきやすいが、算定資料が飛び飛びな形で与えられがちな論点から、先に手を出さないことです。 ●試験に用いる下書用紙は、問題を解く時はもちろん、練習のあとの復習にも有効活用  効率重視なのは本番の試験だけでなく、日頃の復習の仕方でも同じです。  日商簿記のみならず会計士試験まで受験する場合は、より膨大な量を学習しなければなりません。  そのためには自分の得意分野・不得意分野を、自分自身で明確にし、不得意分野に力を入れた効率学習を心掛けなければ、  時間がいくらあっても追いつかないでしょう。  総合問題を解く前には、まず下書用紙を折ったり、線を引くなどして、設題別の区切りを入れておきます。  その区切りに沿って、問題別に計算過程を書くようにします。  本番で試験を解くつもりになって、手を抜かずに書いて下さい。  時間を計って問題を解いたあと、用紙を見直してみると、自分が間違えやすい部分・解くのが遅い分野が見えてくるはずです。  その問題にチェックを入れ、今度、問題を解く時は、そこを重点的に復習します。 ●日頃の練習を侮るな  通信や独学の受験生にとって、最大の不利点は「本番の緊張感に馴染めない」ことです。  受験は、本試験会場で、日頃の力を発揮してナンボの世界です。  大衆に交じって試験を受ける雰囲気を知らない分、自宅の机の上でも、緊張感を持続する心掛けは必要です。  ストップウォッチを常に横に置き、時間を意識して反復練習。  しかしながら、「速さ」だけにこだわって、「アバウトな方法」に馴れてしまうと、本番でもその癖はしっかり出るようです。  例えば、どうせ練習なんだから、と、(千円)単位で下書きを書く受験生は多いが、面倒でも(円)単位で書くように。と、私も注意を受けました。  日頃の訓練の油断が、本番で思わぬ命取りになり、後悔している受験生が少なくないようです。  また、水を差すようで大変申し訳ないですが、  問題用紙の科目の横部分に『+・・』『△・・』とメモ書きして、解答用紙に書き写す方法は、  私も一時期、試していました。しかし・・・。  “今は時代遅れの方法。その攻略で合格はありえない!”  と、私は講師から叱られました。  本試験会場では、誰でも緊張して頭がまっ白になります。  日頃、自信満々で機械的に解いていた部分ですら、???となる場合もあるようです。  本番でそうなったら、あなたは問題用紙のメモ書きだけで、対処できそうですか?  計算過程で不安を覚えた時、途中段階からの見直しが出来ますか?  私を含め、メモ書き・直写しの癖を持った受講生は、皆、“下書用紙と頭を活用しなさい!”と、講師から根性を叩き直されているところです。 ●問題文の一瞥で、科目別の集計過程が頭の中で整理できる訓練を  財務諸表を完成させる問題は、科目ごとの残高数値を拾う作業の繰り返しです。  その中でも、例えば、経過勘定項目など、よく総合問題のおしりにくっついているサービス問題は、電卓いらずで集計も出来ます。  問題ごとに、細かく数字を拾うべく勘定科目は、設問ごとの問題文の流れを見て、大体判りますよね。  総ての設問を解き終える途中段階からでも、残高集計が可能な科目には、当初から目をつけておき、  下書用紙が未完成でも、電卓を叩いて数字を集計し、解答用紙に記入していきます。  もちろん、下書用紙には、転記済と判るチェックを入れておく。  私の場合、頭の中だけで科目集計するのはまだ不安を感じる力量ですので、手がかかりそうな科目にはあらかじめ、科目別のT勘定を作っています。その際、相手科目は全て書かずに、自分で見て判る頭文字を作り、時間の短縮を図っています。 ●攻めるべき箇所、捨ててもよい箇所のメリハリが大事  ここだけは、簿記講師の指導も試験合格者の証言も同じはずです。  60分の練習問題に、60分費やして、満点を狙う練習はあまり意味がありません。  60分の練習問題に、40分費やして、合格点を確保する練習が大事なのです。  ひとつの科目の完璧にこだわると、他の科目が疎かになります。  全ての科目を安全圏にすることで、初めて土俵に上れる試験です。  また、余った時間を、どう使うのかも鍵です。  捨て問題である難解な論点に手をつけて、より高得点を狙う攻め作戦の人、  確実に取れる部分を確実に押さえているか、じっくり見直す守り作戦の人、  個人の性格や、学習進度に合わせ、選択は自由のようです。  なお、ご存知だと思いますが、日商1級も会計士試験も、偏差値順位の競争試験です。  皆が取れるところを確実に押さえることを、意識した作戦が必要です。 ●公認会計士用短答式練習問題は、論点整理に有効  これは、自分が気付いたことです。  簿記は範囲が広く、少し時間が空くと計算過程を忘れることもあります。  専門学校が発行している財務会計用短答式問題集には、  簿記の論点ごとに、受験生の不得意分野・見落としがちな論点・計算過程で道に迷わせる分岐点のエッセンスがつまっており、個々の要点の復習に便利です。  インターネットでも購入できます。自分は、日商2級の頃から、実は使っていました。 ●自分を変える勇気を持ってみる  「簿記は仕訳を切ることが大事」自分はそう信じていました。  でも、あなたと同様、それでは時間がかかり過ぎることに気付いた時、思い切って、その信念は捨てました。  最近まで独学でしたが、仕訳が反射的に浮かぶ訓練を、何度も繰り返しました。  私が今、履歴書に書ける資格は、日商簿記2級です。  しかし、個別論点から連結会計まで、今では仕訳を書かずに解けるようになっています。  その代わり、タイムテーブルやBOXやT勘定は、必要に応じて、丁寧に書く手間は惜しまないようにしています。  「性格は良いままで(初心を忘れず・謙虚な気持ちでこつこつと)  しかし、試験問題に対しては、ずる賢くなれ(熱くなりすぎず冷静沈着に・取れるところは貪欲に)」  それが、難関試験に挑む受験生に必要な心構えだそうですよ。

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